こんばんは金子です。
東京の街も平常運行になりつつあり、街に活気が戻って来ています。
6月に入ってから出社が始まったなんて方も多いのでは。日々修理などのご相談を受けながらちらほら耳にしています。
それにしても相変わらず幡ヶ谷店のピットは有難い事に大忙し。
前述した修理が多いのはもちろん、悪くも良くも生活が少し変化したこのタイミングで、新しい自転車をご入用の方々もいらっしゃいます。
で、もう一つ僕は気になるお客様方が居ます。
「元々自転車を持っているけど、これを機に久しぶりに乗ろう。」という方達。
状態や場合によっては自転車の新調をオススメしますが、時折レアな車体や、磨けば光る原石をお持ちの方も少なくない。
この方もずーっと乗っていなかったものを、最低限乗れるようにと持ってきてくれました。
この時変えなければいけなかった所はタイヤとチェーンとサドルとグリップ。
ただ乗れるようにしても面白くないから、色を入れてみては?という提案にノってくれたおかげで、
ちょっとほかじゃ見ないカラーコーディネートのバイクに変身しました。
こちらのお客様は、少しでも日常使いに向くようなバイクにしたいと持ってきてくれました。
ドロップハンドルは気に入っているけど、それゆえに積載にゆとりが持てないというジレンマも。
アフター。さっきもそうだけどタイヤを変えるのってだいぶ雰囲気変って気持ちいいですよね。
変速機とブレーキレバーを変える事で、既存のハンドルのままでラックを付ける事が出来ました。チョイスしてくれたレバーが渋い。
こんな風に今までの形を残しつつ、用途に応じて必要な物を付けていくってのも。
そして個人的に結構ぐっときた最近のナイスカスタム例をご紹介。
ケルビムの伝統的なスポルティーフが不意にピットイン。
この形で5年乗られていたけれど、少しづつ芽生えてきたアウトドアへの興味をこのバイクにも反映できないかというご相談でした。
こちらの方もドロップハンドルでしたが、これを機に大幅にイメージチェンジ。
アフター。ガラッと変化してフラットバーに。
ドロップハンドルで乗るよりも少しリラックスした姿勢で乗れるようになったと喜んでくれました。
最近触る機会が多かったPASS AND STOWのラックは軽量なので、こういったライトなツアラーに付けても良いフィーリングに。
ほど良く細身なので見た目にもスマートだったのが印象良かったです。
お客様が密かに念願だった様子のSWIFTのバッグ。「このバイクに付けても良いかな…?」と気になさっていましたが凄くお似合いだと思います。
日本のハンドメイドバイクにアメリカのハンドメイドバッグが付いてるってこと自体が素敵。
バスケットはVOILESTRAPで。後ろのバッグに合わせて色は渋めに。
なんだかアメリカのバイクショップの、日本の自転車大好きなスタッフが乗ってそう。
チューヤン君が撮ってくれた写真の雰囲気も抜群で、書き終えながら見惚れています。
そう、あなたが持っている自転車ももしかしたら原石かもしれません。
もしよかったら僕らに磨かせてください。
それでは。