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WHAT`S  UP?!

軍曹だ。

今日は日本男児なら一度は食しているだろう、真の漢の補給食、「どら焼き」をフューチャーしようと思う。

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うそです。

金子です。

先週、4日間のお休みを頂き、地元に帰省しておりました。

その旅の事について今日は書きます。

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今日の題名は強がりでもカッコ付けでもないです。

27歳にもなって、一人旅がこんなにも怖かったと、

経験することで強くなったかも、って率直に思って出た言葉です。

今夜は長くなりそうです。

最後まで読んでもらえたら嬉しいです。

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仕事を早上がりさせてもらい、自転車を走らせ、中央線下りの最終に何とか間に合った!!

と、輪行バッグに自転車を詰めていた矢先、バッグのジッパーが壊れるアクシデント!!

幸先良くないなぁ、と思いつつ、迫る時間、何とか詰め込み、予定していた電車の次に何とか乗車。

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何とか乗り込み、途中で買った本も読めぬまま、これからどうやって、どこへ自転車を走らせようかと、そんな気持ちで電車に揺られていました。

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目的の駅に到着、時計は12時を回り、人気のない町並み、薄暗い道、涼しすぎる風、懐かしく、でも寂びしい。

ここからどこへ行こうか、当てもない夜が始まりました。

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夜を走り、どこか腰を落ち着けようと、森へ森へと誘われついた先は、

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高校時代、友達がよく花火をしていた公園(家が遠くて俺はいつも行けなかった。)に到着。

夜露で濡れた芝生に、輪行バッグとシートを敷いて、空を見ながら寝そべってビールを開けました。

人がいない環境にいつしか慣れなくなったのでしょう。

暗闇、大地、空、風、静寂。

それがこんなに怖く感じるとは。目を閉じる事も出来ず、

ただ朝が早く来てほしいと願う、長い夜でした。

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だんだんと空が明るくなり、「助かった…。」と、情けなくも本当にそんな気持ちでした。

夜が明けてからは、ただただ、美しく、たまらない風景を堪能するだけでした。

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一睡も出来ずにいたにも拘わらず、風景が素敵過ぎて、環境がすばらしくて、写真をとり続けていました。

自然を堪能しながら軽食、一服を終え、

この旅の一つ目の目的地に向けて、準備をするのでありました。

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ヤラシクないほどに宣伝。FAIRWEATHER のバッグ達が本当に役に立ちました。

実は、キャリア、パニアを着けずに、どれぐらいの旅が出来るかと実験したかったというのが一つ目的でありました。

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シートバッグには取り出し多め、大きめな物、例えばタオルや雨具や長ズボンを、

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靴を挟めるのもポイント。

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ハンドルバッグには防水を施した上で、宿や腰を落ち着ける場所でしか出さない、下着や着替え類を入れて、

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輪行バッグや、マットなど、畳むと意外とかさばる物を挟めるのがすごく良く出来てるなと思いました。

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完成。

テントや寝袋を積載するには難しいかと思われがちですが、やろうと思えば行けそうです。

今回、無駄に着替えを持ってってたので、それさえなければ、バーナーや寝袋も入れられたなと思いました。

宿を借りる旅には十分な装備でした。装備を入念に選ぶのも楽しいはず。(慌てて荷造りってのが失敗した…。)

そして僕は、北へと向かうのでした。

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時計は朝7時、朝がこんなに気持ちイイのは久しぶりで、

早起きは(起きっぱなしだけど)時間に余裕が出来るのだなと、当たり前だけどしみじみ思っちゃいました。

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清水君の家への近道は荒れ果てていて、

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小、中学校の頃の記憶を思い出しながら辿り着いた場所は、

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おー、久しぶり!!

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幼少の頃お世話になりっぱなしだった祖父母宅でした。

少し老いたけど、やっぱり元気。久しぶりに観る夫婦喧嘩もあの頃のままで、気まずくも少しホッとしました。

お風呂と、朝ごはんを頂き、少し仮眠、お昼ご飯までご馳走になり、やっぱりおばあちゃんの素麺は茹で過ぎで。

あっという間に時間は過ぎて、別れ惜しくも、昼過ぎにここから出発。

また冬来るから元気でね。と。

切なくなりながら第二の目的地へ。

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と、さらに北を目指して走り出したその一時間後、

「オツカレー!!今どこ?まだそこ!?早くビール飲もうぜ!!今から迎えいくからその道真っ直ぐ走ってろ!!お、じゃあそこのスーパーで待っててー。じゃねー。」

ツーッ、ツーッ、ツーッ。

親父から早くビール飲もうぜ電話が。

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目標の実家には途中から軽トラで連れ去られて到着。

その夜、久々の実家は宅飲みで二人撃沈。母のやさしさを知るのでした。

二日酔いで目覚める翌日。

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「トウモロコシ食べに来いって、息子連れて来いってさ。行こーぜ。」と連れられ、

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こんなウマイ野菜が地元で採れるんだ。知らなかったって位衝撃を受けました。(写真のは生で食べてる。)

その農家のおじさんの土地を探検する事に。

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住んでたのにこんな場所知らない。綺麗過ぎる。って場所や、

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いや、これは住んでたけど知らなくていいわ。怖すぎる。って場所まで。

なぜか親と探検する夏の日の午後。なんかちょっと楽しい。親父も楽しそう。

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て、まったく自転車に乗らない一日が過ぎそうだったのですが、

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いかん!!それでは自転車を持ってきた意味がないゼ!!と夕飯前に軽くヒルクライム!!

