こんばんわ谷です。
だいぶ時間が経ってしまったけど、先日日本に来ていたオーストラリアのハンドメイドフレームビルダー「KUMO CYCLES」。
来日、ご来店のストーリーはこちら→感謝!KUMO CYCLES来訪
実は後日談があって、来店してくれた時は自転車無しで来てくれていたのですが、「自転車見せにまた来るよ!」と言ってくれていました。
確かにあのバイク見たかったのですが、スケジュールもタイトだろうし、なんか悪いな〜というのもありました。
でも、本当に見せに乗ってきてくれました。。超ナイスガイ。。!
そしてくまなくバイクチェック。チューヤンに写真も撮ってもらっていたので改めてご紹介します。
パッと見た時、格好良さ、美しさ、美意識の高いバイクだなと思いました。
その次にシングル、650B、S&S分割、ディテールに目がいきました。
削り出しのステムキャップ、
バーエンド。レザー部分もハンドメイドのオリジナルである事を本人に教えてもらいました。
日本が好きだから、日本の言葉を使う、と言っていました。(彼の作るバイクには「カラス」など日本名の付く物が多い)
ここからは自分の感想、憶測で、ビルダーに聞けなかったイマジンですが、これは「旅バイク」だもなあ〜、と思いました。
いわゆるツーリングバイク等の旅を感じさせる旅バイクじゃなくて、実際に旅に実用する事を考えに考え抜いた、旅バイク。海外にバイクをもって飛び回った「経験」からデザインされているのではないかな?と思いました。
S&Sカプラー、フレームが半分に分割出来るのでこのパーツ自体が「旅」を感じさせるけど、リアブレーキのワイヤー、前後シフトワイヤー計3本を毎回分割するのって実際ややこしいです。
国内や近場の旅だったら、前輪を外すだけの「輪行」の方が楽だったりします。
だからシングルなのかな?と思いました。トラブルも少ないし。
センタープルブレーキも、ワンタッチで解除出来るし、
650Bというホイールも、かさばらない為の工夫なのかな?
自転車で旅をするんじゃ無くて、旅先で乗る自転車、という感じ。
妄想は続きますが
長く出たシートポストや
長めのステム設定もフレーム自体を小さくして、運ぶ時の容積を小さくしているんじゃ無いかなーと思いました。
WHITEINDUSTRIESのDOUBLE DOUBLEクランクも、旅先の環境に合わせてギヤ比を変えられるしな〜
見た目が美しいだけじゃなく、使う為のギミックが満載である、と言う所にグっと来ました。
そしてなにより、口約束を守ってわざわざ再来店してくれる超ナイスガイ、嬉しかったです。
REW10のブレンディさん、リックハンター、GEEKHOUSEのマーティ、611のアーロン、SOULSRAFT ショーン、、、よく考えたら会って話した事のある人は、みんなバイクと同じくらい人間が超素敵なヒトばかりだな、と今思いました。
作るバイクも魅力的だけど、作るその人も魅力的。フレームビルダーっていう不思議な人種、と思いました。