それは1月の事だったかな?海外はカナダから1通のメールを受け取った所からはじまりました。もらったメールには、、、4月に日本に行って東京から九州まで自転車旅行をするからその時に乗る自転車を探していてブルーラグで組んでくれるかい?的なメールでした。そこから何度もメールでやり取りしながら完成した自転車がこちら。
「SURLY CROSS CHECK」が二台。
僕らのウェブサイトをよくチェックしてくれていて、数あるカスタムバイクの中からダンカンが組んだクロスチェックが見本となり組んだ一台、そしてクロスチェックの完成車ベースにちょいちょいカスタムを施した一台。どちらも「COOK PAINT WORK」でカスタムペイントを施した自転車です。
前後に純正ラックをつけて「これからガッツリ旅に出ます!」ってツラ構え。男前だと思います。これから旅に出てどんどん汚れて、傷がついて、使い込まれて、この自転車は「男前度」が上がっていくはず。 そして嬉しいサプライズとして、彼らが持っていたフロントラックに取り付けるバッグが「ILE」(仕込みではなく彼らが持ってきたバッグ)カナダでもエリックのバッグは支持されていると思うとなんだか嬉しい限り。サーリーのラックにシンデレラフィットです!
改めて考えてみると、、、、、「ウェブで自転車買う」ってすごくハードルが高く感じちゃうわけで、、、(僕の個人的な意見)。ましてや行った事のない国の自転車屋に問い合わせて、事前にそこで自転車を買って、その土地を自転車で回るってよく考えたらすごい事なんじゃないかと。彼らの行動力には感服します。(都市はもちろん、その街、その国のサイズ、スケールを体感するにはやはり「歩く」もしくは「自転車」がもっとも有効だと思います。電車、地下鉄に乗って、いざ改札を出たら、地上に出たら自分が今いったい何処にいるのか分からない!なんて事を経験した事がある人もいるかと思います。僕は海外に行くとそういった感覚になる事があります。)そう考えると原始的とはいえ自転車の旅って最高だと思うわけです。彼らのように「海外で自転車旅行」だとハードル高いけど、国内でも「その街」のスケールを体感するには自転車は有効な道具だと思います。東京に限ってお話しすると栄えているエリアが点在するのでそこを移動する手段で言えば自転車は最強です。新生活を東京で始める方に早く馴染むきっかけを自転車はもたらしてくれると思います。自分の自転車行動パターンでいいますと、ブルーラグをスタートして、新宿から右回りに原宿ー渋谷ー代官山ー中目黒ー代々木上原ー下北沢なんてエリアを1日でササッと回れます、、、話がそれたので元に戻しますと、、、彼らの旅はこれからどんどん「濃い」ものになっていくと思いますが、「その前段階」でお手伝い出来て光栄です。彼ら自身もメールのやり取りのみで自転車を組む事に不安だったと思うのですが、いざ自分の自転車と対面して笑顔を見せてくれた時はこっちもホッとしました。間違いなくこの旅は彼らにとって忘れられない旅になると確信してます。言葉も分からない国を旅するってすごく不安だと思うので、もし道中の彼らを見かけたら是非声を掛けてみて下さい!その事を彼らに話したら「声をかけてもらえたらすげーうれしい!」って言っていたので是非よろしくお願いします。彼らはだいたいテント泊らしいです。(笑)最後にこの旅を祝福するように桜が満開な中、彼らの旅は今日スタートしました。
(残念ながら彼らのインスタはプライベート設定だったので下の写真の彼らをみかけたら声を掛けてみてくださいな)