みんな夏の子供してますか⁇企んでますか⁇
この曲爆音リピートで海に出掛けたい。海が見たいんじゃない。海が似合う君を見たい。
俺と自転車とひと夏のアバンチュール。真夜中汗だくのゴールスプリントを君と。
こんにちは金子です。要するに暑さでどうにかなっちまいそうです。
おまっとさん、前回紹介できなかったCRUSTを紹介しに馳せ参じました。
締め切った部屋で冷房消してキンキンに冷えた麦茶かビールを用意して見て下さい。
見終わった後は各々のクールダウン方法をとって下さい。理由は特に無いです。
そんくらい暑苦しいバイクですよって前振り。行きます。
CRUST BIKES “EVERSION” M Size
意外にも、このバイクが初めて触った初CRUST。このブランドを取り扱いし始めてから1年くらいたったのか。
その間にお触り出来る巡り合わせがなかったという単なるタイミングもあるけど、
もしかしたらCRUST も自分も、なんとなくバイブスが似た者同士だったので牽制しあっていたようにも思えます。super natural.
金子「触ったら絶対欲しくなる。」
CRUST「触られたら好き勝手組まれる。」
的なね。
ご依頼主の程よいおまかせスタンスあって手前の趣味色が色濃く出てますが、これでも一緒に頭パンクさせながら作り上げたバイクです。
若いブランド故に、お客さんも僕もどうやって組めば良いのか検討も付かず、悶絶していたのを写真見ながら思い出しました。
ぱっと見破天荒でどんな組み方しても良いように思えるクラストのフレームだけど、自分としては手掛ける一発目でダダ滑りしたくなかったし、
いざ組み上がってコレジャナイ…ってなっちゃうバイクをお客様に提供するのがとても怖かったから、結構2人で海外のクラストのバイクをネットの海で漁っていたと思います。
見ていると、これまでに組まれた多くの車体には何となくの伝統や確固たるスタイルがある事にぼんやり気がつきました。
関わって来たライダーや作り手のマットの経験から来るものが、フレームの形や組み方を知るうちに腑に落ちるものがあって、まずはその道筋をなぞって組もう、という事に決めました。
んで、今回のバイクの道筋になってくれた人がこの人、ブルーラグ内はもちろん国内にもファンが多い、
「自転車で行く素敵な旅」が具現化された男「ULTRA ROMANCE」。
彼を知るきっかけになったこのバイクが2人とも頭のどこかに残っていて、今見ても超絶カッコ良かった。
スタイルって流行り廃りあるけど、不思議なものでずっと残っているものもある。直感的にになるけどこのバイクってそれな気がする。
パーツチョイスってちょっとしたコスプレ感覚もあると思います。彼が付けてるパーツを付けたらなんだかその人になれる感覚っていうか。
コピーっぽくなっちゃうのは悔しいから、今の気分とか所有者のノリとかを散りばめて。
ここは完全に僕チョイスです。SRAMの新しいMTBコンポーネント、12速だし、最大丁数は50t(!!)
こんなにギア要らなくない?って思うかも。ていうかマウンテンバイクでこんな軽いギア必要なの⁇と思うくらい。
でも意外なところで大活躍するって気が付きました。
頑丈でヘビーな自転車で、荷物を積んで、悪路の登り坂を走らなきゃいけない…なんて事はやっぱり日常ではないけど、そう行った乗り方や旅にだって行きたくなるかも知れない。
そんな時に絶対に助かるコンポだなと。充分すぎるギアの軽さは、先人達が経験して来た旅の経験が活かされてる。計算してみたら24×36のフロントトリプルのギア比とほぼ一緒でした。
フロントシングルのバイクでそれが得れるという事。良いとこ取り過ぎる。
ブレーキに関しては前の投稿でも言っててクドイけどコレが本当に信頼できる。
恐らく40年以上前から変わらない構造形のこのブレーキレバーでだって、急ブレーキかけてジャックナイフしちゃうくらいの制動性があるのだから。
ディスクキャリパーで色遊び出来るのってこのブレーキぐらいだし、それがまたバイクに良いアクセントをつけてくれるという事にも気づいてしまった。
それを踏まえてさらっとトランスファー。
CLUST BIKES “Dreamer” S size
と思ったらその他のアクセサリーの色が多くてPAULのパーツが目立たない!!
PAULのカラーパーツを出来る限りいっぱい付ける。しかも大好きな紫で。それを念頭に、コンちゃんにお願いしたリクエストは、
「普通のイケてるシルバー」
普通なんだけどそれが本当に良かった。カラーパーツが本当に映える。
知らず知らずに多分自分に枷ているのかなと思うどこかに古いパーツを入れるという行為、今回はブレーキレバー。
色んなバイクを渡り歩いたと思うけど、やっと収まるべきところに収まったなと満足しています。ゆっくりしいや。
シルバーのパーツ達の様子がなんだか違和感…と思っている人、正解です。大体アルミ以外です。ステンレスかチタンにしてみました。ちなみにハンドルも。
使ってみないと分からない。全部新感覚過ぎて毎日の通勤が楽しい。
特にクランクが本当に凄い。軽いっていうのが、硬いっていうのがこんなに進みに影響するんだと毎日神経張ってフィーリングを吸収しています。
超簡単にだけど、軽いっていうのは回す時のスムースさに、硬いっていうのは踏み込んだ時の力に影響するように感じる。
単純に超丈夫だから、色々なバイクに使いまわしたって多分孫の代か、それ以上まで使えるはず。
(この動画が超絶笑えたし、あ、絶対大丈夫だわって確信したテスト動画。体張りすぎだしそのクランクどうすんのってくらいめちゃくちゃやられてるので是非観て。)
SWIFTのバッグじゃなくて見てほしいのはホイール。STAN’Sのリムはまさかのカーボン製。実ははじめてのカーボンホイール。
衝撃的発言するけど、イメージしているより全然軽くない。どっちかといえばVELOCITYで組んだホイールの方が全然軽い。
とはいうものの、頑丈さを加味して考えると軽い。アルミのリムで振れないホイールを組もうってなったら、リムの重量はカーボンのそれより全然重くなってしまう。
2年前の動画でブランドも違うけど、この動画がなんとなくわかった気がします。こんな風に乗ったらアルミのリムなんてひとたまりもない。
実際こんな風な乗り方やこんな扱いはしないけど、強度を知るにはよく分かる動画。
自分の知らない新たな強度や剛性感を知りたいなと思って、
その強度が僕らの携わる乗り方のバイクにどうフィットするかな?と思って組んだバイクでもあります。
パッションだけのタイダイおじさんですが、何気にそのパッションが時に自分を勉強へと導いてくれます。
ちょっと特殊で、馴染みのない素材のパーツご紹介もありましたが、少しでも気になった方いたら是非幡ヶ谷店へ。
自分のCRUSTで良かったら是非乗ってみて下さい。
DREAMER、今はXSサイズが在庫あります。
それと…、
カラーパーツの選択肢が増えます…。
それでは。