こんにちは
上馬店より一周です。
先日は年に1回の長期休暇を頂いて北海道へ行って自転車に乗ってきました。
ただただそのことを書いただけなのですが、びっくりするくらいブログが長くなってしまいました。
成人男性の休暇の話でしかないので、お時間ある方は読んで頂けたら嬉しいです。
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毎年毎年、休暇をどう過ごすかは大して計画をしっかり立てずに、
ほぼノリで決めちゃうことが多いのですが、今回も例に漏れず。
よーし、北海道に行ってたくさん自転車乗るか!!なバイブスで決定。

(知床)
その昔自転車で日本一周をしてからちょうど10年の節目でもあったので、(自分のあだ名の由来です)
最も素晴らしい思い出が詰まった土地である北海道に行くのが自然なんじゃないか、、、なんて気持ちもありつつ。
あと東京やっぱり蒸し暑くて不快ですからあのカラッと涼しい、気候を味わっちゃうと真夏はどうやったって行きたい場所のひとつ。

(羅臼峠)
とりあえず自分が好きな北海道の中でも北の方に行くことは決めて。
いっぱい走りたいな〜走れるかな〜、北海道なら信号少ないし!車も少ないし!涼しいし!宿泊場所もまぁなんとかなるでしょう!!
と30代になっても日本一周の時と同様に旅の計画を立てることに関してはかなりテキトーです。
まぁそれくらいでもなんとかなっちゃうくらい、北海道は旅人に対しての環境が整い過ぎているので少しの勘所さえあれば大して困らないのです。

(三国峠)
日本一周していた時に思っていたのです。トータル40kgほどの重装備で北海道を駆けている時ですら、
1日100km超のそこそこな距離間をコンスタントに乗れていたので荷物が少ない軽いバイクならどれだけの距離を走れちゃうんだ。。。と。
いつかはまた北海道に赴いて、そんなバイクでたくさんの距離を乗りに行きたいな。
というのはいつかはやろうと思っていたことのひとつだったんですよね。

そんな1つの小さな目標を叶えるタイミングだなとふと思い立って飛行機のチケットをとりました。
なお、まぁまぁ近々での予約だったのでチケットは高かったです。。。
早めの予約ならば言わずもがなお安くお得に行くことが可能なので、実際に行かれる方は賢くツーリングしましょうね。
旅程は大して定まっていないもののどのバイクで行くかだけは決めていました。
Road (53)
こちらのBlackMountainCyclesのRoad。
なんか最近こればっかり乗っている気がしますが、
身体への負担少なく身軽で長距離をのんべんだらりと走るのであればこれが最適なんですよね。
装備も先日走った600kmブルベの時の装備とほぼ一緒。
衣類を少しと観光用のサンダル、後述する簡易的な寝袋をプラスしたくらいでしょうか。
あとは行くとなれば基本飛行機での輪行になるわけで、飛行機輪行でトラブルへの繋がりづらさ。
ディスクブレーキほど繊細でもないのでそこもRoadのようなクラシックなリムブレーキの良さのひとつかと思います。

東京の羽田空港を発って、北海道のスタート地点に選んだのは新千歳空港。
これは航空券が安かったからというのが最も大きな理由です。
なので出発する8/3日(月)は前半はお仕事をして、後半から休暇スタートで羽田空港を目指す形に。

3年前のswiftcampoutの際に羽田空港のターミナルまで直接自走で向かう、ということもやったことがあるのですが、
空港内をかなり遠回りする上に、羽田空港は自転車の行き来はあまり考えられていないので到着までがなかなか大変です。
2年前にパートナーと一緒に北海道へ行った際はワンボックスカーの予約タクシーを使って、
家から羽田空港までビューンと直行だったので楽だったのですが、

今回はひとり旅なので途中まで自走して、空港に近い駅から輪行して羽田空港ターミナル駅を目指す形に。
夕方の多摩川沿いが妙にエモい気分、旅のはじまりをひしひしと感じながらのライド。
この瞬間の不安と期待が入り混じった”あの感じ”って言語化できない遠足前夜的な愉しさがあります。

