こんにちは。金子です。
今日のアテクシはバイクチェック当番。ロードバイク縛りでお送りしようと思います。
実は、見た目によらずロードバイクの形が大好きです。700Cで細いタイヤ、ドロップハンドルでキャリパーブレーキ。
スポーツバイクの代名詞とも言えるでしょう。
そもそもロードバイクってなんぞや⁇
自分は毎日当たり前のように言っているけど、そういえば調べてみた事ないなーと改めて調べてみた。
「舗装路にて高速走行をする為の自転車。」とある。なるほど。ツッコミ辛過ぎる簡潔完璧な説明。
スピードに特化した、それ以外は何も要らんという自転車。戦うためのマシン。
それが純粋なロードバイクな訳だ。
でも待てよ、じゃあ僕たちがご紹介しているバイク達は厳密に言うとロードバイクじゃ無いのか。
だって通勤でだって使いたいし、友人とだってツーリングしたいし、買い物にだって行きたいし…。なんだったらこの前俺組んでたREW10のバイクもフラットバーでラックとか付けちゃったし…。
もしかして俺が言ってるロードバイクって間違ってる…⁇とビクビクしつつも、このブログを書きながら答えを見つけていこうかなと思います。
1発目はこちら。
最近またまたテキサスオースティンより再入荷しました。
TOMII CYCLES CANVAS 52cm
お客様のご要望にお応えした最速お散歩バイクがこちらになります。
以前は超レーシーな某イタリアンバイクに乗っていたとのことでしたが、街中で毎日乗るのはちょっとな…っていうご相談を頂きこちらをご紹介させて貰いました。
このバイクの特筆すべき点の一つ、それはこのバイク専用設計のリアラック。オススメしたポイントの一つにもなりました。
ロードバイクだから積載が…ってご相談あります。じゃあバイクにつけれるバッグをと充てがうと、今度はバッグがタイヤに擦ってしまったり…。
そんな悩みをこんなにスマートに解決してくれるフレームは多分これ以外ないでしょう。
コンポーネントは僕らのお店だとあまり馴染みのないカンパニョーロ。ポテンザという新たなグレードの一式で揃えました。
時たま触れて思うのはデザイン性の美しさと、その流線形にある握り易さや操作性。
自分のバイクはシマノばっかり使ってしまいますが、触る度に欲しくなるし、
しかも自転車屋だからってスーパーレコードって言う最高グレード欲しくなって、値段見て足踏みするって言うルーティーンを5年くらい繰り返しています。
しかも今年のは新しくなって12速になるんですね…。この5年間のにピリオドを打つ時が来たかもしれません。でもつけるバイクないな…どうしよう。
脱線。
どこかヨーロピアンな感じ、が出るにはどうしたらと思ったら、古いロードバイクのような、シルバーパーツ、シルバーホイール揃えが答えでした。
サドル、バーテープも本革で使うほどに風合いが出るものを。
どうしても現行のパーツを使うと「今」っぽくなってしまうのは仕方ないことなのですが、今モノパーツで、色、素材、形の組み合わせで出来るだけ抗ってみたりすると楽しいですよ。思わぬ、「あの頃感」が出たりします。
エブリデーロードバイクの最高峰が出来上がりました。
お次はこちら。
どこのフレーム⁇
ONE BY ESU JFF501 50cm
もはや元の車両がなんなのか分からないかも知れませんが、東京の老舗自転車メーカーサンエスのオリジナルロードフレームを、
COOK paint worksにて中々スパイス多めの下味をつけて貰い、幡ヶ谷店でかなりの強火で調理しました。
ほぼ載せ替えのこのバイクは、付いているパーツ達から真面目さが伺えますが、
乗り手のお客様の良い意味での「不マジメさ」が、トラディショナルな「ロードバイク」の形から飛び出していて、在庫フレームではないけれど紹介せずにはいられませんでした。
急に不マジメ(笑)こんなパキパキなロードバイクですら、すごくポップでおふざけ満載に出来るアイテムが揃っている僕らのお店も相当不マジメ。
ファッションで言うとこの「ハズシのセンス」が自転車界だとこういったものなのかも知れません。
大トリはもちろんこのバイク。
お店在庫フレームの中でも1番のレーサーなヤツ。
LOW BICYCLES MKII ROAD 49cm
この極太ダウンチューブに支えられた乗り手は、漕ぐことをやめられなくなると言う噂のフレーム。
幡ヶ谷店常連様の元に巣立って行きました。
ご自身で揃えられたSRAMのコンポーネントはむかしのREDや今のFORCEやが入り乱れているけれど、それがカッコいい。
パーツチョイスは、メッチャメチャ国内外の情報をディグしまくりの彼ならではなイケイケな組み合わせ。
その彼と最近ハマっているのはDTSWISS談義。リーズナブルで痒いところに手が届くモノ作ってくれちゃってるから、あーでもこーでも話すとキリがないけど楽しくて、黄金比的な組み合わせをこの前二人で発見しました。絶対組もう。あのホイール。
トータルバランスが綺麗に整ったバイクに仕上がりました。
そしてロードバイクとは何たるや。結局答えは見つからず。
でもどっかで天邪鬼な遊び心入ってた方が、乗ってる人も見ている人も楽しめるんじゃない?と言う事。
結局ロードバイクじゃなくてもやり過ぎなくらいやってんじゃんと突っ込まれそうだけど、
シリアスな車種にこそこういった遊び心を忘れたくはないですねって強引にまとめさせて頂きます。
(大好きなマークカベンディッシュのバイク、これ見て俺はトラディショナルなロードバイクがより好きになった。)
そしてアメリカの不マジメなレーサー達からの納品も…。
乞うご期待です。
それでは。