こんにちは、代々木公園店のカリカリです。

 

前回投稿させていただいたRivendellのウィルさんに焦点をあてたブログは読んで頂けましたでしょうか。

今日はその時にもう1つ立ち上がった面白そうな企画をブログにしました!

 

題して『Will’s choice of Rivendell』

 

 

時は遡り、、、、。

ウィルさん来日時こんな質問をしていたのがこのブログのきっかけに。

Q.今の気分だったり、ウィルさんの中で本当のお気に入り1台ってなに?ビジネス抜きで!笑

A.それは間違いなくPLATYPUSだね!あのバイクは本当に特別!本当によく走るんだ、理由はわからないけど。ストレスもほぼかからないね。

 

(K)2年前ブルーラグクルーがRivendell本社でバイクチェック動画を撮らせてもらった時も言ってたよね!その時から気持ちは変わらず?

(W)もちろん!ずっと変わらずお気に入りだな。

(K)じゃあPLATYPUSのフレームを軸にウィルさんチョイスで1台分パーツを選んでもらえない?この代々木公園店に今あるパーツオンリーで!

(W)楽しそうだね!やっちゃおう!

 

こんな感じでその場のノリとテンションでこの企画が立ち上がった訳です。

(先ずPLATYPUSってどんなバイクなの?という方はタニさんサブさんの深掘りブログを是非ご覧ください。)

 

と、いうわけでこちら。

 

 

美しいですね . . . 。

グラントさんが取材を受けたアメリカの雑誌The New Yorkerの記事内でもPLATYPUSが取り上げられ本国では去年同様今年も即完、すごい。アメリカでRivendellのバイクとはを言わしめる1台になったと思います。本国では欲しくても手に入れられない人の多いフレームの一本となりました。

 

今期のカラーは初回ロットから存在するLimeoliveとPeriwinkleの2色で入荷がありましたが、今回はPLATYPUSで初めて採用されたPeriwinkleでパーツ決めを。

*RIVENDELL* sam hillborne (54)

このPeriwinkleというカラー、僕もSAM HILBORNEで入荷した際展示車を組ませて頂きましたが本当に綺麗な色で一見可憐すぎる色かな?と思いましたが実際に組み付けるとその魅力に更に惹きつけられました。

 

またこの色、実はとっっても特別なカラーなんです . . . 。

今ここではまだお話できませんが近く明かされるはずです、、、乞うご期待!

 

今回はサイズ55をパーツ決めのサンプルに使いましたがどのサイズでも参考に使えると思います。

それでは初めて行きましょう!

 


 

先ずバイクの大枠を占めるホイール周りの一角、リムから。

ウィルさんが選んだのは。

Velocity Quill rimのAll black。Rivendellは何かとシルバーパーツ中心で組みがちですがここでブラックをサッと選ぶところ自由で良い。本国のスタッフバイクギャラリーもブラックリムで組まれているもの多く本国らしさがグッと出ますね。

 

(K)Quillを選んだ理由は何かある?

(W)Quillは軽い上に剛性が高くて良いよね。

(K)じゃあスポークは?シルバー?ブラック?

(W)スポークは絶対シルバー!!!これは譲れない。

 

お次はホイールの心臓部ハブ。

(K)フロントハブはやっぱりダイナモかな?

(W)そうだね。ダイナモといえばやっぱりSONかな。色はポリッシュで。

(K)リアハブはどうしよう?

(W)SHIMANOのハブも良いんだけど、フロントのポリッシュカラーに合わせて今回はWhite industriesのMI5にしようかな。

(K)いいね。

そんなWhiteのハブは2mmの六角レンチ一本で簡単にバラすことができメンテナンス性も抜群。

きめ細かく上品なラチェットサウンドが個人的にもオススメです◎

 

お次はこちら。

タイヤです。タイヤもいっぱいありますからね〜。

ゴニョゴニョやってますが今回ウィルさんが手にしたのは。

Continental Terraspeed 40mm。コンクリートジャングル東京の路面を見越してか結構細めのタイヤを選択されました。

ただ、この時ウィルさんも話していたのですがこのタイヤだけではなくマキシマムサイズのタイヤでトラクションやオフロードも楽しんでほしいと仰っていたので気分に応じて変えるのもいいですね。

 

これでホイールは完成ですね。

 

(K)ハンドル決めよう!

