作ったハンドルの自慢も良いけど、靴下出来ましたの報告も良いけど、
本分を弁えなきゃいけないのかも知れません。
自分は自転車店勤務の、一メカニックでしかないのだ。
色んなお客様に組まさせて頂いたバイク達、
その紹介が溜まりに溜まっていたことに焦りを感じています。
なので向こう1か月くらい自分の発信はバイクチェックだらけになっちゃうかも。
でも、見返していてどれもカッコいい。本当にいいお客さんに恵まれてるなーと改めて感謝の念がこみ上げてきます。本当に有難い。
さて、昨日の一周のブログの通り、CRUST縛りでライドに行ってきました。
天候にもメンバーにも恵まれ、実に有意義なライドだったのですが、自分のクラストに少し変化を持たせて参加しました。
絶対にしないと思っていたんですが、この度ドロップハンドルにしました。同じDREAMER乗りのお客さんの影響もあり、
あと、どう頑張ってもマウンテンバイクっぽい乗り味にはならないと悟った事もあり、正攻法な組み方でちゃんと乗ろうと思ったわけです。
何ですがどっかにクセを入れたくなっちゃう。もう病気と思っています。
そして教訓、ドロップハンドルは位置高すぎも如何なものか。
だけどドロップハンドルにしてからこのフレームが活きてきたというか、
自分に無かったツーリングバイクの感覚を教えてくれているというか、うーん…。
本当はこういう使い方が良いんだよと導かれるような感覚で付き合っています。
なのでもっといっぱい乗りたいし色んな場所に行きたい。
DREAMERにますます興味が出てきています。というかCRUST自体にも。
色々なモデルを乗り比べしたい。
とはいえこのステムはどうしても入れたい。
出来ればTITAN製のやつを入れたいけどSOLDOUT。
これのどちらか買おうと思います。
そんな中、またイカしたお手本的なDREAMERが完成したのでそちらをご紹介。
マジでめちゃくちゃカッコいいんだから。
ぶっちゃけまんまこの仕様にするのもやぶさかではないです…。フレームカラーも同じにしたい。
CRUST BIKES “DREAMER” XM SIZE
眩しく輝くイエローのフレーム。お客様と右往左往してこのカラーに行き着きました。
その右往左往の中で話に出たのがこちらのバイク。
色々探してみたものの残っている写真がオークションサイトのものだけでした…。使わせて頂きます。
年代は違えど、お客様とは好きだったカルチャーがモロ被りで、
話をしながら懐かしいっ!!ってなりました。
遠い記憶にあったこの某SUPREMEとBMWのバイク。
(ちなみに某RECONとBMWがやっていたのも黄色だったはず。僕はそっちの印象も残ってます。)
お客様のバイクだけど、個人的にはあの頃の憧れを、
パーツチョイスの段階で思いっきりこのDREAMERにぶつけさせてもらいました。
個人的にめちゃくちゃ振り切ったとしたら、
SUNRIMSにPROFILEのハブなんか入れてフルポリッシュで組みたかったとこですが、BMXでは無いので断念。
(RHYNO LITEの再販求む!!)
でもそのノリを今のパーツで表すなら、アメリカ製パーツのこの2ブランドで合わせるのが模範的回答かも知れません。
待っていてくれた人も多いであろう12㎜THRU AXLEのPHILWOODは今や、弊社のラインナップに無くてはならない存在に。
VELOCITYもディスクリムを使う機会が昔に比べて種類も使うことも本当に多くなりました。昔はDEEP-Vってリムしかなかったのに!!
あの頃の自分が、このホイールを見たら興奮して多分脳裏に焼き付いたであろうな…とか考えながら組みました。
クランクも同じくアメリカ製のWHITE INDUSTRIESを。このクランクチョイスはお客様から。
新しくなった30㎜シャフトの30シリーズは、従来のスクエアテーパーのものとは一線を画します。極太シャフトは伊達じゃない。
ガシガシ漕ぐ方や速い系バイクを組みたい方におススメです。形は少し太くなりますが、WHITE INDUSTRIES独特の美意識で細身のクロモリバイクに相性抜群。
(実はLOWみたいな極太アルミロードとかにも入れてみたい。多分カッコいいはず。)
と、フレーム以外は出来る限りポリッシュのパーツを使って土臭いワイルドさとイヤらしくない高級さの相反する同居を意識したつもりです。
用途としては日常使いを主としてお使いになる(!!)との事だったので、ラックは必要だよねといっちゃん良い奴をつけてくれましたが、
納車後久しぶりにいらしてくれて話を聞けば、もっと早く走りたいから外しちゃったとの事。あとキャンプ行きたいとも。
めっちゃ分かる!!って思ったし、このバイク多分レースっぽいパーツ付けたら普通に速い系バイクです。だしこんな風に組んでもアドベンチャー出来て日常にだって。
懐の広さとかじゃなく、なんかポテンシャルを秘めすぎなこのフレームが意地悪にも感じる今日この頃。
自分もこのバイクに対して分からない事ばかり。お客さんと一緒に探り探りカスタムを楽しんでいけそうで今後楽しみです。
そしてもう一台、
こちらもロゴからすでに楽し気なバイクです。
CRUST BIKES “LIGHTNING BOLT” S SIZE
CRUSTのラインナップの中で最も軽くてシンプルなバイク。と僕は思います。カンチブレーキなのが爽やかさを引き立てます。
実はこのバイクこう見えて載せ替え案件。まさかのPAULのロードハブからその名残を感じるはず。
とは言っても足回りとサドル以外は新調して頂きましたが。もとはMIYATAの古いロードバイクでした。
元のバイクもだいぶ綺麗で、お客様の手入れが行き届いてたので作業が捗りました。載せ替え案件の際のこうしたお気遣いが本当にありがたいです。
前述したとおりカンチブレーキのこちらのモデル。CRUSTにしてはNOTマッチョな出で立ちと僕は感じます。
極太タイヤにディスクブレーキ=CRUST BIKESと思い込んでいましたが、そんなイメージを見事ぶち壊してくれたフレームがこれでした。
ウルトラロマンスご一行が来た時に乗っていたフレームが初見でしたが、このフレーム欲しいかも…とDREAMERを持っていても思ってしまったほど。
ホイールサイズは650bのみで47bの幅がマックスクリアランスという妙なストイックさも逆にマッチョです。むむ、なんか物欲湧いてきた…。
組んでみて思ったのは、ドロップハンドルで太目なスポルティーフとして乗るのが、このフレームの持ち味を引き出せるのではと感じました。
お客様にお渡しして試走して貰った時、「見た目に反して思った以上に速い。」っていう言葉を聞いて自分の感覚と同じで安心しました。
クラストはイジリながらベストを探すパズルみたいなバイクかも…と、そんな風に思う二台でした。
そういえば今夜はLIVEの日です。
先日のライドでCRUSTを乗り回しまくってきたメンツでおしゃべりします。
観ーてねっ☆