こんにちは金子です。
まずこれ、なんだか分かりますか?
そう、スポークって言われる、手組みホイールには欠かせない部品。の切った余りです。
僕らはコレを切って、ハブ、リムの様々なサイズに合うようにその都度、丁度良い長さにしてホイール組をしているわけですが、
計算した長さが長過ぎて切り直していた時ふと思ったんです。
大体10mm切ったんだよな。前後輪合わせて56本(スポーク本数少ないホイール組んでた。)切るから、
これ分幾らかの軽量化になるのか…。なんて。
長さ310mm、太さ2mmのスポーク一本の重さが大体8グラム。
さっきの10mmくらいのスポーク片が56本分なので560mm分の重さが減っている…。合ってるよね⁇
ということは8÷31=0.25806452。コレが10mmスポーク片の重さ。
それが56本あるから、56×0.25806452=14.4516129。
ざっくり14グラムの軽量化になってる!14グラム…。
1円玉14枚分でしょ、コーヒー一杯に丁度良い豆の量でしょ、なんかの鳥の雛の出生体重…。(google調べ)
例えと重さ、そんなパッとしないですが、モノとしてはコレキタ的な黄金の組み合わせ。
要するにカッコよくて、ある理由で14グラム軽くなっているホイールが出来たのでお知らせ。
ダンカン選手のブログもそうですが、この時期になるとシクロクロスレースの準備をされるお客様が増えてきます。
誰しもが速く走りたい、表彰台に立ちたい、気持ちよく完走したい、楽しみたいと、色々な気持ちでお越し下さるこの季節。
シーズン中1番お客様に質問されるパーツはタイヤ。理由は変えやすいからが大きな理由だけど、
タイヤも千差万別。走ってみると変えた感じが結構分かりやすいんです。こっちの方がモチモチしてて気持ちいいとか、前のは泥の上滑ったけど今度は滑らない!とか。
乗って違いが分かるのって嬉しいし楽しいんです。クセになって毎月違うタイヤ試したりなんて人もいます。
DT SWISS× H PLUS SON the hydra disc wheel
で、今回はもう一歩ステップアップして、ホイールも変えちゃいましょうって話です。
全てにおいてパフォーマンス良過ぎなH+SON、ディスクブレーキ専用リムがあります。
その名も”THE HYDRA”
このリムは隠れた名作だと思います。軽さ、精度、剛性、全て丁度良い。むしろ値段よりも高スペックなんじゃないと不安になるくらい良いリムだと、ホイール組するたび感じます。
そしてしっかりチューブレスにも対応。中にチューブが入っていないというだけで受けれる恩恵はデカイです。
ハブはDTSWISSの350シリーズ。ディスクブレーキ専用ハブは勿論、取付方式はセンターロックなので、
ローター(円盤)の歪みも軽減、あとはフローティング系のローター(ブレーキパッドが触れる部分と取付部分が異素材になっている物、熱伝導しにくく、ブレーキの効きが悪くなりにくい。あと少しの軽量化。)の140mmサイズが多くのブランドでリリースされていますが、センターロック対応のものがほとんど。痒いところに手が届くようになっています。
写真には135mmクイック仕様になっていますが、アダプターが付属して、
フロントは100mm幅で15mmスルーアクスル、リアは142mm幅で12mmスルーアクスルのアダプターが付属します。
All cityならmacho、nature boyシリーズ始め、cosmic stallionやspace horse discが装着可能。
surlyならstrugglerやdisc truckerもOK。NEWフレームのmid night specialにも対応してるから汎用性高いんです。
(ちなみにカンパニョーロのディスクコンポもセンターロック対応なので、DTSWISSで別売カンパニョーロボディに入れ替えてコンポーネントをフルで揃える事も可能です。めちゃカッコ良さそう…。)
ちなみ前出したある理由はこの写真の中に隠されています。
ホイールの組み方を実は2crossと言って、交差数を従来より一つ減らして組みました。強度は保たれるよう、ダブルバテッドのスポークを使用して軽さと強度を共存させました。同じ組み方でレース出てくれている常連さんの熱い走りを見てる限り、心配はないです。
その結果必要となるスポークの長さが約10mmずつ減り、14グラムの軽量化になった訳です。
ここまで書いたけど、実は僕全然軽量化とかあまり気にしない系だったはずなんだけど、結構そういうの好きかもです。新発見。
チューブレス、ディスクブレーキ、スルーアクスルと、最新の規格やテクノロジーはやっぱり良い。
けどこういうのもやっぱり好き。
アラヤです。CXフレームです。お客様のお持ち込みフレームで、通勤バイクにしたいという要望と、それ以外は好きにやってくれて良いって言われたので、好きにさせてもらいました。僕が思うレーシングOFFバイク
恐らく90年代のフレーム。約30年前。こんな前から僕達が熱狂するシクロクロスレーサーがあったのかと思うと胸が熱くなります。
買われた時に元々付いていたパーツたちを上手く使って、かつ消耗品は最新の物に。
お持ち込みパーツがクセありありでめちゃくちゃ好みでした。クランクは持ち込み、チェーンリングはSRAMの現行品でこちらで用意したもの。
20年越しのドッキングなのにしっくりきてて笑いました。
なぜこの仕様になったんだろう…。今改めて見ても見当がつかないのですが、なんだかカッコいい。
トマソン的な要素が昔のフレームには稀に見受けられますね。
(二つとも変速機のワイヤーなのですが、ダウンチューブだと泥詰まりするからトップチューブへ、かつ後ろ向きなのも泥詰まり防止のためか?そうかも。)
少し背伸びしたエブリデーバイクには欠かせないダイナモライトとハブ。
この位置にライトを持ってきたのは僕の趣味です。意外と邪魔になりません。
これからの時期は寒くなってきて荷物に上着が増えると思います。
意外と大容量のサドルバッグにポイっとしちゃえば万事解決。
SWIFT INDUSTRIESのバッグを装着すると急に垢抜けるというか、ハッピーバイブスがジュンジュンに滲み出てきますね。
Palomaは本当に万能で丁度良いサイズなのでシリアスレーサーに合わせてもオススメです。
ちなみに試走してみたら、普通に速いバイクでした。レース出れます。ちょっと借りたい。
シクロクロス繋がり時系列が両極端な情報を一つにまとめた所為で、落とし所が見当たらない。困った。
単純に最近カッコいいと思ったものを二つお伝えしました。
それでは!