本日は、バイクチェックを2台いきまっす!!
ちなみに、本日の2台はどちらもシングルスピードのバイクです。
シングルスピードの魅力を挙げようと思ったら色々出て来そうですが、かいつまんで。
なんて言ったってそのダイレクト感。
俺一生懸命に自転車こいでるぞ!感。
ギア(変速)が付いていないが故のスッキリとした佇まい。
そもそもパーツ点数が少ないのでメカトラブルも少ない。
さっきの使用するパーツが少ないにも通ずるのですが、その分コストを抑えやすい。が、逆もしかりでパーツの良し悪しが体感しやすい。
自転車の持っている魅力を自分の足と体力で実感できる。ダイレクト感にも似てるかな。
とまぁ喋り始めたらキリが無いんだけど。まったくかいつまめてないけれど。
かく言う僕も初めはシングルスピードバイクでした。
選んだきっかけはさっき挙げたうちのほとんど。
スポーツ車に乗った事のなかった僕がまず惹かれたのはそのシンプルでシュっとした見た目。
この段階では使うパーツが少ないだの、ダイレクト感だのっていうのは分からなかった。
自分の生活圏内、自転車で移動しようとしている目的地までにそれらしい坂が無かった。
これくらいフワッとした理由からシングルスピードを選びました。でもこれがきっかけで自転車にとりつかれた。
次の自転車もシングルスピードを選びました。勿論見た目、スタイルの重要性は言わずもがな。
それに加えて今度はダイレクト感を求めて、そのダイレクト感をより効率よく感じれる為にパーツにもこだわりました。
当時まだ学生でアルバイトで用意できる金額なんてたかが知れていたけどそれでも生活費を削って自転車につぎ込んだ結果更に自転車にはまってしまった・・・。
何が言いたいかって、それくらいシングルスピードバイクって魅力が深い物だと思ってます。
現に弊社スタッフのほとんどの入り口がいわゆるピストバイクだったり、シングルスピードです。
そうやって乗る人に自転車の楽しさ、スポーツバイクの根本的な乗り方を教えてくれるものでもあるんだと、実は奥深い乗り物であることを踏まえて、レッツバイクチェック!!!!
SURLY steamroller size:59
まず1台目。
サイズがレベチ。組んだはいいものの、自分には跨る事も許されず背の高いスタッフに試乗してもらいました。
ここまで大きいサイズに乗れるのは本当に羨ましい限りです。
そしてこのカスタムペイントのカラー。
もちろんCOOK PAINT WORKS 製です。サイズとカラーが反則級で既にこのバイクのハイライトとなってます。
今回のこのカラーはメタリックカラー。
このカラーを選ぶのって結構難しい。普段ペイントを決める時に参考にしてもらってる色見本から想像するのは大変です、けど本場のCOOK PAINT WORKSにはメタリックカラーを集めた色見本が存在します。
今回はその中から選んでいただきました。メタリックの色見本がCOOK PAINT WORKSで実際に見れますと伝えると翌日すぐに色を決めに行ってくれました。そのワクワク感が実にたまらないんですよね。
色を選べる部分は今回全て「ブラック」で統一。
ブレーキもレバーは*DIA-COMPE* SS-6 brake leverのオールブラックで。
勿論ブレーキ本体、キャリパーも*DIA-COMPE* brs 101 road brakeのブラック。
こうなるとアジャスターのシルバーも気になってきてしまうけどグッとこらえて。
サドルを支えるシートポストは*NITTO* S65 seatpostブレーキと同じくジャパニーズブランドのNITTO製。
肝心の駆動方式は今回はフリーギアで。
と言うのもこちらのオーナー様、スポーツバイクが初めてだそう。
最初から固定ギアはさすがに、という事でスポーツバイクに慣れたら固定ギアにしましょうとお約束。(もう慣れていただけましたか?)
