今日の上馬日記ですー。
今日は最近組ませていただいた、お客様のSURLY CROSSxCHECKをご紹介しますー。
名機SURLYクロスチェック、万能でどんな姿にも組むことができて、持ち主のどんな要望用途にも答えてくれるという、本当になんでもできるバイク。超汎用毎日自転車。
組み方は2通りあります。
①SURLYが用意してくれたメーカー完成車(シングルorギアード)をベースにする。
②フレームからパーツ一つ一つ選んで組む。
リーズナブルにすぐ乗り始められるのは前者、個性を出して自分にぴったりに仕上げられるのは後者、今回は後者、フレームをベースにオーナーに合わせてパーツを選びました。バイクチェックします。
今回は、要所要所はオーナーのご希望を、細かなパーツの選択やバイクの輪郭はオマカセいただきました。
オマカセは燃えます。そのプレッシャーにより担当メカニックが意地になるのである意味おすすめです。
オマカセといっても乗る人の用途や希望から反れてしまっては意味がないので、完成車ベースのときより多くの会話やコミニュケーションをとって、オーナーが求めていたバイクを想像しながらパーツを決めていきます。
ハンドルは*NITTO* b352 all rounder bar。このハンドルは、その見た目から結構コンフォートなイメージを持たれがちですが、きちんと長めのステムでポジションをつくってあげるとちゃんと長い時間長い距離走れる”ツーリングハンドル”です。
ステムが短いと背筋が伸びてお尻果汁、お尻荷重のプロムナードな印象与えがちですが、持つところの多さと振動吸収性の良さ、見た目よりちゃんと走れるハンドルです。
シフターはWレバー、これはオーナーのご希望。
ダウンチューブに変則レバーを仕込めばハンドル周りはスッキリ。トラックバイクの様にハンドル交換も容易です。変則の所作は手間ですが、もともとシングルのバイクに乗っていたオーナーなら安心なのでこのレバーを採用しました。
ペダルはMKS MTlite。通勤という用途では両踏みで履く靴を選ばないペダルがおすすめです。定番シルバンツーリングよりマウンテンバイクなギザギザなニュアンス。そのニュアンスはRITCHEYのグリップとリンク!っていうのは伝わり辛いですね。
サドルは唯一最後まで迷ってしまいました。。
なので納車当日に最終決定する段取りで、*SELLE SAN MARCO* rollsにしました。
このサドルに合わせて
随所に真鍮製のパーツを仕込んでみました。これはこちらの提案なので、気に入ってもらえるかのドキドキポイントでもあります。
細かなところクローズアップして書いてみましたが、要するに持ち主さんの使い方にいかにピッタンコであるか、乗り始めて快適であるかをオーナーとたくさんお話しして組んだバイクです。
世界に一台だけど乗りにくい、では意味がないので、ちゃんと便利を感じてたくさん乗ってもらえるバイクになる様に思いを巡らせながら組み立てます。
気に入ってもらえるだろうか?もし不便があったらカスタムしましょう!もっと良くします!
新しく自転車欲しい方、僕らにお手伝いさせてくださーい!見積もり、ご相談は無料です!