B903ブルムースバーをデザインしたのが、おそらく10年以上前?
気づけばご長寿品番、気に入って使っていただいてる方には最大の感謝を!
引き続きB903ブルスースの方は継続になりますが、新サイズができました。
10年以上全く仕様変更などしてきませんでしたが、その間にご要望も少なくなかったわけで、そのリクエストの中に『ハンドル幅』、『リーチ問題』、『ハンドルの角度』などがありました。
海外での需要も非常に多く、こういったご要望は必然でしたが、B903のスタイルは崩したくないので、新しいサイズを設けることにしました。
お見知りおきを。
たかだか3cm幅伸ばすなんて、簡単に聞こえるでしょ?
ここが一番大変だったんだ…!
そもそもブルムースの最大ハンドル幅は720mmと言われてて、これ以上は難しいとのことでしたが、溶接方法や溶接角度などを何度も検討し実現まで。
日東さんのパワーには脱帽です。みんなで敬礼。
リーチについて。
ジャストフィットのフレームサイズに、90mmのステムをつけて握るフラットバーと同じ握り心地で作ったのが、B903です。
当時はSURLYのクロスチェックを想定して設計していましたので、これで十分でしたが、よりたくさんのバイクにつけやすく、突き出しを10mm延長して、100mmステムをつけてフラットバーを握る感覚になりました。
(変態メカニックからは、今度は過激に短いリーチのものをとか言われ始めたので、気絶させておきました。)
こっちがいつものブルムース
これは味付けの問題ですが、既製品のサイズアップじゃつまらないので、少しハンドルをしゃくり上げました。微妙ですけどグリップ位置に違いが出ますね。
より手馴染みが良くなったと思います。
ハンドルコラム部分の溶接もフィレット仕上げに。
マイナーチェンジはそんな感じ。
どうでしょうか?調子いいんじゃないかと思います。
ちょっと脱線。
色々なライダーに愛されてるのはとびきり嬉しいことですが、クーパー・レイにブルムース使ってもらってるのはとびきり光栄です。まだ見たことない方はぜひ見てみてくださいね。
ぜひバッチリ来た方には試していただきたい。
今後ともブルムースバーをよろしくお願いしますー!