輪行距離が短く乗り換えの無い京急蒲田で輪行トランスフォームしてそのまま飛行機に乗せるわけなので、
この段階で飛行機に乗る全ての下準備を行います。
飛行機輪行は通常の電車輪行と異なるのは主にリアディレイラーの脱着でしょうか。

取り付けたままで輪行袋に納めてしまうと、その部分がは凸状態になるので貨物室で何かにぶつけやすくなり、
打ちどころ悪くぶつけた時にフレームが曲がったり、ディレイラーそのものが壊れたりなんてことが稀にあります。
預けた先の空港職員さんが自転車の扱いに長けているわけではなく、半ば自己責任の世界というのは留意しましょう。 
(蓄電されたsinewaveがまだ光ってら)
本当はペダルも同様の理由で外すのがベターなんですが妙に面倒くさくてそのままで、というか外す為の工具を忘れた。。。
預け荷物を丁寧に扱ってくださる日本の空港職員さんを信じますし、
仮になんかあったらあったでどうにでもできるのが職業メカニックなので職業柄適当なだけです。普通の人は外した方が良いです。
(この慢心のせいで後に小さいトラブルが起こるのですが)

預け荷物重量の制限があるので加味して輪行袋に収める必要があります。
今回は荷物を極力減らして臨んだので特に何も考えていませんが、
ラックやパニアバッグ等、キャンプ装備を用いての方はそこからさらに突っ込んで知恵を絞る必要がありますね。

今回一番大きなサドルバッグは外して、
パッカブルのナップサックに入れて手荷物として重量分散しています。
これ系の小さく畳めるバッグをひとつ持っておくと飛行機輪行でも、
出先での急な荷物(主に食料とか)でも対応出来るので身軽系なツーリングではマストな装備かと思います。

(この閑散とした空港内で飲むビールが美味いのなんのって)

機内に入ってちとゆっくりするか〜とリクライニングしようとしたらば、ここでやらかしたことに気づきます。
空の旅をするわけなので、気圧の影響でタイヤの空気圧が上昇します。(ポテチが飛行機内でパンパンに膨らむのと同じ)
なので多少空気を減らさなければタイヤが機内で破裂するので、しっかり抜いてから預けるのが飛行機輪行においての定石なのですが完全に忘れました。
いざ羽田を発つぞ、というタイミングでそれに気づいて。
あ、終わったわ。
と思ったのですが、

AIに聞いたらばよほどパチパチな空気圧じゃなければ大丈夫らしい。
ちょっと圧落としめだったしと少し安心しながらも、100%安心仕切れない中ドギマギしつつ1時間半空の旅。
安心出来なさすぎてホットコーヒーの味はまるでしませんでした。

(こちら新千歳空港預け荷物受け取りコンベア)
まぁ実際は無事に到着出来たのですが、
そんな心臓に悪いことをあえて味わう必要はないので同じ轍を踏まぬよう気をつけて頂けたらなと。

今回は人へ会いに小樽に訪れるのが経由地として決まっていたので、
とりあえず小樽からよほど遠くなければ何処でも、というのが新千歳空港を選んだ小さな理由なのですが。
新千歳を選ぶ小さくない理由がもうひとつありまして、

こちらです。
そう、新千歳空港には23時間営業のスーパー銭湯が同じ建物の4Fにあります。
肝心の自転車は出入り口で預かって頂くことができます。
21時台に到着する羽田発の便だとビル内のお店は全てシャッター閉まっているような状態。
清掃業者さんが各所クリーニングしながらでなかなか空気感独特です。

(やはり北海道といえばなサッポロクラシックを風呂上がりに飲む)
リクライニングシートのある休憩室で一夜を明かしたらば翌日朝早くから動き出すことが可能なので、
北海道の貴重な時間を余すことなく活用出来るのが大きいポイント。
夜の便なら航空券も昼間よりか安いので朝弱い方はそんなプランニングが良いと思います。

当然っちゃ当然なのですが、一夜を明かす休憩室は周りの方がどんな人になるのかは運。
結構大きめのいびきをかく人が数人居まして、昼寝以上就寝未満の回復で一夜を明かしました。
こういう旅が久しぶりで耳栓が必須だったのをすっかり忘れていました。