実はオーナー様のご友人がブルーラグに足繁く通ってくれているお客様で同じくスチームローラーを組んでくれています。
そのご紹介もあり今回スポーツバイクの門出をお手伝いさせて頂きました。
そんなご友人から使ってないパーツを流用させて貰ったり既に一緒にライドしていたりとこの先間違いなく自転車にハマる道を歩んでくれています。これからがとても楽しみです。
クランクは*BLUELUG* RMC crank set をベースにご友人が余らせていたチェーンリングをインストール。
これのお陰で調子のいいギア比を設定できました。
ペダルは*MKS* XC-III bear trap pedalのリミテッドモデル、オールブラックになります。
ご友人がこのペダルを使っていて絶賛してくれていたので今回も使わせて頂きました。オールブラックもその時選べたしね。
そうそう、よーーーーく見るとヘッドセットが。*CHRIS KING* nothreadset 1 1/8 inchここだけはどうしてもと。
すかさず横にいたご友人が「あえて逆付けしよう!」とご提案。させて頂きました。
ここはオーナー様でなくてご友人の意見を尊重させて頂きました。笑
昔からの友人という二人。こうして自転車仲間になってたまに一緒に乗ってるそうな。
そんな楽しいに決まってる時間い少しでもお手伝いが出来たと思うと冥利に尽きます。
ありがとうございました。これからもカスタムの相談待ってますね☆ミ
お次。
*MASH* STEEL size:L
お次は西海岸よりSF、サンフランシスコから「MASH」
世界中でピストバイクのムーブメントを起こした彼ら。最近ではストリートシーンだけには収まらず様々なシーンで活躍している模様。なにやら企んでるクサい。
そんな彼らの作るフレーム。盛りだくさんです。
トラックフレームなのにも関わらず、タイヤクリアランスは驚異の40C。太いタイヤを履いて悪路での走破性を手に入れれば遊べるシーンはストリートからグラベルへ変化し、細めのタイヤを履けばやっぱりMASHなピーキーな乗り味を与えてくれます。
シングルスピードのフレームなのに1台で色んな自転車の可能性、楽しさを教えてくれる一台です。
ヘッドセットはMASHの本国サイトでも付いているのをたびたび目にする*CHRIS KING* nothreadset 1 1/8 inchを。
フレームをしっかり酷使していくためにはこういう何度も付けたり外したりを繰り返したくないところはタフで確かなものを。それが結局一番長く使っていける秘訣です。
ブレーキレバーには*DIA-COMPE* SS-6 brake leverのカラー物をワンポイント。
差し色入れるつもりがドンピシャハマってしまうのはきっとフレームカラーのせいですね。
図らずもレインボーのフレークにハマってます。
サドルは*WTB* silverado race saddle BL specialを。シートポストと同じくでオールブラック。
フレームの細部に目を凝らすとこだわり抜いたディテールにやられがち。
シートステーをつなぐブリッジのロゴだって、エンドのMASHのロゴだって、これを見せられるともう虜。大体の人が我慢ならなくなりそう。
「MASH、やってくれたなー。」って声出ちゃいます。
今回のフレームに選んだタイヤは*PANARACER* gravel king SS 700c tireで、太さはクリアランスぎりぎりの38Cで。
パナレーサーのグラベルキングSSというタイヤ、いいとこどりのタイヤです。
センターのパターンはスリックめで、サイドに低いノブが敷き詰められています。
グラベルに入った時、太さと空気圧を落とせばサイドのノブが仕事をしてくれるのでグラベルをより味わえるタイヤとなってます。
アスファルトのシーンでは空気圧高めで路面との抵抗を落として、たまに行きたくなるオフロードめなところでは思い切って空気圧を落とすと接地面が増えていつもは味わえないライディングが待ってます。そんな楽しいタイヤ。
もちろんチューブレスにだって対応!!
*MKS* MASH stream pedalこうなればペダルはこれっきゃない。MKS × MASHのアレです。
そういえばやってほしかったオールブラックに、クリップを付けて恩恵を最大に受けられる蹴返し付き。
やっぱりやってくれるMASHですね。
と、まんまとMASHの魅力あてられてしまいました。
自分で紹介しながらマジで気になってしまった1台でございます。
以上2台のシングルスピードバイクのご紹介でした。
原点回帰じゃないですけど改めて紹介させてもらうと魅力が沢山詰まっているジャンルです。
踏んだ分だけ返ってくるし、ギアないから長い坂は疲れるし、走ることに必要な物しか付いてないようなそのシンプルな見た目はいつだって惹かれてしまいます。
僕もたまにはシングル乗ってやらんと!!!
では、このへんで!!
シャミセン