こんにちは

 

上馬店より一周です。

 

完売となってから少し時間が経ちました、Black Mountain Cyclesのmod zeroがほんの少量ですがこの年の瀬に再入荷しました。

最小サイズである44サイズGo Greenが3本のみではありますが、該当サイズの方は要チェックです。

ですがブログ書いている傍ら、もう既に2本お嫁に行ってしまいました。。。なのでラスイチは店頭限定にてご依頼お待ちしています(matsuoあっとbluelug.comまでメールいただけたら)

 

いざご用意できなくなってからなにかと「ないですよね、、、?」なんてお声を頂くのがどんなモノであれ常ですが、

なくなってからあると思うな親とmod zero。。。。ということで今一度布教活動の筆をとっております。

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (44)

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (44)

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (44)

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod. zero (44)Mod zero (44)

このバイクは最大で700x50C or 27.5×2.25のグラベル、ダートタイヤを履かせることの出来る1台になっています。

ドロップハンドルで組むことを念頭に置いた設計になっていますが、苦手な方はフラットバー組みしてももちよしです。

太めのタイヤを履かせてのピュアなダートマシンとしての組み方がいわば本文ともいえますが、豊富なケージマウントを生かしてラックを取り付けてのツーリングやキャンプライドを味わってもよしです。

この最小44サイズは160cm前後ほどの小柄な方からお乗りいただける選択肢というのも見逃せないポイントですし、

小さいサイズのフレームにありがちな佇まいがちょっとテンション上がらないなぁ、、、なんてこともなく。

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (50)

特にこの本能に訴えかける直線的なパイプ5本を用いて溶接された、セグメンタルフォークのディティールってやっぱズルいと思うんですよね。

パイプが直線的でごくシンプルなのにどう見ても佇まい素敵に見えるのは、ビッグメーカーでフレームデザインに長年携わっていたMikeさんならではの美学を感じますし、

Mikeさん自身も親交の深いFalconerやSOULCRAFT、僕らの憧れている西海岸の特別な存在のフレームビルダーたちを想像させるシンプルながらも機能美に溢れた作りになっています。

 

現在では廃盤になっていますが過去存在していた2台がこのバイクの設計思想の根幹を担っています。

monstercross

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* MCD (47)MCD

Road+

現在でもBlackMountainCyclesを象徴するモデルとしてラインナップされている700x50Cのタイヤを飲み込むクラシックなリムブレーキのmonstercross

のディスクブレーキverであるMCD(MonsterCrossDisc)、そして650x47Bのタイヤをベースに設計されたRoad+。

過去700Cと650Bのホイールサイズ別で差別化されラインナップしていたこの2モデル、例の渦中を経てのフレーム工場の製造のキャパシティの変化があり平行しての生産が難しくなった経緯があります。

そこでBlackMountainCyclesのオーナーであるマイクさんが思い付いたのがこの設計思想の近い2台をホイールサイズ両対応にして、1つのモデルに統合してしまったらどうであろうか?

というのがMod zero設計のスタートになりました。

Black Mountain Cycles SHOP TOUR 2025(上:プロトタイプ 下:現在Mikeさんの乗る製品版)

日本に到着するまでMikeさんが乗るプロトタイプのバイクの画像を保存しては、

来る日も来る日も、液晶画面に穴が開くまで見ていたのは言わずもがな。

今見てもクソかっけーぜ。

、、

、、、

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (47)Mod zero (47)

BluelugにMod zeroが初着弾した際に最速で展示車を組んで、乗ってみてびっくりしたのがそのビュンッと風を切る加速感。

いい意味でボリュームタイヤのバイクらしからぬ踏めばグンっと進むフィーリングは自分好みでおおっ!なんだこれは!

