本日は写真多めに、バイクカタログを更新。
僕もオーナー様も心待ちにしてたバイクを納車させて戴いたのでご紹介。
スペシャルな五感に訴えかける系バイクです。
*INDEPENDENT FABRICATION* club racer
もう2年前位になるのかな?cross-checkを手に入れたのをきっかけに、今ではフルサスのマウンテンバイクでコースを楽しんじゃう位どっぷり自転車にはまってしまったKさんのニューバイク。
通勤から休日ライドまで楽しんでいたcross-checkのネクストステージをご検討中にIFに惹かれたようで。
cross-checkより少しスピードを意識して、だけど通勤でも使うので多様性は忘れずに。
お気に入りのパーツ達をなるべく移し替えが出来る様に。
数あるIFのラインナップの中から、条件に当てはまるように、楽しんで貰えるように、僕と同じclub racerを勧めさせて戴きました。
ストックフレームではなく、採寸してのオーダー。
こんなご時勢ですが4ヶ月?程掛かりましたが(それでもハンドメイドにしたらめちゃ早い)待っている間も楽しそうにされていたオーナーさん。男ってやつは幾つになっても少年ですね。(何様?)
1995年創業のIFは今年で25周年。特別なヘッドバッジをオーダー。今年オーダーされた方の特権ですね。羨しい。
これとは別に純銀製のヘッドバッジもオーダーのダブルオーダー。そっちはお守りにするそうです。
それ位惚れ込んで戴けた様子。男ってやつは以下略。
IFのオーダーは採寸と幾つかのインタビュー(質問)に答える形になります。
今回はフラットバー設計でのオーダーってのがキーポイント。これが出来るのがオーダーフレームの強みでしょう。
フラットバーに慣れ親しんでるオーナーの拘りポイント。使い方が明確なオーダーって潔くてかっこいい。
IF側が提案してくれたジオメトリーに沿う様にステムは新調。
RITCHEYのクラシックシリーズは現代のスペックでルックスグッドなのでソーハッピー。
肝となるハンドルバーは*SIM WORKS* little nick stealth bar。
僕も自分のclubracerに使っていて本当に調子がいいからお揃いにしてもらいました。
31.8クランプ径のstealthバージョンのグレイアナダイズドがシルバー基調のハンドル周りをより引き立ててくれます。
*PASS AND STOW* 5rail rackは載せかえで。
物体としてかっこいいのは勿論、使い込まれて傷がついたリアルな貫禄は新品には出ない表情。
ラックが無理なく取り付け出来るのもclubracerの魅力。
PASS AND STOWのラックはダイナモの配線がインターナルなので、すっきりダイナモハブまで繋ぐことが出来ます。
今回みたいな艶っぽいバイクには配線がゴチャッとしなくて良いですよね。
取り付けた当時はまさかIFに付けるなんて、思いもしなかった*SON NABENDYNAMO* Edelux II。
まさかのオレンジがワンポイントになって結果オーライ。
カラーアルマイトのパーツって意外と冒険的に取り入れても意外とバッチリはまっちゃうケースが多いから、チャレンジして欲しいです。バイクのキャラ立ちに一役担ってくれるので。
リアハブは*PHILWOOD* 11-speed road hub。こちらも載せかえで。
一度バラしてメンテナンスしてから載せかえる訳ですが、PHILWOOD製品はこういった時にいつも感心させられます。
へたっているどころか馴染みが出て新品よりも良くなったじゃない?とか、これ開けないでそのまま組んでも良かったじゃない?って気にさせられます。
まだまだ使い込んで頂きましょう。
とにかくペイントが綺麗。ちょっと見蕩れてしまう位。
これはIF側でのお仕事。
ジオメトリーひいて、フレーム作って、ペイントまでして4ヶ月で届く納期って凄くないですか?
(勿論オーダー内容や時期にも拠るので全オーダーがそれ位の納期って事ではないのでお間違い無い様)
因みにclubrecaeのロゴにはクローバーが入るんですよ。かんわいい。
*KENT ERIKSEN* titanium seatpostもジオメトリーに沿う様に新調。
20mmセットバックのシートポストって探すと意外と無いんですよね。
軽くて、チタン特有のカラーが魅力的なこのポスト。最近リストックしたんで気になって方は是非だし、気になってない方も気にして欲しい。
「バナナシートみたいだからこれにします」って決めて貰った*SELLE ITALIA* milano flite bonnie saddle。
名作FLITEをベースにちょっと硬めな本家に座り心地をプラス。見た目もユニークなのでこんなコミューターバイクにも似合います。
IFオーナーの特権、王冠付きDKGクランプ。何度だって話題に出したい。別売して欲しいけどフレームを手に入れた人へのプレゼントって考えると別売りして欲しくない。
アウターケーブルは僕のわがままで日泉ケーブルさんに作って貰ったネイビーを。
こんなスペシャルなバイクにご指名で使って貰えるなんて感激!
(超余談ですけどシートステイに片腕のケーブルハンガーって萌えません?僕だけ?)
こうゆう遊び心って大切ですよね。
最近つくづく思うけどバイクってその人らしさが出てこそかっこいいなーって思うわけですよ。
分身までは言い過ぎだけど、バイクを見たら何となくその人の人となりが伺えるバイク。そんなんがかっこいいかなって。
だからこうゆう遊び心は大切。
コンポーネントがDEOREって所もこのバイクの見所。
さっきの話じゃないけど、「らしさ」が出る大事なポイント。
決して上位グレードが全員にとっての正解じゃないと思いますし、そのバイクの使い方や付き合い方で選ぶのが正解のはず。
だからオーダーフレームだからって気負ったグレードじゃなくたって良いと思います。
最高のフレームに、使い切れる自分にあったアッセンブルが最高なはずなんで。
砂利道や林道にも休みの日は走りに行っちゃう方なので、タイヤは幡ヶ谷店ではチュウヤンさんと僕の中でプチブームな「GRAVEL KING SS」
セミスリックパターンは舗装路でも転がりが軽く、サイドのセミノブが未舗装路でも◎。
タイヤパターンがアクセントになってバイクの奥行きを深めてくれます。
以後お見知り置きを。
不思議なもんで自分以外のIFを触ると既に持ってるのにおかわりオーダーしたくなっちゃうから危ない。。。
700cの軽快さは650Bの僕のバイクとは同じ車種でも全く乗り味が違うのでまさにオーナーさんの専用機。シンクロ率高め。
これぞオーダーバイクの醍醐味。
そんな素敵なバイクの組み立てを担当できて嬉しい限り。
本当にありがとうございました。
そうだ!
コロさんが納車の様子を動画にしてくれたので是非見てください。
やっぱり納車はアガるよな〜。