夜を明かしてさぁ、空港出口で組み立ててここから友人の居る小樽を目指すわけですが。
まずは腹ごしらえ、中間地点の札幌で当然ながらこちらに寄ります。

はい、こちらセイコーマートさん。
北海道を中心に展開しているコンビニチェーン店です。
なによりホットシェフと呼ばれる店内でハンドメイドされるおにぎりやらお弁当やらホットスナックが美味しいのです。
北海道で自転車ツーリングをするとなったらばセイコーマートの存在なくして成り立たないといって良い存在。
これは大袈裟で無く。

ホットシェフではないですが、
こちらのパスタシリーズはコスパに優れているのでなにかと食べがちではあります。
節約節約な日本一周の時によく食べてた思い出が蘇ります。

あとカツゲンは飲んでほしいところ。

なお個人的なオススメはようかんパンです。
カロリー補給的な意味でもですし、甘党の自分には強い味方。
なぜか東の方には置いてあるセイコーマートが少なくて苦労しました。タイミングなのかしら?

札幌通るならと寄りたいところがいくつかありました。
こちら“SLOG BIKE SHACK”というバイクショップさん。
SNSを通じてチェックしていた気になるお店さんのひとつでした。

現代から過去、新旧ジャンル問わずパーツでひしめき合う店内はバイクナードには桃源郷。。。
え!?なんでコレあるんですか!?の連続でした。家の近くにあったら自分はきっと破産していたことでしょう。
自転車をはじめたての時にいろんなところで見た、ザ・自転車屋さん!なこの佇まい。
自分の初期衝動を思い出すような店内でさながら宝探しな小一時間。
北海道の方が羨ましいですよホント。。。

(あ、あれの元ネタだ。地味に初めて見た)
もし普通の旅行だったらしこたまパーツ買ってましたね。あぶないあぶない。
突然訪れたにも関わらず、懇切丁寧にどうもありがとうございました。
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10年前の日本一周当時はもうひとつ札幌といえばな老舗バイクショップ、サムズバイクさんに寄らせて頂いたので、
時を経て今一度サムズさんに寄らせて頂こうかと思ったのですが、訪れた火曜日と翌水曜日は定休日。。。
なので今回は寄れず。(次回こそ!)

旅先でも自転車のことを考えているとそれだけでもカロリー使いがちなので、
こちらも北海道といえばな回転寿司チェーン店であるトリトンへ。(この特徴的な湯呑みはレジで売ってるそう)
日本一周していた時には寄らなかったので食部門の中では一際楽しみにしつつ。
ちょうど昼どきだったのもあり札幌の中心?にある店舗は行列だったので少し外れの方にある店舗へわざわざ行きました。

「最高に旨い一貫」のスローガンは言葉に違わず。
入店一番、握り手の方の挨拶があって少し感動しつつ。
なんでもオートメーション、ヒトの息遣いを感じない無表情なモノがたくさん増えていますがこういうお店が良いんだよなぁ。

だなんて思っているうちに小樽に到着。(こちら小樽駅前)
ここで北海道について詳しい方はおそらく突っ込むかと思うのです。
新千歳空港から小樽まで向かう電車である特急を使えば直ぐ着くのになんでこいつ自転車乗ってんの。と。
アホなので知りませんでした。自転車に順応し過ぎるとロクに交通機関を調べず直線距離だけしか見ないがちです。
でも時間はたっぷりあるからいいじゃない。だって休暇だもの。

小樽に着いてからは10年越しにお世話になった方に連絡をとって会うことにしていました。
右は小樽の隣村である赤井川村で農家をされている木津さん。
本当に一番はじめの日本一周するぞ!ってSNSに投稿した一枚に「是非北海道に来たら泊まっていってください!」なんてコメントを頂いたものだから、
10年前のアホな若者の自分はマジで連絡とって当時向かって、一晩お世話になったのです。
しかもその当時は第一子ご出産のタイミングという人生の中でも非常に貴重なタイミングだったにも関わらずとても親切にして頂いて。。。
その子が10歳ってんだから時が過ぎるのは本当に早いですね、、、だなんて酌み交わしました。

