Rivendellに出会ったときのことを思い出す。

 

 

当時の自転車を取り巻くシーンといえば、トラックバイクムーブメントに一旦の区切り。

 

並走するようにUSハンドメイドバイク、レースカルチャーがメインストリームへと押し上がるようなタイミングでした。

 

トラックバイクがキッカケで自転車屋を志した僕は、ヴィヴィットなシーンの変化に馴染みの悪さを感じながらも、 喰らいつく試練の数年でした。

 

 

そんな僕に、大きな転機がありました。

Rivendellとの出会いでした。

 

『Rivendell People』を見たときにMASH以来の衝撃が走りました。

(30分あるけど、初見の方はぜひ見てみてくださいね)

 

クラシックで、それでいて気取らずカジュアルで、自分なりに楽しく。

それぞれの生活と自転車がちゃんと折り目のあってる感じ。

 

MASHやトラックバイクとは全く真逆なのに、とてもシンパシーを感じました。

まさに当時求めてた自由な自転車の姿で、軽さが戻った感覚でした。

 

BLUELUGでもRivendellの取り扱いが始まり、程なく入荷したのがSamHillborneでした。

 

*RIVENDELL* sam hillborne (51)

当時は4本の入荷。全く売れず。笑

 

でも確かな充足感と、自分との馴染みの良さを感じて、信じて遊んできた10年の歴史が自分のサムヒルボーンには刻まれています。

 

*RIVENDELL* sam hillborne (51)

ビューセージというやつですね。

 

僕にとって特別なサムヒルボーン。

基本設計理念は『オールコンディション・ロード』

HOMERよりもタフガイで、幅広い用途を賄ってくれるオールラウンドな品番です。

 

一見ヨーロピアンなランドナーのようにも見えますが、少し傾斜したトップチューブに、ゆとりのあるトップチューブ寸法です。

 

*RIVENDELL* sam hillborne (51)

アルバトロスバーを取り付け、レザーサドルに座り込んでみると、視界の高さと広さにびっくりします。

 

スポーツというよりは散歩のような時間。とても優雅で穏やかなフィーリング。

リヴェンデルでサイクリングをしてみると、あっという間に特別な時間になります。

 

バスケットをつけることも衝撃でした。

当たり前ですが、生活が変わります。

 

今までの自転車ライフはどれだけ引き算をしていくかという価値観でしたが、足し算をして、どんどん自転車を便利にしていくことをRivendellから学びました。

 

*RIVENDELL* sam hillborne (51)

自転車が生活の1ピースになることで、バラバラでまとまりのない自分の好きなことやライフスタイルがそれぞれ協調しあって、とても自由です。

 

 

サムヒルボーンでできることは何でもやってきました。

 

NBさんとキャンプツーリングで走った180kmの道のり。

チュウヤンとサウナに行った浅草への道中。

『帰りたくね〜』と悶絶した、谷さんとのオフロードライド。

 

 

Rivendellの解説の通り、ツーリング、コミュート、オフロードを遊びました。

 

“Do it all”なサムヒルボーンですが、10年の歩みでまたアップデート。

フロントフォークのクリアランスが変更されたことによって、よりファットなタイヤが取り付け可能に。さらにわがままを叶えてくれそうな予感です。

 

今回は、マスタードとセージグリーンの2色にて。

僕の乗ってるセージが大変反響もらってるのも事実ですが、上記のように沢山遊び倒してビューセージして、独特の発酵さえしてしまえば、ぶっちゃけどんな色だって輝きますのでご安心を。

 

大切なのはたくさん遊んでもらうことです。

 

マスタードも、セージもどちらもとてもいい色なので、心配ご無用ですね。

最後に販売スケジュールを!

 

 

****販売スケジュール****

11月21日(金)12時より店頭販売開始

11月30日(日)19時よりオンラインストア販売開始

(オンライン発売分は、店頭発売を経て残った在庫を販売させていただきます)

 

 

という感じでよろしくお願いします。

 

僕の思い出話が多めですいません。

 

サムヒルボーンとの出会いがみなさんにとって、良いものになることを願ってます。

 

僕のように!

*RIVENDELL* sam hillborne (51)

それでは〜。