明日8月4日からはじまる毎年恒例Bluelug地獄の棚卸し。
店頭に無限に佇む商品に配されているバーコードを読み取る解脱が為の修行を経て、8月8日からBluelug全店通常営業がはじまります。
ご来店予定だった方にはご迷惑おかけしますが以下スケジュールをチェック頂けたらなと思います。
【棚卸しによる休業スケジュール🍉🎐】
8月4日(月)ブルーラグ都内3店舗休業 オンラインストア休止(正午より~)
8月5日(火)ブルーラグ全店休業 オンラインストア休止
8月6日(水)ブルーラグ全店休業 オンラインストア休止
8月7日(木)ブルーラグ都内3店舗休業 オンラインストア休止
8月8日(金)ブルーラグ全店通常営業 オンラインストア再開 (正午より~)
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以降全て通常通り
※鹿児島店は火水定休を挟みまして通常通り営業です。
ブログに戻ります。
先日フラっと箱根に行ってきました。目的地は彫刻の森美術館。
自転車ばかりに触れていないでいろんなことに触れろと人生の師にその昔言われたのでたまにはそんなこともしてみます。
今時期はめちゃ暑なので、日除け対策必至です。
東京からは小田急ロマンスカー使ったらばすぐ到着しますのでフラっと行ってみてください。
箱根なのでひとしきり周った後の湯処にも困りませんし、箱根湯本駅からのローカル鉄道も込みで非日常感あってオススメです。
余談も余談からバイクチェックを開始します。
straggler (50)
ファーストバイクとして選んで頂いた万能機、はじめてのジテンシャでは御用命率No1でしょうか?のSURLYの名機straggler。
オーナーの身の回りにたまたま上馬店に長らく通われている方が居らっしゃったこともあり、
各所パーツはその方が余らしていたものを盛り込み形にしたというリユースSURLYな1台。
いろんな時代のいろんなパーツを飲み込む載せ替えベースとしてのSURLY、ブランドの持つ世界観のいち側面として素晴らしいところだなと毎度実感します。
フレームカラーはstraggler純正のCold Blue。
登場してすっかり馴染みあるカラーの1つになりましたが数年前のmidnight specialのライラックカラーに迫るほど人気の純正カラーの1つとして。
いわゆる当たり年的な秀逸なフレームカラーだと思っています。
という言葉が何処かから聞こえてきそうなパーツ郡ですが、ままそんなこともあります。
自転車”好き”の一線超えた方が身の回りにいらっしゃるとそんな棚ぼたを期待できるので、いざSURLYを1台組むとなれば持つべきモノはまず自転車好きな知人なのかもしれません。
はじめてSURLYを組むんだ俺私!とそんな知人に伝えたらばSURLYの価値観に共鳴する彼らは喜んで使っていないパーツを差し出してくれるはずです。ですよね?😁
M-1B+WALDの黄金コンビも手元に余っていたというのはもはや僕ら趣味であり職業メカニックな立場からしても謎なんですが。
使えるところは余すことなく棚ボタライズさせて頂いて。ハンドルはプロムナードバーの銘品であるB352アルバトロスバーを。
日常通勤用途とあらばダイナモライトは欠かせないところで前後にダイナモライトを配備しています。
リアのダイナモライトはもはやBMのリアライトと純正品的なワンセット感すらあるDRUST cyclesのライトマウントを仕込み。
ダボの逆サイドにはフェンダー取り付け小物で電線ルーティンを整えてすこ〜しばかり綺麗に電線配備している感も出しつつ。というのは担当メカニックの些細なエゴかも。
そんなエゴはリムにも。VelocityのAERO。
耐久性を重視しながらも他軽量な部類のリムと比較して僅かな重量UPに留まった1本。
この物理的に厚みある頼もしいルックスながらそれなりの軽量さをキープというのは他社のリムでは地味に近い立ち位置の少ないバランスの良いリムと思っています。
僕ら日常生活に馴染む自転車使用者においては実はこの上ない選択肢なんでないかな?と思う1本になっています。
ジワジワと勢力拡大している最中ですが、もっともっと評価されるべきリムだと勝手に思っています。
木を見て森を見ずというのはあまり好きでないのですが、このモデルのいち特徴としてヘッドチューブが少しばかり短めではあるので、
高めのリラックスポジションを作ろうとなれば、コラムスペーサーをやや高めに積む必要があります。
これは逆に言えばある程度多くの方が前傾な早く走る為のスポーツポジションを作りやすいフレームという言い方も。
