かばんには向こうで凍死しないようにありったけの装備を、トラックには来てくれたみんなが喜ぶようにありったけの自転車を詰め込んで参加した今年のバイクロア。

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(2012年のバイクロアにダンカンと行ったときの写真、これが僕の初めてのバイクロアだった。)

ダンカンが言ってたけど、9年経ってるんだと思うと本当に感慨深い。

ちょっとパーティなんかしにくい2020年の今の世の中で、リーガルに、そして安全に、このイベントを運営してくれた中の人には本当に頭が上がらないし、

10年近くもの歳月が経っても勢いを止める事なく進み続けて、FUNKYでPOPなサイクリスト達が毎年待ち望む確固たるイベントとしてここまでやってきた事、

心から尊敬と感謝の念を抱きます。この度は本当にお疲れ様でした。

同行してくれた弊社のフィルマーが早速イケてる動画を作ってくれました。

会場に来られなかった方も是非これで空気感を感じてください。

さて、我々はと言えば、今回は自走でスタッフ同士でキャッキャウフフしながらライドとキャンプ、

ブース出店はエントリーだけして、さて、どう参加しようかって話になりました。

今まではいろんな商材を持って、ブルーラグが来ましたよとアピールして来ましたが、

もはや今年は物販とかではなく、色んな自転車をいっぱい持って、これがブルーラグですと単刀直入に自己紹介すればいいのでは。という運びに。


最初は20台くらい余裕で運べちゃうでしょこの車!!と弊社社用車に絶対的信頼を抱いていましたが、当日ドライバー予定のダンカンからお叱りの声。

マジで一回試して下さいと言われて渋々試したのが冒頭の写真。10台がやっと。ああ、本当に試しておいて良かった。

残り10台どうしようか…。自走組は7台、トミー車で行くから2台、コンちゃんCOOKで行くから1台…。あ、揃った。

(棚作って二段にするって活用術がこの車にはあるらしいです。それやろう。そしたら多分入る。)

車種も個性もバッラバラの20台がこうして秋ヶ瀬の森に集結したわけです。






SURLY、ALLCITY、CRUST、RIVENDELL、 VELOORANGEなどなど、

個性の塊ともいえるスタッフバイクを試乗車として持ってきたので、試乗だけじゃ無く目で見て楽しんでいる方々も多かったです。

CRUSTなんかは中々試乗する機会なんてないと思うから、色んな車種を持っていって良かった。楽しんでもらえたのでは。

(シャミセンのEVASION LITEがモテモテでした。)

一日目は生憎の雨だったけど、翌日はピーカンの青空。

二日合わせて恐らく60人くらいが楽しみに来てくれました。



ひと際人気だったのはRIVENDELL、4モデルを持って行ったので、乗り比べをされる方も多かったブランド。

中でも氏名率ナンバー1は上馬店長、谷さんの、ゴリゴリに谷さんなCLEM。

「谷さんのに乗りに来ました…。」っていう言葉を5回は聞いたと思います。(ちょっと盛りました。3回くらい。)

こういった太RIVってのがこの秋ヶ瀬の森でゆるりと乗るのに持ってこいなバイクであって、

ロケーションにもアテられてご指名頂くのが多かったのかと思います。

ウエンツのJOE APPAROOSAや、コンちゃんのATRANTISも同じように、土の上で走るのが楽しかったと思います。

(借りてレース出てみたけどグラントイズムに妙に納得、急がせてくれない走り心地でまったりと周遊して順位を大きく落としました。でもそれで良い。)

会場を見回すとRIVENDELLに乗るの人もポツポツと。

素敵だなと思ったし、そうやってゆるーく楽しむのがバイクロアだよねと気持ち良くなりました。

お店に来てくれればスタッフが二つ返事で自分の自転車を貸すけど、アスファルトの上でしか試せてないのってちょっともったいないバイクなんかもあります。

こういった試みで、色んな人にその自転車のマルチな才能だったり個性に気付きを得て貰えたら、

こうして持ってきた意味って本当にめちゃくちゃあるよなーってなんだか感無量でした。

自分はブルーラグで自転車を売っているけど、お店でも外でも、自転車の色んなカルチャーと楽しみ方をお客さんにもっと知ってもらいたいから、俺は自転車屋さんなんだなと。

外に遊びに来て妙な悟りを開けたのは、ここで久しぶりに自転車で遊び切ったからだと思います。

今年のバイクロアへの携わり方、個人的に一番しっくり来たというか、お客様も楽しめて、僕らも知ってもらえる本当に良い機会になりました。

別に来年は違うやり方だってありうるけど、またいつかどこかでもう一度、このびっくり玉手箱試乗会がしたいし、見たい。

その時は新しい遊び方と楽しみ方を携えていくので、また秋ヶ瀬の地で会いましょう。

繰り返しになりますが、この度バイクロアを開催してくださったスタッフの方々、本当に有難う御座いました。

それでは。