いきなりお目汚しをすみません。
僕の最近の休憩時のお食事事情なんですけど、からあげにハマってまして。
これまた半熟の卵ってのが個人的に結構ポイント高いと思ってるんですよ。
たまに黄身がほぼ固まってしまってるときもあるんですけどその辺も少し愛おしかったり。
なかなか色々な味に挑戦できずにいるのですが折角なら写真を撮りためる意味も含めで全種行ってみようと思います。
さて、本日はバイクチェックを2台!!
さっそくですがまずは、
SURLY straggler size:52
まずはあっさり、スッキリのシングルスピード。
サーリーのストラグラーのご紹介です。
まずシングルスピードが故にめちゃくちゃシンプルにスッキリとした見た目。
このフレーム過去に何度かご紹介している様に、ギア付きでももちろんいけるし、余計なパーツを必要とせずにシングルスピードにも出来ちゃう2度おいしい系のフレームの作りとなってます。
今回は悩んだけどひとまずシングルスピードで!と最初から楽を選ばない男気スタイルで。
目を惹くペイントはCOOK PAINT WORKSにて、マットのネイビーの様なグレーの様ななんとも絶妙な色に仕上げて貰いました。
ブレーキレバーは最近僕のお気に入りでもある、*VELO ORANGE* cru brake lever このレバーを。
アルミの削り出しで制作されていて、どのブレーキレバーと比べてもかなり軽量な作りとなっています。
軽量な作りとは裏腹にブレーキング時のフィーリングもさすがの精度感。これは削り出しならでは。
クランクは、 *BLUE LUG* RMC crank set こちらを。
シンプルなクランクを探していると自然とこのクランクにたどり着く。
昨今ダイレクトドライブやらがもはや主流ですがやっぱりクラシックな見た目というのはいつの時代でも輝くものです。
ここあたりでみなさんにも気づいてもらいたいところがあるのですが。
そうですね、随所に真鍮(ブラス)パーツを使ってます。
真鍮って新品の時は金のように輝いて見えるのですが、何気なく毎日使っていると錆びてきて鈍く光るようになります。
その過程が楽しめる金属なのです。茶色い錆のようなすぐに悪さをする錆ではありません。
たとえば、*BLUE LUG* downtube shift boss coverとか、本来シフターのワイヤーを受ける部分なのですが今回はシングルスピードなので使いません。
使わないからそのままにしておくのももったいないので最近、ブラック、シルバーに仲間入りをした真鍮のカバーをここで。
そして、サドルは *GILLES BERTHOUD* aspin leather saddleこれ。
レザーサドルと言えばBROOKSをイメージされる方は多いと思いますがこのサドルはレールとレザーをつなぎとめてる部分に真鍮を使っています。
レザーを育てる楽しみももちろんですが、そこに付属している小さなパーツでさえも育てる対象になってしまうのはどうしてもときめいてしまう。
自分のお尻と擦れ合う部分の真鍮部は錆びにくいですが他の部分の経年変化は進んでいく、その差が好きだったりします。
そしてヘッドセットは入荷後本当に一瞬でなくなった *PHILWOOD* 1-1/8 headsetを。
海外製品の入手困難さは今に始まったことではないですが最近特に「あるうちに。」と思うようになりました。それがしっかりとしたものであればあるほど。
さらにその上、スペーサーの部分にも控えめに真鍮スペーサーを配置。
なんどもお伝えしている様にこちらはシングルスピード仕様。
かといって今後ギア付きにすぐできる様にハブはギアード仕様をチョイス。
マッドガード(泥除け)も前後にしっかり。これで雨の日も足元ぐちゅぐちゅにならず快適、背中も汚されないし雨の日が嫌どころかむしろちょっと楽しくなってしまう魔法のパーツ。
注目して欲しいのはリム。これは*VELOCITY* blunt 35 rimのオリーブカラー。実はこれ別注色です。
なんとも言えないマットブルーにこのオリーブがこのバイクの一番のハイライトかと。
シルバーパーツやブラックパーツの使いどころ、フレームカラーやカラーリムの使い方など随所にオーナー様のセンスが光る一台。
ちょっと癖のある真鍮パーツだったりと楽しめる部分の多い一台となりました。
乗ることが楽しいももちろんですが、自分の気に入ったパーツ達の変化だったりも同時に楽しんでいただけると嬉しいですね。
ALL-CITY super professional size:55
さて、お次の2台目はこちらです。オールシティのスーパープロフェッショナル。
こちらのフレームも先のストラグラーと同様リアエンド(後ろの車輪がハマる部分)の形状が特殊で、ギア付きもシングルスピードもいけちゃう欲張りフレーム。
このバイクのオーナー様は。
この投稿をInstagramで見る
僕らの理容室、HUBの2人目の理容士、2号(ニゴー)さんのバイク!!
