こんにちは!代々木公園店カリカリです。

 

あっっつかった夏もようやく終わりが見えてきて自転車に乗るのが気持ちいい季節がやってきましたね。

皆さん自転車には乗っていますか?

僕は9月中頃に夏休みをいただきバイクトリップをしてきました。

向かった先は栃木県那須塩原市にあるSHOZO COFFEE黒磯本店さん。

自宅から距離にすると約190kmと今までやった事のないロングライド。折角の夏休みですし自転車と向き合う時間を作りたかったのと、どうせなら今までやった事のないことをしてみようと思い実装。

 

そんなロングライドを共にした自転車はもちろんこちら。

Rivendell Homer hilsen。正直今回のライドに向いている車種のバイクも他に持っていますがRivendellで挑戦して見たかったというのと、一番愛しているバイクでやっぱり走りたいってもんじゃあないですか。

装備に関しては途中キャンプとかはせず、1日で走り切ることを目標にしていたのと2泊3日の夏場だったので荷物は少なめです。前かごのSackville shopbagに衣類や携帯レンチ、モバイルバッテリーなどを。後ろのBagboyに目的地まで使う事のない寝間着や出番の少ない替えのチューブやその他工具を入れていきました。

 

朝6時、なんとなく行けるだろうという気持ちと共に日本一長い国道こと国道4号線をひたすら北上するルートでスタート。

栃木県にお住いの顧客様からちょっと危ないかもですとアドバイスを事前に頂いていたのですが4号線は大型の貨物トラックなどがビュンビュン通る道で結構スリリングで怖かった。笑(地理に自信がなかったので今回は一番シンプルなルートを選びました)

 

東京埼玉を抜け茨城県位までは自転車を降りて写真を撮ったり、動画を撮ったりしていましたがそれ以降はどんどん疲労も出てきてひたすらペダルを回します。

スタートから5時間で遂に栃木県入り!もう少し前から栃木県内には入っていたのですがこの看板見たときは嬉しかったなぁ〜。

 

それから2時間後のスタートから約7時間。ようやく宇都宮に到着、距離にして130km程ですがこの頃には両太ももと右脹脛が攣り気味で怠けきった僕の下半身はいつ足を回せなくなってもおかしくない状況。そんな僕に追い討ちをかけるようにマップに書かれた残り60km以上の道のり、ここからの道のりは正直めちゃくちゃキツかった、、、笑

「宇都宮からはもう目と鼻の先っしょ〜!」と甘く見ていたのでなおさら。笑

 

この先は写真を撮る余裕もなくひたすらペダルを回し、自転車そして自分と向き合いながらたんたんと走ります。

(今回の経験をし思ったのは絶賛開催中のジャパニーズオデッセイに出ている方々は本当にとてつもなくすごいなと思いましたね。笑 自転車が違うにしろ総距離約2300kmですよ?みんなバケモノです。笑)

日々街乗りだけで使っていたり、林道を走ったりするだけじゃなかなか経験する事のできない時間だったなと、今思い返すととてもいい時間でした。

 

そんな疲労困憊で疲弊しきっていた時にやっておいて良かった、、!!としみじみ感じたのが上記ヨヨコーカスタムパーティーの時に行ったフロントギアのトリプル化!元々ダブルクランクを使っており、一枚小さなギアが増えただけなんですがこれには本当に助けられた。那須塩原に近づくにつれて増える地味に長い上り坂、そして限界の足。でも自転車から降りずに走れたのもこれがあったからでしたね。

 

そんなこんなで途中『輪行. . . 。』という言葉が頭をよぎりながらも(笑)所要時間約12時間でなんとか走り切ることが出来無事完走!!予定より2時間くらい到着が遅れてしまいましたが無事1日で走ることが出来て良かった。(そこどこやねん?って感じの場所ですが僕の後ろ側にSHOZO COFFEEさんがあります笑)

最後まで何1つ問題起きることなく、弱音を吐くこともなく走り切ってくれたHOMERに感謝!

ますます君のことが好きになったぜ、ほんとに良い自転車だ。

 

 

 

それとインスタグラムのストーリーに道中の様子を投稿しながら走っていたのですが、応援メッセージをお客様にたくさんもらって元気と走り切るための闘志をもらいめちゃくちゃ嬉しかった!泣

 

本当にありがとうございました!!!

 

とまだまだ話せることはありますが、これ以上書くと前置きがとても長くなってしまうのでこの辺で終わりにしますね。笑

他小話が気になる方は是非お店でお声がけください◎笑

 

 

 

 

那須塩原の広い夏空と稲穂がとってもエモかった。

 


 

さて、今日の本題は最近組ませていただいたRivendellからROADINIを2台バイクチェック!

