最近パスタ作りにまたハマっています、どうも代々木公園店カリカリです。
元々イタリアンレストランで働いていてちょっぴり飲食齧っていたのですが、家でする料理は色々と制約がないので自由で楽しいなぁと最近改めて感じています。

最近一番上手にできたなーと感じたしらすとキャベツのアンチョビトマトパスタ。と他諸々。
松本さんに内祝いでいただいたパスタが小麦の香りムンムンでほんと美味しかった、、、。
次の休みは何作ろうかな?
ところで皆さんは自転車を眺めたとき、一番最初に目が行く場所はどこですか?
フレーム?ハンドル?それともホイールやタイヤ?
全体感の組み合わせももちろん大切ですが、クランクはどうでしょうか。僕は自転車全体の印象を決める“顔“のような存在だと思います。
こんな話から始めましたがRivendellよりSilver crankが入荷しました。
ブルーラグでは過去にほんの少しだけ単品入荷した時期もありましたが、本来完成車を買わないと手に入れることが出来ない少しレアなパーツとしてRivendellユーザーの中では特別な存在なのかなと思います。
今回入荷したのはSilver 3というモデル。
このクランクを初めて見たのはRoadunoが入荷してきたタイミングで完成車にデフォルトで付いていたのが初めだったと思います。
『んん?なんかいつもと違うクランクが付いてるぞ?』とSilver3を初めて見たとき少し驚きました。
それと同時に今では珍しくなってきた、細く、磨き上げられたシルバーのクランク。
余計な装飾もないし、ブランドの主張を押し出したデッカく激しいロゴもない。
ただシンプルに美しいクランク。
Rivendellユーザーの方や、そうでない方にも是非付けて頂きたいのでSilver 3 crankについて少しお話できればと思います。
先ず初めにいかにしてSilver 3が生まれたのか。
それは「必要以上の強度」は、本当に必要なのか?という小さな疑問から。
昨今ではテクノロジーの進化や、他社よりももっと優れたものを作ろうとブランドの企業努力により現代のクランクは驚くほど高性能。超々ジュラルミンと言ったアルミや炭素素材のカーボン、そしてチタニウムetc….。軽くて、剛性が高く、どんなパワーにも耐えられるように設計されています。
もちろん、それは素晴らしいことですし進化にはとても重要なこと。
でも、Rivendellのグラントさんは少し違う視点を持っています。
「今のクランクは、ほとんどの人にとって必要以上に強い(丈夫すぎる)。」という点。
そう、Silver3はその考えから生まれたのかなと僕は思います。
Silver 3も現代の安全基準(ロードISOテスト)をクリアしながらも、必要以上の剛性や重量を求めず、本当に必要な強さだけを残したクランクで、開発中には強度試験をクリアするために何度も設計を見直し、最終的に現在の形へたどり着いたそうです。因みにSilver 1は最も厳しいとされているMTB部門の強度テストに合格しています。ですがそれと引き換えに無骨で骨太な見た目をしているという訳です。もちろんあっちもとてもカッコいいですけどね。
Silver 3は200ポンド(約90kg)までと体重制限が実際設定されていますが、初代Silver 1よりも軽量でスリムなアームが実に魅力的です。(アームの美しさについては下でまた触れますね。) グラントさん曰く体重制限というのも任意で決められた数値で科学的に算出されたものでは無く、オフロードで一般的に使われる市販のクランクよりも強度は十分に強いと確信しているそうです。(あくまでグラントさん曰くですが。笑)
次に上で話した見た目や美しさについて。
Silver 3を眺めていると古臭さとは違う懐かしさを不思議と感じる人もいると思います。
それは80年代〜90年代に作られていた今は製造されていない美しいアルミクランクたちの面影が残っているからだと思います。
グラントさんは自他共に認めるバイクパーツマニアですが、Silver 3を考えるうえで参考の1つにしたのが

当時のShimano Deore XT crank。

そして、Ritchey Logic crankでした。
どちらにも共通しているのは必要以上に太くなく、機能に対して正直なフォルムであること。
冷間鍛造で作られアルミの自然に流れるような曲線が余計な装飾を必要とせずとも美しく、磨き上げられた表面は光を柔らかく反射し、バイク全体に柔らかい印象を与えてくれます。
最近のクランクは高剛性を追い求めるあまり断面が大きく広くなり、CNCで必要以上に削り出された禍々しすぎるとも言える複雑な造形や大胆なグラフィックは当たり前。
もちろん性能を実現するための合理的なデザインなのですが、レースに出たり人と比べたりする自転車ではないRivendellにはそんなデザインむしろ必要なくなんなら目指したのは全くの逆方向。
昔の名作と呼ばれるクランクが持っていた『引き算の美学』を現代の品質でよみがえらせることに重点がおかれています。
細身のアーム、磨き込まれた柔らかなシルバーの輝き。

そして、長く使うほどペダリングで生まれる靴擦れの跡さえ、そのクランクだけの表情になっていくという考え。
まさにビューセージ。
とはいえSilver 3は単なる懐古主義ではないと思います。
どんどん時代は進歩し便利なもの、ハイテクなものが誕生しそれと入れ替わり名作とされていたものでも古いものは少しずつ作られなくなり、気づくと廃盤という形で時代から姿を消します。
そんなかつて多くの人を魅了してきたクランクの美しさを、現代の自転車であらためて楽しむための一本なのかなと僕は今回このブログを書いていて感じました。
そして今回入荷したのは

チェーンリングガードが標準装備されたダブルと

ブルーラグには初入荷?3枚歯のトリプルの2型です。(詳しい歯数のラインナップはこちらをどうぞ!)
因みにダブルを後からトリプルに、トリプルのアウター外してチェーンリングガードを取り付けあとからダブルにすることも可能です◎
(Silverデフォルトのリングガードもカッコ良くて捨てがたいんですよね〜)
そして他ブランドでは中々見かけない絶妙で特殊な歯数で構成されていますが、それもRivendellならではなのかなと。
ホイールベースが長くロングチェーンステーが特徴的な車種の多いRivendellではアウターの歯数が大きくても、その力に対してフレーム自身が気持ちよくついて来ないからなのではないか。と僕は考えておりますがRivendellが考えた一番気持ちよく、そしてメローに街や山道を流せるオススメの構成ってことです◎ 個人的には45c~以上がすっぽり入るJoeやClem、Platypusなどの太Rivなんかに付けるのが調子良いのではないかな〜と思います。
そしてきっとグラントさんの美的感覚も少なからず含まれているはずでしょう。Rivendellに付けた時『ピタッ!』とくる面構え。その点においても考えて作られているはずです。
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Silver 3 crank。
Rivendellだから、自転車を愛しているグラントさんだから作れたクランク。
世界にはもっと軽いクランクもありますし、逆にもっと硬いクランクだってあります。
でも、「この自転車にはこれしかない..!」と思わせてくれるクランクはそう多くありませんよね。
安全に乗るため、記録に挑戦するため、レースで勝つため、楽しく乗るために世界には様々なパーツが存在しますが、そんな中でもSilver3は自転車の事をもっと知り、更に好きになるためのパーツなのかなとRivendell、グラントさんを通して感じました。
愛車の印象を大きく変え、眺める時間まで楽しくさせてくれる。
そんなクランクは、意外と少ないのです。
もし「性能」だけではなく、「美しさ」や「乗る楽しさ」、「自転車の歴史」にも惹かれているなら、Silver3はきっと長く付き合える一本になると思います。
是非、あなたの愛車にいかがでしょうか。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
カリカリでした!
By カリカリ


