上馬店のタニです。

本日は新しく届いたRivendellフレームのご紹介ですがその前に余談からです。

上馬店の展示車は、基本的に全て試乗していただけます。

特にRivendellに関しては個人的嗜好もあり、常に6〜8モデルくらい試乗Ready状態にしてあります。

目指すところ、全モデルフルラインナップをいつでも試乗していただける様にするのが僕の野望ですが、なかなか難しい。増やしすぎると一周に怒られそう、というのもあります。

モデルごとに比べながら試乗するのはとっても楽しいのでぜひご遠慮なく乗りに来てくださいね。

・・・とはいえその昔10年以上前は、”値札が付いている売り物のバイクは試乗できません”というルールでした。

しかし、いつだったか本国Rivendell HQに行ったとき、展示バイクを食い入る様に見ていたら、
RIVENDELL SHOP TOUR 2023
「乗りたいバイクはある?」

「え、いいの!?」

「乗ったら気に入ると思うよ」

とその場で速攻サドルハイトを作ってくれて・・・(この時自分のPBHを即答できるとかっちょいいです)
RIVENDELL SHOP TOUR 2023
乗らせてもらえました。

このホスピタリティが衝撃的で、僕がRivendellに魅入られてしまった理由の一つになりました。(実際この時も試乗で喰らってCharlie H.Gallopを買ってしまった)

僕が感動したこの体験をお客様に味わせたい、と真似をして自分の店も「基本全てのバイクが試乗できる」ようにしました。

・・・なーんていうのが上馬店の試乗車の歴史。その展示車を組んだメカニックは試乗してもらえると嬉しいもんです、ご遠慮なくぜひ乗り比べしてください。似てると思っていたアレとソレが全然違ったりします。

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『上馬店頭 Rivendell 試乗要望ランキング』なるものがもしもあったら、もちろん1位は「直近に出たばかりのモデル」なんですが、年中通して常に上位に食い込むモデルがあります。

それは”ROADINI”

しょっちゅうお店で「Roadiniの試乗車はないんですか?」と聞かれます。

恒例の本国スタッフバイクの写真を借ります、これはWillのバイク。

Rivendellが提案する「Riv的ロードバイク」。先日ブログを書いたCharlie H.gallopA.Homer Hilsen含めて「細Riv」なんて呼んでいます。

その細Rivの中でもシンプルで細身で、特に「ロードバイク」のニュアンスが強いジオメトリーを持つのがRoadiniです。

(マスタッシュバーチャンスでもあるRoadini)

なぜ他のモデルより試乗ご希望が多いのか。それは憶測ですが、

「こんなロードバイクは他にないから乗ってみたい」

って人と、

「こんなに ”短い” 特殊なRivendellは他にないから乗ってみたい」

って人。

未Rivと既Rivの2人種双方からご希望があるから試乗総数も多いのかな、なんて想像します。

・・・
そんなRoadiniを語るとなるとつい「ロードバイク」って言葉をたくさん使わざる得ないので、「えー私が欲しいのは”ロードバイク”ではないんだけどな」とか、「前傾姿勢キツそうなドロップハンドルなんて使う予定ないのになぁ」なんて言葉が聞こえてきそうですが、安心してください。


この通りアルバトロスバーチョコバー、”らしい”ハンドルで組めばそれは、ただ速くて機敏なRiv Bikeになります。決してドロップハンドルで組まなければいけないフレームではありません。もちろんフェンダー、バスケットもOKで「ロードバイク」といってもやっぱりRivendellなわけです。

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「Roadini」—ドロップハンドルもばっちり。もちろん他のハンドルも付けられるRivendell的ロードバイク

「Charlie H.Gallop」—ドロップハンドルが必要ない人のために最適化されたジオメトリーの非ドロップバーロードバイク。短いステムを使えばドロップも使うことができる

ってモデルごとの棲み分けをイメージすると、この軽くて速い2種で迷ってる方はスッキリ選べると思います。
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そして本題は、先日入荷したLugged Roadini 2025のこと。

今回のカラーは「Dark Gold」と「Periwinkle」。

最近アンニュイなカラーよりクッキリした色のRivが気分だった僕にはグサリ。細身でシンプルな形状にこの色はビンテージイタリアンレーサーのよう。

すでに店頭ではどっち派?トークに花が咲いていますが、店頭販売は開始しておりますので、ぜひ各店に肉眼でカラーを見にきてください。(オンラインストアは準備が出来次第お知らせいたします)

・・・
フレームの特徴や詳細は、前回入荷の際に頑張って書いたブログがあるのでそちらをぜひ読んでくださいませ↓↓↓

「前回のLugged Roadiniブログ」

こう自分の昔のブログを読み返すと(何書いたか大概覚えていないんですけど)今回は結構おれ良いこと書いてるじゃん、と感心しました。誰も褒めてくれないので自分で言います。

前回ブログを超えれなそう & 同じこと書いちゃいそうなのでフレームの説明は割愛します。

(このRambouilletのくだりとかもとても良かったと思うのですが!)