その後は10年前に小樽で知り合った友人と再会。
卓を囲んで昔話をしながら10年って早いね〜なんて会話をしつつ。
北海道に非常に詳しい友人は当時旅人だったのが、北海道に移住していて本当にビックリ。
彼が居なかったらあの当時、北海道の素晴らしい場所に行くこともなかっただろうし、
北海道の魅力にあてられてまたこうして北海道に来ることもなかったしで、かけがえのない友人であり恩人のひとりでもあります。


10年ぶりの小樽には結局2泊。
二日目の晩は話に花が咲きすぎて二日酔いの朝7時から小樽発ちがスタート。
この日は宿まで250kmという長距離を走るのが決まっていたのでやや憂鬱だったのですが、

道北に位置する手塩の名産のこのおダシをお湯で薄めて飲むと二日酔いに効くんだよね、
美味しいしとズズズ。。。(美味いので後に通販した)
頭痛に苦しめられながらもなんとかスタートしましたが、このおかげか治りが早かった気がします。
日中はそこそこの暑さになるとはいえ、やはり北海道は北海道で。朝は20度いかないくらいの気温。動いていないと寒いくらい。
でも現地人はみ〜んな半袖短パンなんですよね。。。
なんだったらセイコーマートの出入り口には扇風機回ってたりで、、、寒さに順応し過ぎでしょ。
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お、10年前に通ったとこだー、って気づいて同じアングルで撮影。
こういうエモーショナルになっちゃうところが北海道各所に隠れミッキー的に点在していて、
つい見つけちゃった時は当時の記憶が走馬灯の如くブワーっと蘇って、思わずジーンとしちゃうんですよね。

なんやかんやで走り出しちゃえばやはりここは北海道、
いざスピードに乗ったらばいくらでも走れちゃうわけで。
7時にスタートして250km先の宿には19時着。

これは信号と車の少なさに道の綺麗さ。
そしてたまたま北上している最中はほぼほぼ追い風だったというのもあります。
この275号線のまーーーーっすぐな道のりが最高だなんだって。
車通りも東京に慣れていると実質車は居ないようなものです。

途中友人からそこ通るなら道すがら寄ったらいいんじゃないなんて言われた、
大量のひまわりを見ることのできるひまわりの里にて燦々としたひまわりを見に。
普段花を見に何処かに行ったりはしませんが、こういう時くらいはいろんなもの見たいってもんです。

この日は海沿いの留萌市のmont-bellがチェックポイント、これをゲットしに行きました。
北海道といえばクマが出没しているわけなのでクマスプレー。
こちらはモンベルさんの予約制のレンタル制度です。
最近出没するのが殊更多いみたいですから、気にしないわけにはいかなかったです。

専用ケースにはベルクロ付き、登山者向けのサービスではあるのでもとはバックパックのショルダー部分に取り付ける前提なのでしょうが。
ちょうどハンドルにもいい感じに取り付けが出来ます。
ただ横向きになっちゃうので、これ用にステムバッグ持っていけば良かったなぁと思いました。
サッと取り出せるし。

翌日は羽幌から稚内まで。
ここの道半ばにあるオロロンラインの一番綺麗なところが、自分の人生史上最も綺麗な景色のひとつ。
写真上のルートで内陸に入る部分で内陸に入らず海沿いをそのまま進むと辿り着きます。


一時期名刺の裏面にしていたくらい好きな場所なのですが、
終始曇天で天気予報も優れず、う〜む、、、
といったところ。これは本当に運なのでしょうがないのですが、

100点の状態でここを味わってしまうと、
それに取り憑かれたようにあの時の光景を追いかけてしまうのがなかなか困りものだったり。
はじめての感動は絶対に越えられないので、割り切りが大事だと思い気にせずそのまま進みました。
ただファーストコンタクトの方は100点のここの光景のために2,3日待ってもいいくらい北海道屈指の素晴らしい景色と思います。
1回記憶なくして行きたい場所個人的筆頭。

そこを目指して北上する最中、まさかのヒグマとバッタリ出会います。
こんな見晴らしの良い下り坂をスピード出して降ろうとしたところ、2,300m先くらいをノソノソと横切りました。
さ〜すがにビビり倒して進むかどうか迷って(一本道なので進むか戻るかしかない)、
二の足踏んでいるところに少し前に追い越した自転車乗りの二人組が追いついてきたので、
「今、見ました!?」と声をかけ、ヒグマが横切ったところを集団で駆け抜けてことなきを得ました。
一瞬で心拍数爆上がりして、今年一番緊張したかもしれません。。。あぁなるともはや声とか出ませんね。