と衝撃を受けました。

というか上馬店裏で試乗しながら微笑みを超えて笑っちゃうほどには衝撃指数が高かったです。

めっちゃいいバイクだなコレは、、、と思いみなさんにじわじわと布教活動をしていました。

Black Mountain Cycles SHOP TOUR

Black Mountain Cycles SHOP TOURBlack Mountain Cycles SHOP TOUR

Point Reyes Stationにて

2023年にBlack Mountain Cycles現地に赴いて、

Mikeさんとコミュニケーションする最中でなんであんなに良いフィーリングなんですか?と聞いたら返答された「わからない、ハッピーアクシデントなんだよ」

と言われたのがきっかけになり後に個人的にもMod zeroを手にしてしまったのです。

僕らが憧れる日中夜常に自転車ことを考える人が意図せず産んでしまった最高の1台なんてそんなの乗らない道理はなし。

(その時の組み付け動画もありがたいもので気づいたら40万再生!ありがたや〜)

自身が手にしたらばやはり良さを十二分に実感してしまうわけでして。

日々のおやすみのグラベルライドはもちろんのこと、グラベルライドイベントのGRINDUROでも持ち出してしっかりと活躍してもらいました。

い〜いバイクなのですよほんと。

Black Mountain Cycles SHOP TOUR

Black Mountain Cycles SHOP TOUR 2025

僕らが勝手に想像するアメリカのグラベルといえば家を出たらば広大なグラベルにすぐアクセス、なんてイメージかと思いますがBlackMountainCyclesが位置するポイントレイズステーションは基本的には舗装路。

グラベルもあるにはありますがどちらかというと日本の土地柄に近い、舗装路を繋いで砂利道にアクセスして最後はまた舗装路を乗って帰るスタイルが主で僕らが思い浮かべるようなTHE!なグラベルはないそう。

そんな土地柄でMikeさんがテストしているわけなのでスケールこそ違えどフィールドのスタイルが似寄りの日本で自転車を楽しむ人にハマらないわけがないのです。

そしてそれは店前で試乗していただいてとても良い!と実感して頂くケースが非常に多し。是非各店店頭で乗って食らってください。

 

そしてダートバイクとして楽しみながらも、コレもいいじゃぁないの!!!

とずっと思っているのが本文であるダートバイクとしての性質を日本の土地柄アスファルトの用途へ少し寄せたオンロードバイクとしての組み方なんです。

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (47)

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (47)Mod zero(47)

担当させて頂いたこちらの1台はまさにそんな感じの1台。35Cのオンロードタイヤを履かせたローディッシュビルド。

それまで先進的なロードバイクをメインに乗られていたオーナーがそれまでのロードバイクに足りないと感じていた、

パワーを受け止めてギュンっと加速する感覚であったりラックマウントを生かした拡張性の高さなど、繊細な機材としてでなくよりガシガシと扱える道具として求めていたものをMod zeroで叶えてくれました。

この1台でかなりの長距離を駆けちゃうオーナー、そんな健脚からのお墨付きを頂いたのがとてもうれしかったですし、絶対このビルドなら調子良いって!!!と個人的に確信していた思惑がハマったのが個人的にしてやったりでした。

この具現化されきっていないスタイルながらこうして形にしてオーナーさんのイメージとズバッとハマった時の満足感といったら(Kさんいつもありがとうございます!)。

やっぱ俺バイクメカニック天職かもしれないわ。

MontebelloとKOMA reflector

そして最近デジさんのブログにもあったブルベ(制限時間付きのロングライド)にハマっている自分でもあるので、そんな組み方で新たな側面を体感したいじゃあないの、、、
*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (47)
*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (47)

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (47)Mod zero (47)

と思い昨年末にMAXさんとフレームを交換したGo Greenのマイモデルゼロを舗装路メインのロングライド機にカスタムしてみたわけです。

同ブランドの象徴的なモデルであるリムブレーキを用いたRoad、Monstercrossでもそんな乗り方を体験してきたのですが、Mod zeroにしたことによってメリットになるのがやはりディスクブレーキ。