(W)アルバトロスが最近また気になってるね。8年前の話になるんだけどその当時3台のRivendellを持っていたんだけど全部のバイクにアルバトロスをつけていたんだよね。今では1台も付いていないんだけど、ここにきて最近また気になってるんだ。

(W)色はブラックにする!ブラックのアルバトロス初めて見たよ。ステムはNITTOのTallex stem 100mm、こっちはシルバーにしようかな。

(K)めっちゃいいね!ブレーキレバーはどうしようか?

(W)SHIMANOがいいな。

(K)R780はどうだろう。カンチブレーキもVブレーキも引けるし!

(W)いいね◎それにしよう。ブレーキ本体もSHIMANOでいいな、一番チープな物でいいからどれかな。

(K)SHIMANOならT-4000?

(W)じゃあそれのブラックで。

 

(K)話は少し逸れるんだけどウィルさんはRivendellをノーライズでワイドなフラットバーで組んだりオルタナティブと感じ取れる組み方をしてるけどあれは何か発想とかあったりするの?普通に調子いいから?

(W)単純に『ハンドル』が好きなんだよね、色んなハンドルを使いたくなっちゃうんだ。正しい使い方をすればどれも楽しく乗れるから。だからどんどん増えちゃうよね。笑

 

(W)サドルはもちろんBROOKSのB17チタンモデルあるね!こっちにしよう。

 

(K)グリップはどうしようか?

(W)グリップはこれかな。

(W)Lock-onタイプは芯があって硬い握り心地が好みかな。

 

(K)次はドライブ周りだね。

(W)クランクはSugino alpina2 、スプロケットはSHIMANOの8s(11-32)にしようかな。歯数が小さい方がいいな。

 

ここからは僕の予測になるのですがウィルさんのいう『歯数が小さい方がいいな』はワイドレンジではないスッキリこじんまりしたスプロケットの方がクラシックですし、Rivendellクルーは古いリアディレーラーなども大好きなのでそのようなパーツに変えた時もワンチャン使えるものを選んだのかも、、、と個人的には思います。あとちょっと考えすぎかもですが、最近はでっかいワイドレンジスプロケットが多いのでそれに対するカウンターパンチかもっ!とか勝手に考えるのも楽しいです。笑

 

(W)フロントディレーラー、リアディレーラーはSHIMANO製だったら何でもOK。規格の合うものを使ってくれたらと思うよ。シフトレバーはRivendellのS-2シフターをおすすめするよ。アルバトロスだったらサムシフターもバーエンドシフターも使えるしね◎

 

(K)ほぼ出終わったね!他は大丈夫そうかな?

(W)ラックとバスケットが必要だよ!これは絶対!ブルーラグにある物の中から選ぶならどれだろうなぁ。特別なものじゃなくていいんだ、一番ベーシックなものはどれかな?

(K)やっぱりNITTOのM-1Bかな。マークさん考案のラックだしこれしかないと僕も思うね。

(W)じゃあそれだな。バスケットはWALDの137サイズをつけようか。

(K)OK!じゃあこれで完成だね!ありがとう!

.

.

.


 

ウィルさんがPLATYPUSのためにチョイスしてくれたパーツが出揃いました。

 

自分では中々チョイスしないパーツもありとても新鮮でしたし何よりウィルさんが真剣に、そして楽しそうにブルーラグ店内でパーツを選んでくれる姿を見れただけでもとても眼福。

 

改めてウィルさんありがとう!

 

今回は上記のパーツを使ってアッセンブル、仮組みはしていないので頭の中でざっくり完成図を想像して頂けたらなのですが、これらのパーツを参考にしながら自分だけの1台を組んでもOKですし、Will’sチョイスのまんま組んで頂くのもこれまた最高だと思うので是非お気軽にご相談頂けたらと思います。

 

 

今日はここまで。

 

読んでいただきありがとうございました。

代々木公園店のカリカリがお送りしました。

 

それではまた。

 

By カリカリ