nbです。
先週末の土日は全日本シクロクロス選手権に出場のため宮城県は菅生に行ってきました。
まさかこの歳になって全日本選手権に出場するなんて思いもしなかった。
人生分からないものですな。
レースの結果は散々なものでしたが、今までのレースで味わったことのないくらいの良い経験をする事ができました。
現地へはレース前日の土曜日入り。
東北道をビュンっと走ってだいたい4時間くらい。
思ったより近いね。
会場に着いたら早速試走。
コースはスポーツランドSUGOのモトクロスコースを使ったものでとにかく超ダイナミック。
日本の普通のレースでは味わえない本場ヨーロッパの様なコースデザインは衝撃的なまでに走っていて楽しい。
単純な速さだけではなくライン取りに走り方、経験だったり、判断力、ピットワークなどとにかく頭をフルに使わないとうまく走ることの出来ないのが面白すぎる。
全ての力が備わっていないと勝てない日本で一番速い男を決めるに相応しいコースでした。
試走ではしゃぎ過ぎないようにとはと思ったけど楽しすぎて無理でした笑
試走して全員が口にしていたのは菅生の泥のしつこさ。
もうこれは本当に曲者でうまく処理しないとまともに走れません。
ちょっと走るだけでこの通り。
めちゃくちゃ粘度の高い粘土質の泥はすぐにフォークやBB付近にタイヤに絡み付いてホイールがロックして進まなくなります。
昨年の菅生の話を聞いていましたが完全になめてました。
こんな特殊な泥は今まで経験がないけど、乗れない場所は押しでは泥を拾うのでバイクは担ぐの一択、乗れるところは乗るけど早めに判断してランでいく作戦にしました。
担ぎ中には出来るだけほじって泥を落としながら笑
試走を終えて、受付と監督会議などを済ませてこの日は終了。
晩飯はレースに備え仙台名物牛タンを!
遠征の楽しみは地元の美味しいものを食べるにつきますね。
めちゃうまかった!
そしてレース当日。
エリートレースは12時40分スタート。
スタートはポイントなんて一切無いので最後尾。
スタート前は緊張するけどこんな大舞台を走れるワクワクさが勝ってました。
そしていよいよスタート。
泥+登りでのスタートなのでペダルキャッチに苦戦しましたが焦らず前へ。
前日の夜から朝にかけての雪でかなりコースコンディションが変わっていて乗れていた所もほぼ乗れない状態になり無理せず担ぎに。
ランは得意な方なので結構ジャンプアップ。
登りを越えてウォッシュボードに。
プッシュプルで走るこのゾーンはホント気持ち良くて楽しい!
おお、意外と泥たまってないぞ。いけるか!なんて思ってたらコースの一番奥で溜まりにたまって前輪ロック。
これレース中です。笑
特に奥は松の枝みたいなのが沢山落ちててこれが泥に絡みついて厄介でした。
ほじくって泥落として再スタート。
その後も出来るだけ前へ前へと行きましたが残念ながら2周回で足切りでレースを降ろされてしまいました。
結果は33位と数字的には今まで出たC1エリートレースでは一番良いけど僅か2周回でもっともっと走っていたかったので悔しかった。
でもたった2周回だけだったけど今までにないくらい濃密なレースは本当に楽しかった。
また来年も全日本選手権に挑戦できるのなら挑戦したいぜ!
人生何があるかわからないしこんな面白い経験が出来るなんて不思議なもんだ。
シクロクロスに限らずいろんなものに新たにチャレンジしたいなーなんて思いました。
始めるのに遅いということはない!
HOLLA!