あのMASH JAPAN PREMIERE、西新宿での40分間と、
そして生でMASHクルーに触れ合えたことの影響が強すぎて、
割と勢いでCINELLIのMASH WORKを組んでしまいました。
連日のブログでも上がっておりましたが、僕も多くの部品を流用し載せ替えで組みました。
それまで乗っていたのは、FAIRWEARTHER trackです。
まだまだ乗る予定だったのですが、どうしてもこのタイミングでMASHに乗りたいと、思い切って組んでみました。
やるなら今しかねぇ!って感じです。
乗せ変える前のFAIRWEARTHER trackです。
色はマッハシルバー、細めのパイプのためか、軽量で、とてもしなやかな乗り味。
余計なダボ穴などはなく、とてもシンプルで気持ちの良いフレームです。
今回載せ替えで流用するパーツは、
まずは前後のホイール。
Phil woodのtrack hubとリムはVelocity A23のシルバーです。
もちろんスポークとニップルも高品質なPhilwoodのものです。
BLUE LUGで組むホイールは基本的にすべてPhilwoodのスポークとニップルが使われます。
Philwoodのハブはノーメンテですが購入時からまったく変わらない回転を保っています。
少し高価ですが、中途半端なものを使うよりも長い目で見れば時間もお金も無駄にしません。
何よりも製品としての完成度にテンションが上がりますね。
ちなみにBLUE LUGであなたにとって最高のホイールを組むことができます。
http://bluelug.com/contents/wheel/
シートとシートポスト。
シートポストは同じ27.2mmが使えるので使います。
シートはSelle San MarcoのZoncolan。
ブラック系のパーツを使ったストリートっぽいカチっとした印象のバイクにも、
シルバー系のパーツを使った雰囲気のあるバイクにもマッチする懐の深いデザインだと思います。
つい最近買ったのですが、1日乗ったらすぐに慣れました。
*SELLE SAN MARCO* zoncolan urban saddle
https://store.bluelug.com/selle-san-marco-zoncolan-urban-saddle-smooth-leather.html
そしてクランク、チェーンリング、ペダル。
クランクはおなじみのSRAM OMNIUM。MASHクルーのバイクを見るとSUGINO 75をつけてるのをよく見ますが、
気に入ってるし予算の関係もあるのでMASH WORKでも引き続き使います。
ヘッドセット、ステムはコラム径が1インチから1 1/8インチに変わるのでパーツを買い換える必要が有ります。
ハンドルバーは流用して使うこともできるのですが、新しく使いたいものがあるので買い換えます。
FAIRWEARTHER trackはタイヤサイズ700c x 28cまでいけます。
無駄のない、極めてシンプルなフレーム。
1インチスレッドのフォークコラムで、MASH WORKよりも、より純粋なトラックフレームといった印象です。
シンプルに走りが楽しめるいいバイクです。好きなカラーにも塗れます。
FAIRWEARTHER track
https://store.bluelug.com/fairweather-track-frame-11518.html
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MASH WORKを組みます。
シングルギアのピストなので載せ替え作業自体は非常にシンプルです。
しかしながら、新しいフレームを組む際にはきちんとした下処理が重要になります。
快適な状態で長く乗っていくための秘訣です。
まずはヘッドチューブのフェーシング。
ヘッドセットが入る部分、表面の余計な塗装を削り、平行を出します。
BBシェルも同様にフェーシングし、タッピングします。
タッピングは溶接の熱などによりわずかに変形したねじを修正したり、
ねじ山に付着した塗料をクリーニングするためにやるそうです。
これをやることによってBBがスムーズに入るのを実感します。
これらの下処理は地味ですが、最初にやっておくとよりしっかりと精度がでるため、
ヘッドの圧入やBBの挿入もとてもスムーズで気持ち良く、かつしっかりと組むことができます。
オンラインストアでフレームをご購入された場合でも、
別途作業料をいただきますが作業させていただくことができますので、
備考欄にてお申し付けくださいね。
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そして完成したのがこちらです。
サイズはSサイズですが、ちゃんとトップチューブがホリゾンタルです。
前後ホイールはそのままに、せっかくなので35cまで入るフレームフォークのクリアランスを生かし、
32cのFAIRWEATHERのCXタイヤを履かせました。あまり細いタイヤよりも少し太めのタイヤの方がハマるフレームだと思います。
それまで使っていたGATORSKIN 28Cより太くなった分、クッション性がよくなり側溝の蓋などを渡る時でも安心感があります。また、ブロックタイヤ独特の音も走っていて気持ちよいです。
フォークコラムが1-1/8インチなのでヘッドセットを新調。
ステムは昔使っていたTHOMSON elite x2をつけました。
そしてミーハーな僕はTHOMSONのワイドなチタンバーを購入。同じTHOMSONステムとの相性は最高です。
値段はかなり高いけど、せっかくなので自転車くらい好きなものを使って組みたいです。
Vブレーキは初めて使います。
キャリパーブレーキやディスクブレーキと比べてもガチッと止まるのでけっこう驚きでした。
とくにフロントは制動力が強いので、しっかりしたリムのホイールやヘッドセットもCHRIS KINGなどのしっかりとしたものを使った方が安心して乗れそうです。
また、リアブレーキのケーブルはトップチューブ内部を通るのでとてもすっきりとした印象です。
シート、シートポストは流用。
シートクランプは付属のものがありますが、
せっかくなのでここもTHOMOSNにしてみました。
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今回の載せ替えでかかったパーツの費用をざっくりまとめると、
ヘッドセット … ¥19,000
ハンドルバー … ¥30,000
タイヤ … ¥4,000 * 2
チューブ … ¥600 * 2
Fブレーキ … ¥2,800
Rブレーキ … ¥6,000
ブレーキレバー … ¥1,100 * 2
シートクランプ … ¥3,900
合計が税別で73,100円。
バーを特別高いものにしてしまったので、
ここも載せ替えで流用したりお手頃なものに差し替えればは4万円代でおさまります。
さらにタイヤとチューブ、シートクランプも変えなれければ追加で3万ジャストの計算です。
すでにお使いのヘッドセットがCHRIS KINGなどのいいもので、使いまわしができたらもっとお手軽に組めるかも。
憧れのCINELLI、憧れのMASH、パーツ構成も妥協がないもので
この価格感で済むのも載せ替えならではです。
台数も限られているし、サイズによっては早めに売れていくものもありそうなので、
買うかどうかを悩むんじゃなくて、まずは買って、どうやって支払うかを悩んだ方がいいかも。
(と、自分に言い聞かせました。。)
MASHの映像、MASHの来日を機にこのMASH WORKや、PARALLAX、HISTGRAM、その他のトラックバイク、トラックフレームを考えている方はぜひ参考にしていただけら幸いです!
こちらのPARALLAXへの載せ替えの記事もご覧ください。
https://store.bluelug.com/feature/new-frame.html