雨が降らなきゃ大きく差はないのですが雨の日でも安心感のあるディスクブレーキのストップパワーは偉大です。

(江東区〜栃木〜霞ヶ浦〜江東区のルートの際の栃木エリア)

ブルベは200km〜600kmまでの決められたコースをチェックポイントを周りながら制限時間内にゴールを目指す遊びです。

それまで200kmと300kmのルートを完走してみたのですがなんの因果か両ルートともに雨に降られるシチュエーションがあって、クラシックなリムブレーキではオヨヨなシーンがありつつ。

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (47)

特に200kmは前半ほぼ雨な上にずっと上り坂だしで人生史上一番キツい100kmだったかもしれない。

そんなシチュエーションもどうせまたあるんじゃなかろうかとHONJOのフルフェンダーを盛り込んで雨の日特化。

しっかり乗る時は晴れの日のRoadと分けて来年は楽しんでみようかなぁと。

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (47)

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (47)

ブルベの際は夜中も含めてほぼ丸1日、距離によってはまる二日近く自転車に乗ります。

他参加者はバッテリーライト派が大多数でしたが個人的には走ると勝手に点灯するダイナモライト派、SONのダイナモハブsinewaveのダイナモライトはデジさんとお揃いのセット。

(普通のライトと比較すると重量と回転抵抗のデメリットはありますが、バッテリーを気にするストレスの方が個人的にはキツい)

そんな乗り方しねーよ!笑 って話ですが、どんな乗り方であれブレーキと同じで効けば効くほど良いですし、ライトも明るければ明るいほど良いのは声を大にして言いたいです。

特にブルベは街灯がない郊外がコースに組み込まれます。そんな時にこのsinewaveの圧倒的光量はもはや”必要”な領域なんですな。

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (47)

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (47)

リアハブは耐久性最強のPhilwood、雨の日に乗るとならば耐久性の高さに信頼を置いている此奴をば。

晴れの日用のRoadと比較して少し重いバイクな上に泥除けの存在もあるので、重量抑えるべく少ないスポーク数の組み合わせとENVEのカーボンリムの組み合わせにして少しでもフレームの重量差を埋めるべく。

衝撃吸収性の高いこのリムとULTRA DYNAMICOのしなやかなタイヤを使うことによって乗り心地は文字通り雲の上を走るよう。

ちょっとした段差はほぼ無効化にしてくれる威力があります。これマジで乗って欲しい。”良い”を超えてもはやチートを感じるから。

それまでアンチカーボン製品くらいな自分でしたが、この威力は凄まじい。。。

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (47)*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (47)

そして組み合わせ上モデルゼロにはそれまで対応できなかったPhilwoodのヘッドセット、適合するクラウンレースが不在でしたがこの度からMod Zeroにもインストールできるようになりました。(クラウンレースはこちら)

SURLYでいうとmidnight SPやKarate monkey、WILDEのsupertrampなど、ヘッドチューブが太くてクロモリフォークのバイクにほぼ対応したのはとても嬉しい。

他の回転部分はPhilwoodなのにヘッドセットだけ他社の組み合わせが気になっていた方は少なくないのかなと。大変お待たせしました。

ならばとBBも合わせてPhilwoodをインストールして回転部分は盤石に。

シンプルな佇まいのMod ZeroにはディティールとロゴがシンプルなPhilwoodが見た目的にも似合うと思うんですよね。

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (47)

新ロットまだですか?なんてお声も度々頂くモデルゼロですが、次回ロットの入荷目処は立っていません。

44サイズは日本人体格でいうと身長160前後〜170cm前半 の方までが適合。

もし体格その辺りでこの手のボリュームタイヤのディスクブレーキのバイクをお探しの方は是非とも上馬店一周まで御用命をば。

グラベル、オフロードはもちろんのこと、オンロードまでも幅広く、ツーリングにキャンプにとアクティブに駆けるのであれば決定版ともいえる1台だと思います。

 

ではでは