そんなこんなで日本最北の街、稚内に到着。
ちょうどこのタイミングは金曜日でなにかと混むタイミング、
びっくりするくらい安宿が取れなかったので普段なら予算オーバーなカプセルホテルに1泊しました。
多少グラデーションはあるでしょうが、バイク(モーターサイクルの方)でツーリングする方向けにサービスを打ち出しているところが多いので、

ここでは自転車を鍵付きのガレージでしっかり保管して頂けたりして、
バイク乗りの方向けのサービスの恩恵を享受することがいろんなところで出来ます。

稚内で一泊した後、朝は日本最北端である宗谷岬へ。
稚内市街からおおよそ30km程度で着くのですが場所柄、終始強風なのでそれまでのスピード感の1/2くらいの体感速度。
宗谷岬から少し山側へ登ると有名な通称貝の道という素晴らしい道のりがあるのですが、
旅程上そこそこ遠回りになる上に目的地への時間考えるとなかなかシビアめだったので今回はスルー。

(こんな感じ)
オロロンライン同様にとても素晴らしい場所なのですが、時計回りで北海道の外周を回ろうとするとどうしても戻る方面に進むことになります。
昔は貝の道を通ったゴールが宗谷岬でルートを組めたのですがあまりにも有名になり過ぎて、
進行方向が固定されてしまい時計回りの自転車旅ではあまり調子良くないのですな。

ちなみにもし貝の道に行くのであれば序盤の上り坂の最中にあるホタ亭というお店がとてもオススメです。
特にホタテカレーは逸品で、濃い〜ホタテのダシが味わえる逸品です。

もし北海道で自転車旅をするならこの日本海側を北上してオロロンラインを通って稚内ゴール、
宗谷岬と貝の道を通ったらまた稚内市街へ戻って最寄りの稚内空港から帰る。
というのが密度高く北海道を楽しめる個人的おすすめの道のりかなと思います。
時間に余裕なければ真ん中あたりの旭川空港スタートだともう少しコンパクトになります。

ちなみに返す刀で太平洋側の海沿いを南下して進むのは、
日本海側と比較してあまり景色の変化が少ないので個人的にはあまりオススメしないです。
自分が「たくさん乗りたい」という思いがあったので、今回は気にせずそちらへ進んでいますが、
はじめて行かれるなら前述のルートのみで日程に余裕を持って景色とグルメを楽しむのがオススメです。

太平洋側を南下している時の思い出があまりないのは、比較的退屈な道のりが多いから。
というのを走りながら思い出しました。過去の写真を見返そうとしてもあまりないしで、なんでだっけな、、、って思ってたんですよね。
日本海側の素晴らしい景色のせいで麻痺しているだけでこちらも良い景色ではあるんですが、、、
北海道自転車旅贅沢病と名付けましょう。

そんな中でもそういや10年前に通らなかったなぁという道を思い出して、
ふと寄ってみたのですが天気が急に良くなったエサヌカ線は最高でした。
なんで昔通らなかったんだろう、と思ったのですがオロロンラインが余りにも素敵過ぎたからだったような気がします。
とてもメジャーな道で車にバイクにと往来も多いところなので、この見晴らしの良さが伝わる写真を撮ろうとするとどうしても人や車が写真に入り込みやすいです。

そこからグンと南下してゴールである中標津空港方面へ。
刑務所で有名な網走を経由してじわじわと山方面へ登り続けるのですが、


網走市に突入するまでの長めのサイクリングコースがあります。
ちょうど交通量の多い道路を避けられるのもあってオススメです。が、
人居なさ過ぎてちょっとおどろおどろしい雰囲気あり、現に熊出没看板もあったので手元のspurcycleのベルを鳴らしまくりながら進みました。
確か10年前も同じことしてたなぁ、、、と思ったのですがそれこそこのspurのベルはその時にも使っていたベルだったのを思い出しました。
いち時代経っても使い心地は変わらずいいプロダクトだなぁとふとしんみり。


