昨日は平成最期の忘年会。例年通りの泥酔は今年でストップ。昨晩の思い出がたくさん残っています。記憶があるって良いですね。
今年も一年あっという間でした。来年の年号はなにになるのか。全世界が平和であってくれて、身の回りも平和な年になって欲しいです。
年内最後のバイクチェックします。今年中に紹介できて良かった…。行きます。
ずーーっと紹介しなきゃって思ってたこちらのバイクから。
REW10works RR29(52cm)
横顔ハンサム過ぎ。
平成最後の荒馬が幡ヶ谷店から満を持して野に放たれました。このバイクをお客様の為に手掛けられた事、今年の嬉しかった事の結構上位にランクインしています。
店頭完成車で手掛けたフラットバーの仕様とは打って変わり、今回は正統派のロードバイクとして組み立てさせて頂きました。
レーススペックなシマノの上位機種のアルテグラは細身のクロモリフレームにも違和感なく、このバイクの要所をしっかりと守ってくれています。
あと変速の心地が本当に気持ち良い。
足元はDT SWISSのハブ。PHILWOODのようなズバ抜けた煌びやかさ堅牢性は無いですが、軽量さとコストに関しては優っています。
レース機材感漂わすシンプルで素っ気無い見た目が良い時もあります。バランスのとれた好きなハブのうちの一つ。
ハブでレース機材感を出したからリムは少し洒落っ気欲しくてH+SONのARCH TYPE。このリムも僕らのお店では指名率高めですが、
ホール数にラインナップがあるおかげで様々なホイールが組めるのが強み。32ホールで強度が必要なエブリデー仕様から、20ホールで宙に浮きそうな軽量ホイールまで。今回は軽さを取らさせて頂きました。
ドロップハンドルで、アルミリムで、シルバーのパーツを使って組まれたクロモリロードバイク。
誰も嫌いな訳無いですよね。正統派な格好良さがあります。
装飾美は言わずもがなですが、乗ってだってびっくりする事が多い性能美もちゃんとあるバイクだとも思います。
今まで触れてきた、乗ってきたクロモリロードバイクとは一味違うっていうのはちょっと乗っただけでも感じれるはずです。
「変にカーボンフォークとか入れないで、このままでずっと乗りたいな。必要無いし崩したくない。」ってオーナーさんも仰ってました。納車して色々な場所を色々な場面で乗って出たその答えは間違いないはず。
毎度大切に乗ってくれて、感想を下さって有難い限りです。
続いてはこのバイク。中々レア度高いです。
VELO ORANGE POLYVALENT (51cm)
あの形、あの色でこのパーツ探してんだけどな…。あった。やってくれたな!!でお馴染みのパーツブランド”VELO ORANGE”
パーツと同じく痒い所に手が届くフレームをいくつかリリースしています。
その中の一台、結構トラディショナルなランドナースタイルのこちらをご紹介。
1インチスレッドにフェンダー、キャリアのマウントが付いているのはもちろん、ボトルケージマウントも3つ、おまけにセンタースタンド台座までついてるフルコース仕様。唯一、あの頃なかったものが付いているとしたら、
そう、ディスクブレーキ仕様になっているという点。おまけに、同ブランドはありそうでなかったシルバーのディスク用ハブまで作ってくれています。しかもそこそこリーズナブルに。
ディスクブレーキが与えてくれる恩恵は制動性能だけじゃなく、実は多様性の可能性(硬い韻)ももたらしてくれます。
このバイクに、ホイールサイズは〜専用という言葉はありません。26インチの2.3インチまでも履けます。
26インチサイズで世界一周の旅に出かける事だってできます。(26インチタイヤは万国共通であるそうです。)
今回は世界一周は行かないので650bでフェンダー、ポーターラックで東京一周仕様でご納車させてもらいました。
SURLYやRIVENDELLには無い独特の雰囲気を持ったフレームです。
最後は十八番的このバイクで締めくくります。
LOW BICYCLES MKII ROAD (49cm)
最近オーダーしたフレームには必ずANDREWのサインが入っています。納車前のクリーニングでいつもヒヤヒヤする部分。
今回は、お店に在庫が無かったお色を納期を戴いてオーダーした珠玉の一台。なので仕様もお選びいただきました。
ワイヤー類は全て内蔵式になっています。
細かーいところですが、今回使用したアウター、インナーケーブルは全て日泉ケーブルという日本の老舗ケーブルブランドの物を使用しました。
ブレーキタッチ、変速性能が格段に向上したのには驚きました。ケーブル一つでここまで変わるのかと、整備側の人間としても乗り手としても変化の大きさを感じた部分です。
いぶし銀なチョイスのクランク。スギノ製のダイレクトクランクもオーナーさんたっての希望で、アメリカンなバイクに良いアクセントになっています。
Low8
それ以外のコンポーネントは全てDURAACE。レースなどにもご興味がお在りのお客様のパーツチョイスは、時に勉強になります。
登りを楽しくという理由から少し大きめのリアスプロケットに合わせてロングゲージのディレイラーを。
「このバイクが集大成。もう欲しがらない。」とオーナーさんは仰ってました。ホイールからもその意気込み伺い知れます。
とは言うものの、また欲しくなっちゃうのが男ってモンなんですよね。でも、本当にこのバイクも長ーく乗って欲しいと思っています。
いつ見ても無条件にカッコいい。序盤で紹介したREW10とはまた違う格好良さがありますね。
こんなところで今日はここまで。
そういえば、
野ザルだった自分を一端のBLUE LUGスタッフにしてくれた男まっちゃんのお店が3周年を迎えました。
土曜日に記念のお品物が限定販売される様子。マジックも一緒に持ってってサインももらって握手もしよう!!