こんにちは、代々木公園店カリカリです。

(大変ご無沙汰しております、、、。)

 

早い事にもう年が明けてまもなく丸2ヶ月が経とうとしておりますが皆さん色んな何か新しいことを始めましたでしょうか?

本当に小さいことなんですが僕も新しいことを始めました、、、スキンケアです。笑

今までは朝起きた時や風呂上がり、何もしなくても若さパワーでなんとかなっていましたが気付けば今年で30歳。もうおじさんです。自分ではまだまだ若い方や!と思っていましたが世間一般的にいえばおじさん。悲しくなってきますね。

パートナーからも「何かしたら、、、?」と言われ本格的とは言えませんがケアを初めて見ました。

別に美肌は要らないんですが最低限にね、、。

あと今年は英語も少し勉強したい。簡単な意思疎通が取れるくらいでいいから。

 

皆さんは2025年、何をし始めましたか?

 


 

さて今日の本題はバイクチェックです。昨年12月から今年の1月にかけてとってもたくさんの自転車を組ませて頂きました。オーダーを頂きました皆さまありがとうございました。中には2025年からまた改めて自転車に乗り『始めて』みたという方もいらっしゃるのかな。

 

そんな組ませて頂いたバイク達、紹介しない訳にはいかないだろう!と思い六角レンチから手を離し今パソコンと向き合っております。今回はジャンルレスにいきますね。

 

それでは、、、

レッツゴー!!!

 

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* monstercross (50)

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* monstercross (50)

 

鮮明過ぎない赤色がグッとくるこちらはBLACK MOUNTAIN CYCLESよりMonstercross。まず色が最高です。

僕古着が好きなんで古着に例えると中々見つからないヴィンスエ(ヴィンテージスウェット)の赤みたいで本当にカッコいい。強い主張のあったであろう赤色が長い時の中でくすみ、汚れ、退色し特別な雰囲気を放つあの感じに似ていると思う。この写真の様に日の当たり方でフェードしている様にも見えるし、今回Monstercrossはグレーのフレームもありますが僕は断然こっち推しです。

こちらのお客様はアウトドアがご趣味の方で、仲良くされているお仲間さんやお店さんが自転車にも乗ってオフロードを楽しく走られている姿をみて(そして誘われて)自分も乗りたいとなったのが始まりでした。

 

オフロード遊びも楽しみたい!というのと折角組むなら、、!とパーツ構成も抜かりなく。

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* monstercross (50) ヘッドセットは社名に創業者の名が付き今もなおその方によって会社が運営されているChris Kingの物を。社名が創業者、なおかつ今もその方がしっかり運営に関わっているブランドって本当凄いですよね。(RITCHEYやPAUL.COもありますね)

タフにバイクを乗りまわしヘッドセットをすぐに壊してしまうマウンテンバイクライダー達からも高い信頼を得ており兎に角壊れない。そして美しいその造形も魅力の1つですね。ヘッドセットはフロントブレーキをかけた時に生み出されるストッピングパワーの衝撃を請け負う箇所で自転車の中でも一層強い衝撃の加わる部分。拘っていて損はないかと。

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* monstercross (50)

レバーはPAULのLOVE LEVER。最近僕もこのレバーを使い始めたのですがPAULのレバーってわろけてくる位握っていて気持ちがいい。笑  (PAULも創業者が今も尚BOSSとしてい続ける会社の1つ。) 人差し指、中指で握る箇所の横方向への遊びがほぼ0に等しいので、ワイヤーを引く際に力の逃げがなくただ真っ直ぐキャリパーへと力を伝えてくれます。

精度の高いレバーはキャリパー側が安くてチープめな物だったとしてもそれを全く感じさせない使用感を生み出してくれるのも魅力の1つだと個人的には思います。

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* monstercross (50)

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* monstercross (50)

今やグラベルロードのベーシックGRXの11sにチェーン落ちを限りなく少なくしてくれるwolf toothのDrop stop chainring。(Drop stopって単純な名前がカッコよくて好き笑) こちらは歯数の多さや、対応クランクのバリエーションが多いのも嬉しいところ。

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* monstercross (50)

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* monstercross (50)

これは絶対つけたい!とご所望いただいていた世界一カッコいいラックことPASS AND STOWの5レールラックを。3レールもありますがキャンプにも行かれるので天板が広く荷物が積みやすいこちらに軍配が。走れば勝手についてくれるダイナモもセットで。(PASS AND STOWは今現在欠品中なんですが、あと少しで入荷しますのでもうしばらくお待ちください!)