(この辺は家畜のみなさんとの遭遇率高し)
サイクリングコースを終え、網走を超えてからは天候崩れてきてしまい、
目的地手前の山ルートを登っている最中はずっと雨がパラついてなかなか消耗しました。

山ルートは交通量少ないのが良い、と思いきや、
すぐ手前のモンベルでクマスプレーは返却してきたのでクマが出ないかちょっとビビってました。
交通量少ないのは少ないので考えものです。
確率低いであろうとはいえ1回クマと遭遇すると最悪のケースがどうしても頭にチラつきがちになります。

辿り着いたのは温泉地である川湯。
湯に釘を浸かりっぱなしにすると5日程度で溶けるなんていう硫黄質の温泉が非常に有名な場所です。(これは足湯)
木彫りの熊だったり動物の角やら牙やらを加工した民芸品も有名な観光地。

温泉をメインに楽しみつつで、それまでトータル900km弱走ってきた身体を労って、ここでゆったり2泊。
ストイックに自転車乗るだけが旅じゃないですし、そんな現地で数日ゆっくりするタイミングがあると旅の深みがでる気がします。
朝早くから足湯に浸かり、温泉をハシゴして地の美味しいものを口にしてと観光三昧。

(文章とのギャップよ)
翌日はゴールである中標津空港に。
旅が楽しくて後ろ髪引かれるとはいえ、家に帰れるってなんだかんだ嬉しいわけでして。

しかしここ、空港にしては珍しく木造なんですよね。あんまないんじゃないのかな?
と思ったら日本初の木造ターミナルだそう。
ちょっと得した気分を味わえます。

ちなみに出入り口には行きで空気抜いた人向けに空気入れが置いてあります。
なのでスタート地点としても優秀です。
帰りの便は14時発だったのですが、天候がやや崩れてきたので早めの11時にチェックイン。
例の変な進行路の台風がちょうど東京上陸するタイミングでこりゃ最悪飛行機飛ばないか?なんて思いましたがなんとか飛びました。
もし東京の天候が大きく崩れたらば名古屋か関空に着陸するだなんて言われたので、空港内はやや騒然としていましたが無事に。

羽田も雨がパラついていたので、フル自走で帰るのは流石にホネだなと空港から新宿までシャトルバスを利用してショートカットしました。
何かあった時のために車載時はご自身で貨物室に乗せてくださいスタイルなのと、荷物の量とタイミングによってはバスを見送る可能性もあります。
車体を必ず横に倒して車内に入れるのでディスクブレーキの車体はディスク歪めないか少しだけ注意かもしれません。

そんなこんなで1時間弱かけて新宿に到着。
喧騒の中ぱぱっと自転車に組み立てて帰るのでした。
めっちゃジメるな〜東京!と思いつつも家のベッドで寝れるのってやっぱり幸せです。
そんな日常の素晴らしさを噛み締めることができるのも非日常を味わいに行く理由です。
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10年前当時は自転車にバイクに車にと旅人をたくさん見かけた気がしますが、自転車旅をしている人が減ったなという印象がありました。
合計で10人強しかすれ違わなかったんじゃないかな?ちなみに半分は外国の方でした。10年前はざっと3倍くらいは居た気がします。
この体感は間違っていなくて、実際にバイクも自転車も渦中以降グッと減っているんだよねというのは現地人談。
多少なりとも熊の影響もあるかもしれませんがにしても少なかったと思います。

ただ人が少ないというのは逆にいえばそういう人たちが行くようなところは混雑し辛いということでもあるので、
もし行ってみたいなって方は臆せず北海道へ行って頂きたいですね。
オススメの場所はいっぱいありますがあんまり行く前に聞き過ぎない方がいいかもしれません。
言わずもがな事前情報ない方が感動値は高いです。
ともかくはじめて北海道に行かれる方は、過ごし易い真夏に旅程に余裕を持って行きましょう。
自転車を持っていたら人生で1度は行って欲しい素晴らしい場所だな…と毎回感じさせられているので、
一人でも多くの方にそれを体感して欲しいですね。
長い文章読んで頂きありがとうございました。
ではでは