直近入荷があり今一番HOTなバイクですね。今回紹介するバイクは今期入荷のものではないのですが参考にしていただけたらと。また組み方がガラッと異なる2台なのでそちらも楽しんでいただけたら◎

 

*RIVENDELL* roadini (50)

  *Rivendell* roadini frame set (dark gold/50)

 

こちらは京都のアウトドアブランドで働く24歳(!)女性のお若いお客様からオーダー頂いた1台。

このフレームはLugの少ない1世代前のTIG溶接時代の一本。LugのROADINIも勿論かっこいいですが、今となってはこっちのフレームももう手に入らないので実に羨ましい。

周りにも自転車、特にRivendell乗っている方が多くそれに感化されたそう。お仕事がらアクティブに遊ぶことが多そうでSURLYやCRUSTにも目がいってしまいそうですが、1台目にRivendellを選ぶあたり感覚良すぎです。笑

 

*RIVENDELL* roadini (50)

*RIVENDELL* roadini (50)

Rivendellのラインナップだとロードバイクに属するROADINI。

その線を辿るようにドロップハンドルをチョイス。

Rivendellでドロップハンドルと言えば『世界一美しいドロップハンドル』ことヌードルバーもありますが、そのDNAも受け継いでいる上馬店谷さん印のALL ROADBAR PLUSでピリピリと攻め入ったストイックではないカンフィーなポジションに。

 

ROADINIは俗に言うロードバイクではないので現代のロードバイクの様に過度な前傾姿勢を取り続ける必要もなく、サドルよりハンドル位置が上になるアップライトなポジショニングで快適に乗ってもらう事ができるのでこのハンドルのチョイスもバッチリすね◎

 

アンレーサーを掲げるRivendellにもピタッとフィット、まさにALL ROADBAR。

*RIVENDELL* roadini (50)

横から見た『と』のシルエットもRivendellはもちろんクラシカルなクロモリフレームにじゃすとみーと◎

*RIVENDELL* roadini (50)

リムはVelocityの中でも最も汎用性が高いとされているDyad Rim。と言うのもツーリングだったり、日々の通勤、タンデム、クルーザー、さらにはリムブレーキのマウンテンバイクにも最適とされているから。色んなバイクに該当し使えるあたり、形状の似たA23よりも100gほど重いですがある程度の丈夫さも伺えていい。A23は軽いですがとても柔らかいリムですし、Rivendellはレースバイクではないので軽さを求める必要もありませんからね。

*RIVENDELL* roadini (50)

そこに合わせるのはRivendellと同じサンフランシスコ生まれのブランドSOMAのCAZADERO

お仕事柄キャンプに行ったり、お仲間とオフロードに走りに行く事があるお客様なのでなるべく太くてエアボリュームのあるタイアを。ロードバイクという立ち位置ですが、俗に言う〝ロードバイク〟には入らない太いタイヤが入るのもRivendellの自転車ならでは。

*RIVENDELL* roadini (50)

*RIVENDELL* roadini (50)

ギア周りは自転車乗りのお仲間から譲っていただいたトリプルクランクとリアはベーシックに9スピードで。ROADINIは普段フロントダブルで組むことが多いですが、トリプルでツーリングっぽい出で立ちもナイス。

*RIVENDELL* roadini (50)

今後アウトドアにも使える様にラックは必須。一先ずスッキリとバスケットはなしスタイルで。

キャンプ道具を載せたり、薪を積んだり、天板の広いNitto 52F rackは汎用性が高くていいですね。もちろんバスケットを載せてエブリデイ仕様でも。

また52F rackは少し前にモデルチェンジして以前以上につけられるバイクの選択しが広がりましたし、より綺麗につく様になったのもグッドポイント◎

*RIVENDELL* roadini (50)

*RIVENDELL* roadini (50)

そしてダイナモ!最後の最後までどうするか迷われていましたがこちらもお仲間の方がお持ちだったShutter Precisionを譲るよ!と粋な計らいをいただき導入!(みんなに愛されていますなぁ)

快適性や安全性にも重きを置いているRivendellだからこそなのか、個人的には一番ダイナモが似合う(と言うか必要?)なブランドかなと思います。(伝わるかな) 簡単に言うとダイナモのついてる姿のRivendellが好きっ!と言うことです!笑

 

*RIVENDELL* roadini (50)

*RIVENDELL* roadini (50)

*RIVENDELL* roadini (50)

*RIVENDELL* roadini (50)

と、ROADINI本来のオールラウンドロードバイクスタイルな仕上がりの1台に。

様々なシチュエーションに合わせられるのでキャンプ、日帰りライド、友達との鴨川ライド、

Iちゃん、京都でもたくさん乗って可愛がってくださいね!また一緒に自転車乗りましょう!

 

お次のROADINIはこちら!

 

*RIVENDELL* lugged roadini (47)

 *Rivendell* lugged roadini frame set (silver/47)

さっきのROADINIとほんとに対照的な1台!実にエブリデイ!