日常もスポーツもこの1本でカバーしてくれるSURLYの多様さを表しているところでもあると思います。
このコラムスペーサーが高い=見た目が良くないといういち宗教もあるのですが、その宗派すらもSURLYの多様さは飲み込んでくれる懐の深さがありますね。
“持ち主が乗って調子良い”というのは自分が1台担当させて頂く上でテーマとなる部分ではあるので、コラムスペーサーの高い低いという木のみでなく森を意識してバイク全体を形作っています。
そしてそんなコラムスペーサー低い宗派の方にぴったりなのがこのstragglerの分家的存在である、
Preamble (XS)
SURLYより”序章”の意を持ち、彼らは”自転車のゲートウェイドラッグ”だなんてウィットに富んだ形容をするプリアンブルです。
僕ら小柄な日本人目線からすると最小サイズであるXSサイズはSURLYの中でもかなり小柄な方まで対応することによくフォーカスしてしまいがちですが、
ちゃんとシリアス組みをしても素敵な1台というところにももっともっとフォーカスしてあげても良い1台だと思っています。
こんなドロップバーで多段ギアを備えたスポーティーな1台ってのもこれまたオツなんですな。
そしてこのモデルのいち特徴ともいえるのがstragglerと打って変わってこのヘッドチューブの長さ。
ドロップバー=強い前傾姿勢のイメージがありますが、コラムスペーサーをさほど載せなくともすっきりとサドルの高さに対して高めのドロップハンドルのポジションが作れます。
なのでコラムスペーサー低い宗派の経典に沿うのであればこのフレームが大正義やもしれません。
あなたはどっちの宗派でしょうか?
そしてぱっと見で様子がおかしいと感じるのはやはりダウンチューブのロゴ周りかなと思います。
いつもであればこのロゴのみ別貼りの純正のデカールを用いるのですが、
今回のオーナーは塗り、ペイントでのワンオフロゴ。ひっそりフチも濃いブルーで塗っているんだから細かいです。
しれ〜っとコラムスペーサーもロゴのカラーマッチングをしているのですがお分かりいただけたでしょうか。
こちらのカラーリングは働かれているお店のロゴからサンプリング。そういうの素敵。
デカールとは異なりペイントの場合は時間経過で禿げてしまったりが起こりませんが、その代わり外すことの出来ない専用装備になるので原則全て塗り直し以外のカラーリングの変更が行えなくなります。
カラーリングの自在さで得られる自由度は大きいですが、それは天秤にかけて頂けたらなと。
そんなお店さんはタコス屋さんin調布だそうで、バーテープはPDWのタコス柄!
この食べ物シリーズバーテープ、最近ロットから少しばかりブラッシュアップされていまして、滑り止めのシリコングリップが追加され柄のポップさとは裏腹に確かなグリップ感という機能性も加わりました。
それによってバーテープを重ねる範囲をキワキワまで攻めることが出来て今まで以上に綺麗にタコス柄が出せるようになったというわけです。
と思いきやそこはフレームとのカラーマッチングを優先してターコイズカラーのXC-Ⅲペダルにて。
フロントギアはトリプル、いつかはと画策して頂いている荷物を積載してのツーリングも難なくこなせるよう軽いギアレンジも伸びしろとしてご用意。
そんなツーリングでもこなせるように車輪周りは身軽さとタフさを兼ね備えたチョイスを。
リムはこれまたVELOCITYのAERO、ハブはwhite indのCLDを。
回転性能と軽量さ、そして価格のバランスは現状のアメリカンコンポーネントだとwhiteは最上位かもしれません。
サドルは先日再入荷のあったselle italiaの名作サドルであるFliteの別注パンチングモデル。
2枚目なツラの良さとクッション性であったり、個人的な贔屓サドルの1つなのでついついこればかりオススメしちゃうところがあります。って毎回バイクチェックで書いてる気がしますね。
ヘッドセットはPhilwoodのポリッシュシルバー、このPhilのポリッシュは毎度取り付けの度仕上げの綺麗さに感嘆しています。ステムキャップが文字通り鏡面になるんですよねコレ。
カメラマンの姿と撮影背景までバッチリ写り込む美麗さは他ブランドには出せない領域です。
ついスペック似寄りなstragglerと比較されては馴染みのあるstragglerをチョイスされる方の方が少しばかり多いのですけども。
個人的にはPreambleだからこそな機能とディティールのシンプルさに少しずつ惹かれてきているのでややPreamble優勢な最近です。
もうそろみなさんにも馴染んできて市民権を得ていく頃なのかな〜?と。
今回はこの辺で
それではー
いっしゅう