上馬店からタニです。
衝撃と緊張の来日から数日、今日はRivendell関連。
(本当この人のおかげで自転車ライフがガラッと変わった、救ってもらったので本当に感謝しかないし、とっても尊敬している)
前々回あたりのRivendellブログで少し書きましたが、やっとこさ届きました、Rivendellが創るBAGブランド「SACKVILLE」。
デザインや思想やユーモア、、Rivendellのそれがギッシリ詰まった、USA製で丁寧にハンドメイドされるバッグたち。なのでなーかなか日本には入ってこないのだけど久々の入荷がありました。
ウルトラロマンスのバッグを作っているところと同じく今ロットから作る縫製工場も変わりましたが、相変わらず丁寧で職人さんの愛を感じる作り。
今回届いたモデルは、
まずは「BANANA SAX」。今ロットはグレーとオリーブ。防水ナイロンはびこる昨今にこのスコットランドの風合い深いコットン、USAグレインレザー、金属の金具。
サドルバッグとしてももちろん、
ハンドルバーバッグにもなりけり。
ダッフルコートよろしくなトグルで開け閉めは手袋しててもスムーズ、壊れにくいし治しやすい。
本国では最近の一番人気だそうで、意外にグラントさんではなくスタッフのローマンのアイデアだとか。
バナナの房のようなSAXのような湾曲したデザインから、バネ付きサドルのバネも避けれるのもいいところ。B17 Flyer使いの皆様どうでしょう。
パッと開けた時にも中身が飛び出さないように中にはフラップがついてて、
底面には隠しポケット、ここには携帯電話、お金、鍵をポイン。
キャリアや金属のラックを必要としないので、
「バイクを軽量なままにできる」
「色々な車種につけることができる」
のもポイント。意外と他には無いこの中くらいのサイズ感、ちょうど刺さる方いるんじゃないでしょうか。
ちなみにこのSACKVILLE、「グレー」「オリーブ」と以前にもあったカラーだとしても、過去ロットとは生地が変わることもしばしば。
色味や質感が過去ロットと同一でないことも多々あります(その時手に入った生地で作っているんですな)
Rivedenllファンならそんなこと気にしない方ばかりかと思いますが、過去ロットをお持ちの方は色合わせなんて気にしないでくださいね。
グラントさんの言葉を借りれば「Be groovy and Go ”Contrasty” !」とのこと。
(中身の例)
絵心と感性の絵の具をぶち撒けて、チグハグカラーを楽しみましょう。
・・・
対してRivendell伝統的な、四角い大きなサドルバッグ「BAG BOY」。
待っていた方も多いんじゃないでしょうか、
時代が移り変わってもRivendellが何十年も執着してきたこのカタチ。
名前違いでサイズ違いのモデルも存在しますが、今回入荷したのは上から3番目のサイズ「BAG BOY」。こちらも同じ生地でグレーとオリーブにて。
おそらくこのモデルが我々日本人のサドルハイト、フレームサイズ的に一番使いやすいモデルと思います。僕にとってはほぼ生活必需品、薬局で買ったシャンプーからスーパーで買った野菜や果物まで。日々の荷物をぶち込みましょう。
ただ注意点としてはやはりサイズ。サドルの高さによってはつけられないこともあります。店頭ではフィッティング試着も致しますのでメカニックまでお気軽にお申し付けくださいませ。
バッグ自体の高さは19cmくらい。
RivendellマネージャーWillくんのように「ぶら下げスタイル」キャリアやバッグサポーター無しで運用するには「サドルのバッグループ → タイヤの一番てっぺん までが 27cmくらい」必要です。
「わしも憧れのぶら下げスタイルイケるんじゃ?」といつも思い立って測ってみるのですが、何度測ってもサドルハイト70cmの僕には無理でした。タイヤに擦っちゃいますね。
あれは背の高い人、サドルハイトおそらく75cm〜くらいある人の特権ですね。
なので我々日本人の多くは、
R14バッグサポーター↑を使いましょう。
