みなさん、あのCHRIS KINGが主催する、「OPNEN HOUSE」ってご存知ですか。
僕的翻訳ですが、CHRIS KING主催で普段僕たちが使う製品の作られる過程や自社の工場の様子が見られたり(基本CHRISKINGは全て自社で行う!!!)
そして同じく「MADE IN USA」の各ローカルビルダーがCHRISKINGの製品を使いバイクを持ち寄るハンドメイドバイシクルショーも開催されていたようです。
これが今年のOPEN HOUSEの様子。
ニューカラーのハブや、ヘッドセットが使われたハンドメイドバイクがアップされているので興味のある方はご覧になってみて下さい。
ちなみにこちらがOPEN HOUSEに出店されたバイクが紹介されているTHE Radavist のブログです。
(パート1) (パート2)
そんな、今回のニューカラーは2色。
と言っても一つはレギュラーのラインナップで、もうひとつは限定生産の限定色。
それが、この2色。見覚えあります??ある方は多分、欲しくても手に入れなれなかった系の方だと思います。
「バイオレット」と「マットバーボン」の2色です。
バイオレットのほうが通常のカラーで復活??でマットバーボンは限定色になります。
もちろん、先行予約受付中です。
情報の早い方なんかからはすでにいくつかオーダーを頂いてます。手に入れられなかった系の人たちはお見逃しのない様に!!
(おまけで、シャミセンがこのOPEN HOUSEで気になったバイクをちょこっと紹介させてください。※写真はTHE Radavistから拝借。)
うへぇ、どれもかっこええわぁ。。。ごちそうさまでした。
だいぶ本気の前置きになりましたが、ここからが本題です。バイクカタログの更新です。
前述でだいぶ「ハンドメイドバイク」に触れてきましたが、今回のバイクチェックの対象はその「ハンドメイドバイク」になります。
BLUELUGでもいくつかハンドメイドバイクを扱わせてもらっていますが、その中から今回はGEEKHOUSEになります。
以前のブログで少し触れさせてもらったこのGEEKHOUSEですがありがたい事に、残すところ mint green のMサイズ一本となりました。
今現在はオーダーストップしてしまっているこのメーカー。以後手に入らないかもしれない、となると一気に物欲がそそられるものです。
人がやっていることもあり時に、憧れていたハンドメイドバイクがオーダーストップになちゃったり、レジェンドビルダーが亡くなってしまう、とかハンドメイドだと起こりうる事です。まだまだ若い僕ですら知ってるビルダーがやめちゃった話を何個も聞いてます。まぁだからこそハンドメイドならではの魅力があったりするものですけどね。
それでは、そんなGEEKHOUSEからmudvilleのご紹介です。
GEEKHOUSE mudville size:S(51)
今回僕が担当させて頂いたのは、ハンドメイドバイクのGEEKHOUSEです。
先にも述べた通り今ではオーダーストップしてしまっているので事実上あるもので最後。という事になります。
アメリカはボストンを拠点に活動していたこのGEEKHOUSE、ビルダーはダウンヒルを畑に持つだけあってそこでの経験が多くのフレームに落とし込まれています。
このmudvilleというモデルの規格は、前後12mmスルーアクスルを採用、フラットマウントのディスクブレーキ。フォークはもちろんENVE。
今回タイヤは700×40cを入れています。それ以上入れるのはちょっと厳しいかな。
どんなバイクでもそうなんですが、やっぱりハンドメイドバイクとなると背筋正されます。
いつもと違う緊張感に包まれて正直疲弊するんだけどなぜかかなり心地いいといいますか。いい意味で楽しませてもらいました。
いつもが120%ならこの瞬間だけ200%になっちゃう感じ。前後の記憶あんまないくらい(割と本当に)
なので、いつも以上にじっくりと紹介させて下さいね☆
ハンドルは*SIM WORKS* smog cutter barで幅の広いドロップハンドルはmudvilleのようなCXフレームには相性抜群。
見た目ももちろんなんだけど、使った感じの相性がもう◎
ステムと、シートポストはTHOMSONで合わせています。
*THOMSON* elite x4 stemと*THOMSON* elite seatpost
ステムはフォークのコラムに対して直角な0°の長さは100mmを。シートポストはセットバックしていないものを。
ヘッドセットは主張がなさすぎてわかりにくいけど*PHILWOOD* 1.5 tapered headsetで44mmヘッドチューブにさらに剛性を高めるかのごとくphilwoodを。
一切のロゴがないヘッドセットにほれぼれしてしまう。
きになるコンポーネントはSRAMで全統一。
もちろんブレーキは油圧式で極上のタッチと制動力を。フラットマウントとなると佇まいが綺麗ですよね。
ちなみにフラットマウントはアダプターを使用せずにそのまま使うとディスクローター径は140mmになります。ディスクロードなどでは一般的ですね。
小さい事かもしれないけれど、このGEEKHOUSE mudvilleにはリアが純正でパラゴンマシンワークスのアクスルが付いてきます。
付いてなかったらわざわざ選んで買ってしまいそうなものが最初からついている感じはなんだかお得な感じ。
もちろんギアは1×11スピード。
フロントは42T、リアは11-42Tで。SRMAのブラケットレバーって油圧でもそこまで大きくないから握りやすくて、ダブルタップの操作感なんかも癖になる。
タイヤはIRCより、BOKENの700×40cをチョイス。
これでクリアランスいっぱいいっぱい。もちろんチューブレス仕様になります。
チューブレスっていうのもあるかもしれないですが、このタイヤ太さ以上にだいぶ転がる印象です。
ぜひグラベルはいってその性能を確かめてほしいです。
バーテープなんかもまったく畑違いのMASHだったり、サドルをあえてホワイトを選んでもらったり、つけてみると「コレだ」感がすごかったり。
今回もハンドメイドバイクの魅力存分にあてられました。心地よかったです。
自転車としてはすこしハードルの高い世界ではあるけど、一度味わうとなかなか忘れられない魅力を秘めていたり。
どんなものにも不思議な力を放つ物ってあると思うんです、時計にしろジュエリーに車に。いつかはアレが欲しいってやつね。
人によって違うとは思うけど、僕は自転車だと「ハンドメイドバイク」ってのが、作り手のわかる温度を感じるそのバイクが今の所最上級だと感じています。
もしかしたらこの先コレを超える物があるかもしれないからまだまだこの沼に浸かります。
以上、僕なりの自転車の最上級のご紹介でした。
シャミセン