今日の上馬日記は上馬的バイクチェックワンツーしまーす
バイクチェックワンツーとは、最近納車させてもらったナイスバイク達を写真に残して
黙示録「BLUE LUG COMPLETE BIKE CATALOG」を完成させるべく続く壮大なドキュメンタリー。
お客様が組んでくれたナイスバイク、ナイスカスタムがこの教本の1ページ1ページになり、積み重なり、大河長江の流れは清く、突き抜ける青空、襟立てポロシャツ、そしてバイクカスタムの聖典へと昇華していくのです。
何を書いているかわからなくなったのでバイクチェック行きまーす
まずはオースティンより届く美しきハンドメイドフレームtomii cycles。
こちらのオーナーはなんと女性。
念願の、自分のためだけに手作りされたハンドメイドフレーム。
本当の意味でこの世に一台も同じのなんか無いやつです。
美しいフィレット溶接に特徴的なアジサイカラーのペイント、以前の自転車が重いと感じていたオーナーの要望もあって軽量でしなやかに走るバイクになりました。
永く付き合うので良いものをと選んだchris kingのヘッドやハブは、アルテグラのコンポーネントに合わせて、ピューター(グレーアルマイト)でコーディネート。
コンポとTIMEのペダルは、自転車大好きな彼氏さんとお揃いなので、何かあった時部品の互換がある、という自転車カップルお手本な裏技アッセンブル。スペアパーツが共通なのは賢いなー
こういう素敵なバイクが増えたらその街ごと変わる気がします。本気で。
続いてもハンドメイドのスペシャルバイク。日本が誇るREW10 WORKS。
独特な細身のチュービングとジオメトリー。
美しいフィレット溶接と真鍮ヘッドバッジの色味は日本刀のような佇まい。
リアブレーキのワイヤーやインターナル、特徴的なモノステー。。ここの写真だけじゃ伝えきれないので画像クリックしてバイクカタログで是非じっくり見て下さいね。
ペイントはCOOK PAINT WORKS本気のスペシャルカスタム。
アスファルトグレーにピンクとターコイズ、オーナーが所属するチームのオリジナルジャージがカラーソースです。
奇跡的にCHRIS KINGの今年の限定カラーはターコイズ。
入荷前から抑え、velocityのA23リムに合わせてスペシャルホイール組みをしました。
ERIKSENのチタンシートポストのヤグラ、salsaのクイックでピンクを差してチームカラー完成です。
オーナーは洋服好きのお洒落な人なので、あえてサドルやバーテープ等他のパーツはモノトーンにしてみましたー
ハンドメイドフレーム、最初のバイクにしては確かにハードルは高いです。
でもいつかはきっと、そう憧れられるバイク達です。そして一生もののフレームにいつか乗って欲しいなーと思います。
お次はBLUE LUGのご指名No.1フレームCROSS CHECK。
変幻自在の万能フレームを、この度はシルバーパーツにこだわってネオレトロにアッセンブル。
スギノの美しいクランク、日東のシートポスト。。
クラシカルなパーツだけで固めずにハンドル周りはオーバーサイズ。SIM WORKSのミザルーバーにTHOMSONの組み合わせ。
レザーサドルにレザーバーテープをオマージュしたかのようなWTBとリザードスキン。あえてのリブモも良いなー
変速は105のSTIで手元で快適に、ブレーキはPAULで高強度で調整も楽ちん。使い切る箇所はそれに応えるパーツチョイスで見た目だけのバイクになっていません。この混ぜ具合が流石です。
ゆくゆくはバイクパッキングやキャリアを付けても格好いい予感がします。
そしてSURLYの原点にして名作シングルマウンテン1×1。
センスの良いオーナーさんのご要望で内装ハブで多段ギアにアッセンブル。
今回は内装8段ですが、見た目はシングル同様スッキリです。
そしてこのバイクのもう一つの目玉は超超極太のセミスリックタイヤ。
VELOCITYの極太リムのDUALLYに。スリック系最太のMAXXISフックワームを合わせるとこうなる。
空気圧を上げればグルングルン転がるし、低圧にしてしまえばボヨンボヨンのバルーンバイクに変身出来ます。
ちなみに良い感じのフレームカラーは実はSURLY純正。
当店で納車させて頂くSURLYのほとんどはCOOK PAINT WORKSにて塗ってもらうことが多いけれど、このピンクは塗らないでそのまま、という方が何人かいらっしゃいました。やるなSURLY。
そして今回のオオトリはAFFINITYのmetropolitan。
このバイクを見てピンときた人いますでしょうか?
オーナーは有名なあの某バイクをオマージュして組み付けを決意。各所細かなところまでこだわりつつ、現代版にアップデートして組みました。
ハブは最高のトラックハブPHILWOOD。オーナー調べで前後色が変えて組んであることを知りました。しかもスポークニップルまで色がテレコになっているんです。うーん流石です。
一部今現行で手に入らないものがありましたが、モチーフの印象を崩さない範囲でアップデートしてパーツを選びました。ギア比はお住まいのエリアに合わせた物にして、ブレーキ等乗り易い仕様にしています。
あとはステッカーチューンしたら完成でしょうか!
今回もドワワワっと書いてみましたが、気になるバイクはありましたか?
自転車は本当に10人10色、その人の分身だなーと本気で思います。
特にこれから自転車を初めて組む人に見て欲しいなー、バイクカタログ。
自転車に乗り始めて毎日がブワッと変わっちゃった、というのを是非味わって欲しいです。
過去のバイクチェックもこちらからどうぞー
→→→http://bluelug.com/contents/complete_bike/