というか、下ったら上らなきゃ帰れない、上らなきゃ下れない町なのです。

少し走っただけでいい腹ごなしになる。その日の夜の飯がうまいこと。

そしてあっという間に最後の日が。

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僕の作るソリッドな飯のルーツは此処にあり。

わがソウルフード(朝飯)を喰らい、

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実家を後にするのでした。父母は相変わらず元気。特に今年はすごく元気だった!!

親父が今からしようとしてる事がカッコ良くて、この父の子であって良かったな。

少しでも手助けや力になれたらと、そんな風に思えた今回の帰省でした。

お互い頑張ろうぜ!!

お母さんもけたたましく元気で安心した!!少し体調壊してたみたいだけど、全然分からなかった!!ダイエットも順調だね!!

毎年帰ってるけど、犬と庭の木はどんどんでかくなってって、それを見れるのが嬉しく思うのです。年食ったのかなオレ…。

そして、帰るべき家へと、僕は山を登るのでした。

え?帰りは下るだけだろって?

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そう、前日乗らなかった分、今日走ろうじゃないかと、上れるとこまで上ろうと、

青春を過ごした道を原付じゃなく自転車で走ろうと決めていたのです。

時間いっぱい寄り道してやるぜ!

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登りーの、

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下りーの、

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渡りーの、

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また登りーの、

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森に入りーの、

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登りーの、

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登りーの、、、

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登っ、、、りーのっ!!

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あの頃あんなに遊んでた森も、大人になったらこんなに怖いなんて。しかも真昼間なのに。

雄大ゆえに、大きすぎて怖いのか。あの頃は恐れ知らずだったのか。

そんな事考えながら走らせた先は、

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最高のグラベルの長い長い下り、

懐かしき農村の風景、

程よく険しく気持ちのいい峠道、

ああ、休み取って良かった。こんなにも自転車を一人で乗ったの始めてかも。

そして最終目的地、

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アガル!!

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YBP~yatsugatake  bicycle park~

地元にパークが出来たって聞いたのは今年の6月、BMXのBすらもなかったようなこの土地になぜ突然!?

て正直思ってしまったぐらい衝撃でした。

これは行きたい、走らなくとも、見てみたい、いや、あわよくば走ってみたい。

その気持ちを抱きつつ、たどり着いたら、運良く全日本のジュニア選手たちの合宿中で、

その子達が走っている場面に立ち会えました。

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詳しくはリンク先を見てほしいけど、簡単に、初級、中級、レーストレーニングコースとあって、

もう、走ってみたくてウズウズしてしまうコースばかり、これはずっと走ってたらうまくなる。

僕らがBMXのビデオを見て、うらやましく思ったダートトレイルがそこにありました。

時間もあまりなく、走る事は出来なかったけど、

代表の栗瀬さんにお話をお伺いする事も出来て、すごく刺激的でした。

(アポ無しで突然の訪問、失礼しました!!お伺いできて良かった。すごく楽しかったです!!)

ちなみに、ここで突然の告知、

我々BLUE LUGがお世話になりまくっているモトクロスインターナショナルさんが、このYBPで三十五周年パーティーを開催とのこと。

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『THE PARTY 35』

来たる9月23日、いい意味でごった煮の自転車パーティーがここであると。

ぜえっったい行きたい!!

と、たのしい時間はいつだって駆け足で去っていくのです。

惜しみつつ、次は絶対走ると心に誓いつつ、YBPを後にし、

残った時間で出来るだけの寄り道をして帰る旅はもうすぐ終わり。

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この道を通りたかったのです。自転車で。

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かの武田信玄公が、戦の際に使ったとされる軍事ロード。(少し適当)

今はハイキングコースとして姿を変え、ご老人達の憩いとなっている場所なのです。

もう夕暮れ、ハイキングをするには遅い時間、少しグレーな場所でしたが、ゆっくり走ろうと行って見ることに。

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おお、

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おおお、、

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完全森の中、意外とガれてて、あまり乗車できない、しかも暗くなってきた。これは暗くなる前に出ないとヤバイ。

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そしていきなり拓けて、森の中に一本の道が。

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これが棒道たる所以。

この風景が観たくて入ったけど、やっぱり良かった!!

(この後、30分くらいこんな道、正直、森に誘われたとすら思いました。怖かった、、、)

そして、この旅の終着地、

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悪友、親友の史明君の家の前を通り、

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この旅、此処に終了す。

短くも長く、楽しくも切なく、充実してたけど、どこか空虚な僕の夏休みが終わりました。

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このブログを書いてて、この旅の話を皆にしてて、それでもやはりうまく伝えらない。

書き終えて思います。

旅とは自己満足なのだと。どれだけ伝えようと思っても、

それで感じたことは100伝わることはないし、

伝わらなくてもいいのだと。

この旅は僕にとって意味があったと思う。それだけ。

でもこうして、書いたり伝えたりすることをなぜするかと言えば、

旅はどんな旅でも楽しいから、そこのあなたも旅に出ようぜと。

旅の楽しみは人それぞれにあって、これを読んで旅に出たいと思って欲しいからだと。

そう思った訳です。

で、そういえばなんで旅してーなーなんて思ったかを今考えれば、

この映画を思い出したからだ。

いつだって、誰かが誰かを旅へ誘おうとする。

それほど旅って刺激的なのーねー。

(後半エモかったからはずかしい。)

駄文、長文、こんな話に此処までお付き合い頂き、有り難うございました。

それではまた、

おやすみなさい!!