最先端の技術の進歩やトレンドの移り変わりが著しい世の中ですが、自分はいまだにクラシックなアナログ媒体も好きです。

CDや雑誌を集めていたり、フィルムカメラで写真を撮ったり。CDしか聴けないマイカーは世間一般には旧車と呼ばれる年式。

自転車に関しても、最新の素材や規格の素晴らしさも実感しているのでシチュエーションや気分によって使い分けていますが、自分がより魅力を感じるのはクラシック(普遍的)なテイストのバイクたちです。

最新のモノ達の恩恵も受けて生活していますが、それでも自分がいまだにアナログも好きなのは、インターネット上の情報のみでは知り得ない情報が得られたりする点や、自分の手元に物体として存在することで、収集欲・所有欲を満たしてくれる点、今現在最新のモノからは感じられない、親しみや哀愁を感じさせてくれる点に魅力を感じているからです。

デジタルネイティブ世代の贅沢と言わてしまうと返す言葉もありませんが。


同じくそのような価値観のもとで活動を続けている、のかどうかは本人のみが知るところですが、海の向こう側のバイクシーンのリアルで貴重な情報をお届けしてくれる”エキストリーム・オルタナティブ・サイクリング・マガジン”、Calling in sick magazineの最新号、Vol.14と新作のソフトグッズたちが入荷しました。

このブログに詳しいですが、Calling in sickは、自分の自転車の価値観を更に広げ、新たな世界を見せてくれた、自分の自転車史の重要なターニングポイントの一つです。

昔の僕みたいにCalling in sick magのことを知らない人にも喰らってほしいので、改めてご紹介させていただけれとば思います。


そもそもどんな雑誌?という方が多いかと思いますが、この雑誌は”エキストリーム・オルタナティブ・サイクリング・マガジン”というカテゴライズを自称しています。

一概にこれが、という定義はないのですが、趣味としての自転車のメインストリームのカテゴリとなっている競技志向なバイクやライダーたちと一線を画した自転車のカテゴライズを”オルタナティブ(代替の)・バイク”なんて呼んだりします。そんなバイクやそれにまつわる人々やコミュニティに関する内容を扱うzineです。

バイクチェックやライドのレポート、フォトグラファーの写真やゲストによるコラムなどなど。

登場する人々やバイクは肩肘張ってないけどどれもクールで、リアルな現地のバイクシーンの様相を伝えてくれます。

登場する車種はRivやCrust、ハンドメイドバイクなど、僕らのラインナップと共通する部分もたくさん。

手掛けるのはこの人、Adamさん。

元々は建築の照明デザインをする傍らで製作していましたが、現在はこのCalling in sickのパブリッシングをメインに活動。

LA出身で、現在はSFに。LA在住時に、RivendellのマネージャーのWillさんとスケートボードを通じて知り合ったのがキッカケでのちに自転車の世界へ踏み込むことに。

そんなバックグラウンドがあるからか、スケーターに自転車乗りが誌面に登場することも多々。

 

(BlueLugに初めて入荷したvol.5の表紙は最早伝説ですよね。)

僕はスケーターではないので詳しくはないですが、彼らから感じられるストリートな雰囲気が、僕が元々好きだったトラックバイク乗りのソレと近かったから惹かれたんじゃないかと思っています。


Calling in sick magのおさらいはここら辺にして、今回着弾した最新号とソフトグッズの紹介を。

 

こちらが今回の表紙。

Vol.10もでしたが、MTBでダウンヒルしている表紙。表紙を飾るライダーはsnackserwinことmaxさん。

どんな人か存じ上げなかったのでインスタを覗いてみたらスケーターで、自転車もロードバイク、シクロクロス、MTBとジャンルレスに楽しんでる、まさにCalling in sickにピッタリな方でした。

オルタナティブバイクがテーマのCalling in sickですが、根っからの自転車好きのAdamさんは自転車の興味の幅がどんどん広がってくのが抑えられないようで。

MTB熱が高じてか、Calling in sickから派生してMTBを扱う新たなzineを始めるとのこと!

最新号の表紙のmaxさんもタグ付けされてて、彼らの周りは今MTBがHOTなのかなと。

ブルーラグでも最近スタッフ間でMTBが盛り上がってるので、僕ら的にもとてもタイムリーで続報が楽しみ…

サポートさせてもらってる広告枠、今回は我らがFairweatherで。もっとワールドワイドに沢山の人に届いてくれたら!

今回個人的に刺さったのがフィルムフォトグラファーChris Longyneさんによる写真のページ。

フィルムならではの雰囲気と躍動感あふれるダイナミックなアングルの構図が最高です。

その他にも素晴らしい写真や記事が盛りだくさんなので是非お手に取っていただけたらと。


本誌と一緒にソフトグッズも着弾しています。

いい加減Tシャツ一枚でイケますね。なナイスなタイミングで、夏を感じさせるフラッシュオレンジと、シックで合わせやすいモカブラウンの二色でTシャツが。

毎シーズンユニークなデザインのアパレルを作ってる彼らですが、今回は既にステッカーでも出ている”grassmirror”のデザインで。

キモこわカッコいい。

ナイスバイブスなステッカーたちも新デザインを引っ提げて。

前回出た”Aged out skater”ステッカーのまさかの第二弾。

”あなたは歳を取ったスケーターで、ノンアルビールを飲みながらCRUSTBIKES.comであと払いで買い物をしてませんか?であればCalling In Sick Magazineも気に入るでしょう。”

相変わらず皮肉が利いてます。

こういうメッセージ系ステッカー、僕はめちゃくちゃ好きです。内容によっては貼るのが憚られるけど。

ご自身のバイクは勿論、手持ちのアイテムにペタペタ貼って自己主張。バイブス出していきましょう。


という事で、Calling in sickのおさらいと、issue 14&新入荷グッズのご紹介でした。

自転車の”カッコいい”の定義は人それぞれですが、僕は特にアメリカのオルタナティブバイクカルチャーに憧れがありますし、そこから影響を受けたブルーラグを覗いていただいている皆様も大なり小なり、そうではないでしょうか。

そんな方々にブッ刺さる彼の地の雰囲気をダイレクトに感じられる彼らのアイテム、ブルーラグ各店・オンラインストアにてチェックしていただけるので、是非にお手に取っていただければ幸いです。


余談

常日頃Calling in sickの紙面に出てくるようなグラベルやトレイルでのライドを欲している僕ですが、つい最近友人と行ったライドがまさにそんな感じだったので、写真で紹介させていただければと思います。

海外にも目劣りしないロケーション、最高でした。

まだまだライド行き足りないのでもっと沢山行ければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!