エブリデイバイクに必要な物が全部ついているんじゃないでしょうか?笑

 

*RIVENDELL* lugged roadini (47)

実はこの自転車僕らブルーラグクルー、そして幡ヶ谷民の食堂『LUG』で働くゆかりちゃんに組んだ1台なんです。

ゆかりちゃんが入社当初から何か自転車組もうよー!と熱烈アプローチしていたのですがその頃は自転車にそこまで興味なく『私は自転車いいかな、、』とずっと断られていた(笑)のですが、今年の6月Rivendellのグラントさんとウィルさん来日の際に2人の魅力に心掴まれ、『私、自転車に乗りたい!』と言うよりも『私、Rivendellに乗りたい!』と素敵な動機で遂に自転車を組むことに。あの2人に会ってその人柄を見せられたらそりゃRivendell欲しくなるよね。

 

初めはセルジオグリーンのJoe applooseと迷っていましたが、魅力的なシルバーカラーと基本乗るのはコンクリートの上だけなで太いタイヤはいらない→スイスイ走れる自転車がいいなと言うことでROADINIに軍配。

 

と言うわけでそんなゆかりちゃん’sエブリデイROADINIを見ていきましょ〜う!

 

*RIVENDELL* lugged roadini (47)

*RIVENDELL* lugged roadini (47)

*RIVENDELL* lugged roadini (47)

エブリデイバイクにはこのハンドル!と言ってもいいでしょう!ハンドルは名作b352ことアルバトロスバー。

ハンドル界の殿堂入りハンドルです。(カリカリ調べ) 彼女にとってファーストスポーツバイクなのもあるし、毎日乗るのであればストレスの少ない自然と手を伸ばしたくなる楽なポジションである方がいいですよね。そして佇まいもまさにRivendell。

そこにコルクグリップを合わせRivendellの古いカタログに乗っている様なクラシックスタイルで。

フォアグリップ(ブレーキレバーの先)にはピットに余っていたCloth bartapeをランダムに巻いてセラニックニスで閉じ込めてます。ニスが抜けていく風合いも楽しんでくれたら◎

 

続いて足回り。

*RIVENDELL* lugged roadini (47)

タイヤはコスパ最強タイヤのNew gravel king ss 38B、に。

*RIVENDELL* lugged roadini (47)

ピカピカのフェンダーを付けたい!と言う要望に応えHonjoのメタルフェンダーを。

本国のROADINIページにも記載ありますがフェンダーを付けるとなると38cがマックスクリアランスでした。

*RIVENDELL* lugged roadini (47)

またフロント側がどうしてもキャリパーの下をうまく潜る事が出来なかったので(DIA-COMPE BRS202の場合) 今回はテイッ!とチョップをかましフォーク前側と後ろ側にカット。上の写真で切ってあるのがお分かり頂けるだろうか。

これで後ろ側は好きな位置に取り付け可能になり、前側はNitto m-1b rackに取り付けています。

*RIVENDELL* lugged roadini (47)

横っ面から見ても言われなければ分割している様にも見えないし 、もちろんフェンダーとしての機能も損なっていません。

この部分、手間をかけた分僕個人的お気に入りポイントでもあります(鼻息)

*RIVENDELL* lugged roadini (47)

*RIVENDELL* lugged roadini (47)

街乗りメインなのでギアは最低限街を流せる9スピードで、フロントには大事なズボンが汚れない様に裾ガードを。

*RIVENDELL* lugged roadini (47)

*RIVENDELL* lugged roadini (47)

そして1台目のROADINIに続きこちらのバイクにもエブリデイバイクの強い味方ダイナモをセレクト。

耐久性、回転抵抗、光の広域、アフターサービスどれを取っても一番なドイツのSON NABENDYNAMO。値段は少々はりますが末長い自転車ライフをノンアクシデントで過ごしたいと考えるのであれば俄然おすすめです◎

 

*RIVENDELL* lugged roadini (47)

*RIVENDELL* lugged roadini (47)

*RIVENDELL* lugged roadini (47)

*RIVENDELL* lugged roadini (47)

エブリデイバイクスタイルのROADINIもこれまた素敵な事だこと。

 

*RIVENDELL* lugged roadini (47)

ゆかりちゃんのROADINIもLUGに止まっていると思うので、是非みなさんLUGに見に行ってそして美味しいご飯で舌鼓して頂けたらと幸いです〜!

 

 

以上、2台の異なるROADINIを紹介させていただきましたがRivendellらしい気張らないドロップバーロードバイクスタイルで軽快に林道走っても楽しいし、ゆかりちゃんのエブリデイバイクスタイルで〝何気ない普通の日常〟を共にするのもこれまた魅力的。

 

『ROADINIはロードバイクです。』って聞くと自分乗りこなせるかな?と思う方も少なくないと思いますが、その不安要素が少しでも晴れる読み物になれていたら嬉しいです。

 

個人的にRivendellの自転車って〝何気ない普通の日常〟を共にするならもってこいな一台ですし、そんな〝何気ない普通の日常〟を〝特別な日常〟に変えてくれるのもまたRivendellのバイクだったりして。って思います。

 

 

お後がよろしい様で。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

Rivendellをご検討のお客様いらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。

代々木公園店も現在ほぼ全車種試乗車をご用意しておりますので試乗だけでも是非。

 

代々木公園店カリカリがお送りしました。

それではまた。

 

By カリカリ