個人的にこのRoadiniがずっと欲しくって、前ロットは入荷前からパーツも揃えてワクワクしていました。

(前回入荷の”ハイホーシルバー”)

前回入荷時に、自分のRoadiniを組んでお店の試乗車にもする気だったので、先述の試乗車ご要望にも応えれるし、一石二鳥、大義名分と思ってましたが、フレームは即完売。乗れずに諦めたのでした。

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なのですみません、今ロットはフライングで自分のRoadiniを試乗車兼として組ませていただきました。
*RIVENDELL* lugged roadini (50)
*RIVENDELL* lugged roadini (50)

周年フレームGene以降お気に入りとなったカラーPeriwinkle(ニチニチソウ色)にしました。(”蜂蜜色”のDark Goldも元々大好きな色なんですが似た形のHOMERでその色は乗っているのでパス)
*RIVENDELL* lugged roadini (50)
お店で乗っていただけますので気になってる方ぜひ。

身長173cm/PBH83cm/サドルハイト70cmでフレームサイズは50サイズにしました。
*RIVENDELL* lugged roadini (50)
平均的日本人体格の僕のバイクは多くの人に試乗していただけると思います。このフレームサイズだとサドルハイトは67cmくらいまで下げることができます。

下記も参考にしてくださいませ。

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『ROADINI 参考PBH(股下値)サイズ表』
-47cm = 74.5-77.5cm PBH
-50cm = 79-84cm PBH
-54cm = 83-88cm PBH
-57cm = 86-91cm PBH
-61cm = 90-97cm PBH
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上記の通り僕の体格(PBH83cm)だと50と54サイズどちらでも適正で乗れますが、「ドロップハンドル」もしくは「マスターシュバー」担当のバイクにしたかったので、小さい方にしました。その辺のサイズのご相談もぜひご遠慮なく。
*RIVENDELL* lugged roadini (50)
僕のRoadini購入動機。なぜ気になっていたかというと、僕が求めたのはやはり「軽さ」と「速さ」。

例えば先日の定休日、自転車パーツの問屋さんの展示会で浅草まで行かなきゃだったんですが、幡ヶ谷店で朝チューヤンと待ち合わせて、

(チューヤンもこの日はRoadini。お揃いで走るの恥ずかしい)

信号だらけ車だらけの都心部を含む往復40kmくらいのライド。

もちろん他のRivendellでもう少しまったりユラユラ走るのも好きなんですが(慣れてますし)、ある程度の距離を、チューヤンの息子のお迎えのタイムリミットに間に合うように速度持って走るこんな日は、Roadiniは最高。

・・・
ブルーラグスタッフの中には、長距離ライドやレース、ブルベにロードバイクを使うスタッフもいるけど、僕にはそういうロードは向いていないし、欲しいのはカーボンロードじゃない。人それぞれです。
*RIVENDELL* lugged roadini (50)
性に合ってるのは、いつもの格好で乗れて、あくまで「エブリデイバイク」のロードバイク。Roadoniが絶対しっくりくることはわかっていた!

あとこのバイクがあれば、

最近まっちゃんがやってる遊び「鎌倉きゃのんぼーる(片道)」に付いていけるかもしれない。こういう力みすぎてないけど少し頑張るロードライド、やりたいな。
・・・
*RIVENDELL* lugged roadini (50)
キャンプにも行けて、オフロードも走れて、「この1台でなんでもできるよ」っていう包容力がRivendellの好きなところなんですが、その中でスタンド台座すら付いていない異色な存在。
*RIVENDELL* lugged roadini (50)
「必要な無駄」を削ぎ落とした、シンプルで細身なRivendellの異端児がしっくりきそうな方は、ぜひ試乗しにきてくださいませ。初めてのRivとしても、すでにRivに乗っている人も「なるほどね」と思っていただけると思います。

また長くなってしまった。書ききれなかったこと続きます、

最後まで読んでくれてありがとうございます。タニでした。