R14もめっちゃ格好いいラックなので、これをつけるチャンスと考えましょう、リアダイナモチャンスでもある。あとR14に乗っけた方がライド中ユサユサしないので実際調子も良いです。
ーーーー脱線ーーーー
最近のロットからメインストラップのバックルの位置が変わりました。
左が旧ロット、右が新ロットです。バックルが上部に、ベルトが長くなったんですな。
これ、実は天才的な発明で、
センターストラップをギュギューっと引っ張り上げてBAGをコンプレッションすることができます。
バッグの「クチバシ」を上に縮めることができるわけです。
これを駆使すると「ラックなしでも付けられる可能性」がググッと上がります。憧れの「ぶら下げスタイル」できる可能性が高まります。
この写真でサドルハイト72cm、タイヤは27.5×2.3。このくらい余裕があります。
結構重いものを中に詰めて実験してみたのですが、おそらく大丈夫かと思います。
この写真だとサドルハイト70cm。ギリいけそうですがライドしたらちょっと怪しいですかね。太RIVならサドルハイト71cmくらいが、ぶら下げ族になれるかどうかのボーダーラインでしょうか。
無理だったらR14ラックがあったら確実なので、この裏技は脳の片隅に置いておいてくださいませ。
ーーーー脱線終わりーーーー
そしてこのSACKVILLEのケア・メンテナンスについて、本国サイトのグラントさんの注釈(御言葉)が最高なので貼っておきます。
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注意:生地は丈夫で耐摩耗性が高いですが、鋭利なものを中に詰めてトレイルをガタガタと走れば、稀に魔法のように穴が現れます。が、商品の欠陥ではありません。穴が開いた場合は、革や布を接着したり縫い付けたりして「自分で直してください。」丈夫なバッグですが、鉄で出来ているわけではありません。
洗濯方法:雨で洗ってください。雨が降らない場合、年に一度ホースで10秒、ぶっかけてください。
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このユーモアが本当素敵だな。うちの通販部にも教えようと思いましたが、日本だと怒られちゃうでしょうか。
そして最後にもう一つ、これ、めっちゃ気になってました。Rivendellが提案するローテク多目的ウォレット。
「Walletville Wallet」
本国の商品ページ曰くどうやら「伝統的な日本のお財布」がモチーフらしい。あれかな、お父さんが使ってる二つ折りのやつかな?
入荷と同時に早速ウエンツ坊が導入していました。
良い歳してドラゴンボールのシール入れんな。
そしてもれなく商品ページのグラントさんのお言葉が最高なのでそれもご紹介
「私たちはライフスタイルの会社になるつもりはありません。私たちはあなたの生活をかえようとしたり、あなたの愛する人があなたにくれた財布を交換させる気はありません。ただ、現在のウォレットがゴミ箱に捨てられたり、気に入らなかったり、何らかの理由で別のウォレットが必要な場合は、これで生活の質を向上させていただきます。」
そして、コットンバーテープやフリクションシフターにも通じる思想、このDIYな感じ。
使い方に正解はない。持ち主の発想と美意識が試されているこの感じ。「ウォレット」なのに本国商品ページでは堂々とペンケースとしての写真が使われていたり。
ファスナーは付いていないから輪ゴムでどうぞ、と。でもこの輪ゴムが正解ってわけでもなくて、それぞれが使い方を編み出していくんですな。
そして人生は続いていく。ウエンツは生活向上できたかな。曰く小銭の取り出しは少々練習が必要なようです。アメリカより硬貨使う機会多いですもんね我々。
SACKVILLE各種はBLUE LUG各店頭では販売開始していて、オンラインストア発売は26日(木)19時~となります。
このくらいパンパンに詰め込んで、使いこなしたい。
ぜひ店頭で実物を手に取ってくださいませ。
以上タニでした。