本日でブルーラグ上馬店は13周年を迎えました。
改めまして、いつも上馬店をご利用の皆様本当にありがとうございます。
そしてご遠方のお客様にもお礼が言いたいです。
お車や新幹線で上馬にわざわざ来ていただいたり、お電話やメールでやりとりをして、遠隔にて上馬店でバイクを組ませていただくことが本当に多かった1年でした。本当にありがとうございます。
14年目のブルーラグ上馬店をよろしくお願いいたします!
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先日のブログにも書いた通り今年の周年記念日には、このフレームが間に合いました。今年ばかりは僕の稚拙な文章ではなくこれが主役。
僕の人生で叶った夢のうちの一個。泣きました。
上馬10周年フレームは”Generalissimo Especialle”(ジェネラリッシモ・エスペシアーレ)という名前を付けてもらいました。
このグラントさんの「なんちゃってラテン語」がとっても気に入っています。一瞬で古いイタリアンレーサーのようなバイブスが出る魔法のことば。
フレームカラーはPinkとPeriwinkleの2色。
(緊張で手が震えてるのがバれ、イジられて爆笑しています)
そして、Rivendellのフレーム恒例の、「Samサム」とか「Joeジョー」とか「Charlieチャーリー」とか、自分の愛車を親しい人間の様に呼べる感じが大好きなので、このフレームは略して「Gene(ジェネ)」と呼んでいます。僕が大好きなスペインサッカー選手で良くある略愛称です。
Xavier Hernández Creus = XAVI(チャビ)
Pablo Martín Páez Gavira = GAVI(ガビ)
みたいな。
(ガビ話聞け)
このフレームのさらにの詳細や経緯はぜひグラントさんご本人の言葉で知って欲しいので、まだ見ていない方は先日の動画を見てくださいね。
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このフレームは12本が作られ、1本はグラントさん、もう1本はお店の試乗車を兼ねて僕のバイクを組ませていただいたので、残りの10本を販売いたします(悩みに悩んだ販売方法は後述します)
「ONE OF TWELVE IN THE UNIVERSE」のデカールはサプライズで、箱を開けるまで知りませんでした。
グラントさんと色々話した結果大好きになってしまったPeriwinkleカラーを僕は選びました(ピンクも素敵なので死ぬほど迷いましたが)
定休日、無心で組みつけ。
未来色々姿を変えていくでしょうが、授かった名前の通り「ジェネラル=総合的」な組み方が気分でした。
僕の解釈ですが「ジェネラル」=街専用でもなく山専用でもなく、エブリデーバイクに振っちゃうでもなく、HilliBikeでもなく。パーツを組み換えずに通勤もライドも両方そのままできる組み方。
僕は自分のRivendellは「Full Rivy」(riv.comで扱っているRivendell印のパーツだけで組むような組み方)で組むのが好きです。その縛りの上で、いかに自分を表現するか、の独りレースをしています。
Charlie H.Gallopの様なステップオーバートップチューブで、
いつもの通りロングホイールベースでふわふわ雲の上。
生まれた時は名前がなかったフレームなので、ヘッドバッジ、ダウンチューブのロゴは個別のものではなくカスタムのものが付きます。
AtlantisやAppaloosaやPLATYPUSの様に多目的(ジェネラル)、普段乗りから積載からHilliBikeもOK、太いタイヤも履けて、
それでいてA.HOMER HILSENの様な軽量チュービング。
そして、12本のフレームはそれぞれラグの墨入れの色が違います。つまり同じカラーの同じサイズでも厳密には世界に1本しかないということ。
このラグの色はランダム、何が出るかはお楽しみ、で販売しようと思います。
僕もお客さんと同じ条件で決めたいなと思い、ラグの色は見ずに段ボール開けました(パープルでした)
制作はマーク=ノビレッテ、ペイントはジョー=ベル、どちらもグラントさん親友のレジェンド(これも詳しくは動画で)
(ペイントbyジョーベルのロゴ)
サイズはS,M,Lの3サイズ。店頭でPBHを計測して合うサイズをご案内いたします。
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どれくらい乗りたいと言ってくれる人がいらっしゃるか検討もつかなかったので、とっても悩んだし迷ったのですが、以下の方法で販売いたします。
・以下の条件を満たす方に販売いたします。
①過去BLUE LUGどこかの店舗でRivendellを組んでいただいたことのある方。もしくは上馬店でその他ブランド含めたバイクを組ませていただいた方。
②原則、上馬店頭販売のみとなります(ですが、過去遠隔でRivendellを谷に組ませていただいた方も対象にしたいのでその方は例外とします。ご遠方のタニビルドRiv乗りさんたちご興味あればメールください→ taniあっとbluelug.com )
③本来自転車は組み方は自由であるべきですが、グラントさんから「くっつけてほしくないパーツ」「してほしくない組み方」を伺っています。このフレームに関してだけパーツチョイスや組み方を、多少谷にご意見させていただくこともご了承いただける方。(決して焼豚巻やフェルトグリップを強制されるということではないのでご安心を)
④傷やヨゴレを気にせず、乗りまくる方
・9/21(日)まで上馬店頭で「見てもらえる期間」を設けます。その期間にご購入希望者さんを募って、もしもフレームの数より多いご購入希望者様がいらしたら締切後抽選販売といたします。
(早い者勝ちにしたくないのと、初日にご購入希望しても最終日にご購入希望しても平等にしたいためです。また「買えないけど見たい」という若きRiv乗りや県外の顧客様、たくさんのRiv好きに見てもらいたいためです)
・フレームのみの販売はなし、組み立てて乗れる状態でのご納車になります(これは乗らずにフレームの状態で保管してほしくない、自転車は乗られるべきだ、というグラントさんの強い希望からです)
ご購入希望の方は、期間中上馬店頭にてお申し込みをお願いいたします。
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なんだか仰々しい条件がいっぱいになっちゃって本当に心苦しいのですが、グラントさんに言われたことを守りたかったり、Ritcheyの限定フレームのときみたいに転売の人がいっぱい来ちゃったりしない様に、なんて考えてたらこんな方法になりました。ご理解のほどよろしくお願いします。
最後にお値段ですが、Rivendellは「待たせたらから」とかなりディスカウントしてくれましたが(おそらく赤字だと思う)それでもいつもの台湾製のフレームより高いです。値段じゃないのですが、未来乗る人のことも考えて伏せておきます、お店でお伝えします。
繰り返しになりますが、買わない人も含めてRiv好き皆さん、上馬に普段遊びに来てくれる皆さんにこのフレーム通して楽しんでもらいたいです。ワクワクしてほしい。
「このフレームは買えないけど、Rivendell乗ってみたいな」なんて方や、「今までホリゾンタルしか許せなかったけどステップスルーってもしかして格好いい??」なんて方が一人でも多く現れたらそれが本望です。
本数も少なく値段も高いこのフレームではなくて、これをきっかけにRivendellそのものの魅力を広めたい。
例えば山は行かないな、街乗りメインだな、って方は、絶対にこのフレームよりCharlie H.Gallopの方が良いと思うし、他モデルと比較したり、他モデル含めRivendell全体のことを好きになってくれたら最高です。僕はRivendell全てのバイクが好きなので、このGeneだけ特別、なんてふうには思いません(今日もAppaloosa乗ってきた)
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9/21まで、たくさんの人にこのGeneralissimo Especialeを見て触って乗ってもらって、試乗車に乗りにきていただけたら嬉しいです。
14年目も上馬店をよろしくお願いいたします。タニでした。