このバイクを選んだきっかけは「速いバイクがいい」ここからでした。
オールシティと言えばその「速い」が得意なブランドでもあります。
ただ速いだけじゃなくてしっかり拡張性だって併せ持っています。近くに自転車ギークの長岡さんという店主がいるのでオールシティを選ばれるのは必然でもあったかもしれません。
すでに成熟されているこの感じ。パーツのアッセンブルがアメリカ製の高品質なパーツが惜しげもなく使われているのはきっと店主の入れ知恵のせい。
ステムは*PAUL* boxcar stemを。憧れのステムをファーストバイクでインストール。英才教育おそるべし。
特別軽いわけではないポールのステム。けど注目すべきはやっぱりトータル的なバランス。
軽量に極振りして耐久力を損なうのではなく、ある程度軽量で最高の耐久性。
削り出し故の高精度でしっかりとした締め付け。
MTBで培ったステムに必要とされる要素を極限まで高めたこのステムは削り出しステムのベストアンサーであるような気がします。(欲しい。)
フレーム、ホイール、ときて次にバイクの雰囲気を左右するであろうクランクは*WHITE INDUSTRIES* VBC road crank setで、フロント変速有りのダブル仕様。
ここまでしっかりやりこむと既に雰囲気でまくり。今後が期待できます。
まだ続くアメリカンパーツ。
シートポストは*PAUL* tall and handsome seatpostを。めちゃくちゃ目立つパーツではないですけどこれが自分のお尻を支えていると思うとなんだか熱くなってくる。
きになるコンポーネントは「SRAM」で統一。しかもフロントダブルで。
スラムのダブルタップの操作感はやはり癖になります。
このステムキャップの下にいる変わった形をしたコラムスペーサー。
あまり見覚えがない方がほとんどかと。結構ニッチなアイテムです。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
その名も「BINGO Components」ビンゴコンポーネンツ。
彼らのインスタグラムを見て頂ければその使い方もお分かりいただけるはず。
ステムバッグを止めらるループがついているコラムスペーサーになります。
ここにループがあるおかげでステムバッグの位置を底上げすることが可能になります。
そうすることでステムバッグが膝にぶつからなくなったり、フォークコラムが短い場合ベルトループを通す隙間がなくてもこのコラムスペーサーのループを活用することができて念願のステムバッグが綺麗につけることができます。
他にもいろんな使いかたがありそうで今後が楽しみなブランドの一つ。
他にもリフレクターやらかわいいステッカーもあるので(現在在庫のご用意はありませんが。)気にしていただけると◎
最後の一台は理容室HUBの2号(ニゴー)さんのバイクチェックでした。
せっかくなので本人に長岡店主からインタビューをしてもらいました。以下Q&A
左:二ゴーさん 右:長岡店主
長岡店主:新車を得て今後したいことは?
ニゴー:キャンプライドに輪行チャレンジ。鎌倉が世界で一番場所だからそこへ。
ーーーなるほど、キャンプライドは一番近くにいる長岡さんの影響だ完全に。そして輪行チャレンジ。これはいいですね、輪行できるって手段が増えると自ずと行動距離が伸びます、行ったこともない土地、遠い土地に是非愛車と一緒に行って欲しい。そんで鎌倉が世界で一番好きな場所ってのはもっと探りをいれたくなる。なんなら一緒に鎌倉デートして欲しいです輪行のやり方もおしえますから。
長岡店主:買ってから自転車で一番遠くに行った場所は?
ニゴー:谷保天満宮
ーーー谷保天満宮とは東京都国立市にある神社です。学問の神様で有名です。
長岡店主:今現在カスタムしたい箇所は?
ニゴー:フルサイズのフレームバッグ、 PASS AND STOWのフロント、PAULのKlamper化
ーーー最高じゃん笑、全部やりましょう!お手伝いします!そんでその時は車体だけじゃなくてニゴーさん本人もバイクチェック映ってください!
フルサイズのフレームバッグは我ら縫製チームに人肌脱いで頂きましょう。フルサイズとなると自転車の雰囲気一気に変わります!!
ここからは僕が長岡店主に質問。
僕:ニゴーさんて分かりやすくどんな人
長岡店主:やさしくていい感じで変なやつ カットうまい ヒゲ濃い 身体でかい 吊りズボン
ーーー確かにめちゃくちゃわかりやすい笑
箇条書きでつらつらと出てくるこの感じいいですね、最初のやつとか語感がいい。興味しか湧かない。
身長はめちゃくちゃでかいし隣に立つと僕なんか首疲れちゃうんですけど、彼めっちゃガンプラ好きなんですよ。あとカメラも。
この投稿をInstagramで見る
僕:今後自転車を通して長岡さんはニゴーさんをどう育てたいですか?
長岡店主:自転車で出来る遊びはたくさんあるので自発的に遊びに行きたくなるような遊びのヒント教えてあげて たくさん遊んで欲しい。
ーーーその通り。自転車でする遊びってその工程全てが全部遊びに変換できるんですよね、出発の準備から道中、帰ってくるまで全てが。
どこか自転車で遊びに行ったことある方なら共感していただけると思うのですが、そのライドとかのためにタイヤ選んだり、バッグ新調したりそれが癖になってくるとどんどんエスカレートしてくけど気づいたら自分の遊びの幅が結構えげつないくらい広がってるんですよね。
そんな感じで二ゴーさんにも自転車を使う、自転車で移動する遊びをどんどん覚えていっていろんな体験をしてほしいものです。
では最後はなんだかHUBの紹介みたくなってしまいましたがシングルスピードのストラグラーと、ギアードの2号のスーパープロフェッショナルのご紹介でした〜!!
シャミセン