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* monstercross (50)

そして極め付けはこちら!!僕の激推しONYXハブ!!

僕も自身のHOMERに組み込み使っていますがパワーロスの少なさ、踏み込みの瞬間にかかるトルクがいたく気に入っていて今や逆にラチェット構造のハブに若干の違和感を感じてしまうほど。(普通は逆。笑)

操縦者と自転車の一体感も格段に上がりますし、オフロードなどシリアスなライディングが重視されるシーンにはその実力を存分に発揮してくれるでしょう。何より足を止めた時の伸びとあの静けさもまた最高です。過去に書かせて頂いたブログで詳しく解説しているので是非読んで頂けたらと。

 

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* monstercross (50)*BLACK MOUNTAIN CYCLES* monstercross (50)

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* monstercross (50)

O様この度はオーダーありがとうございました!楽しく乗っていただいていますでしょうか。

ドロップハンドルだったり、シングルスピード化、フロントダブル…etcと、Monstercrossはカスタムの幅もとても広いので これからもたくさん楽しんで頂けると嬉しいです!

 

お次はこちらですん。

 

*SURLY* midnight special (50)

*SURLY* midnight special (50)

 

こちらは横須賀の海軍基地で働かれるため日本に来られたアメリカはノースカロライナ(マイケルジョーダンの母校があるところですね)出身の方に組ませていただいたバイク。ツーリングもしたいし、横須賀はちょっと走れば山もあるからオフロードも楽しめる自転車がいいなという事でMidnight specialに白羽の矢が立ちました。一見派手に思える純正色のfools goldですがこうして組み上がるととてもいい色ですね。

 

Midnight specialは今はなきSURLYの名車〝PACER〟の後継機であることは皆さんもよく知る事だと思います。時代も移変わり〝PACER〟では乗り越えられなかった壁を乗り越えたのがMidnight special。前後12スルーアクスルやフラットマウントディスクブレーキそして44mヘッドチューブ、ワイドなタイヤクリアランスもそうですね。そんな昨今の最新ロードバイクのスペックを持ち合わせて2018年に誕生しました。

 

*SURLY* midnight special (50)

*SURLY* midnight special (50)

まずはこのバイクの顔的存在といっていいでしょうハンドルから。

ハンドルは絶対コレがいいとVELO ORANGEのcrazy barを。ツノが生えた見た目がとってもクレイジーで一見取っつきにくいさまをしていますが全然そんな事なくてツノがなかったとすれば意外と普通のハンドル。でもこのツノの恩恵ってすごくて、このツノがあるだけでマルチポジションハンドルに早変わり。長ーーい距離をツーリングするとわかるんですが普通のフラットバーはポジションが変えられなくて本当にしんどいんですよね。こんなハンドル作っちゃうVELO ORANGEほんとクレイジー。

 

ただ一点!このハンドル幅が780mmとむっちゃ広いので自分の体格に合わせてカットすることをおすすめします!でも切りすぎたらシフター、ブレーキレバーを入れ込む隙間がなるなるのでそこでだけ注意してくださいね!

 

*SURLY* midnight special (50)

リムはvelocityの新作リムAERO。1991年に登場したvelocity初となるリム「Aero」と同じ名を持つのも熱いポイント。

同じvelocityのAileronがベースになっているんですがAEROの為に新しく生み出した”Aluminum 6069”というアルミ合金を使い、軽さを保ちながらAileronより強度が上がったのがこのAERO。リムの内幅も28mmと広くなったのでより太いタイヤを装着できるようになっています。先日公開された一周さんブログでより詳しく解説されているのでこちらも重ねて是非

 

合わせたタイヤは個人的に好きなシュワルベのG-ONEシリーズの1つG-ONE R。そもそもはレースユース(グラインデューロetc..)に重きを置いて作られたモデルで、しなやかで軽量かつタイヤサイド部分は3重構造、中央部分は2重構造と耐パンク性にも優れた気の利いたやつ。落ち着いたサイドスキンの色味も良いですよね。

 

*SURLY* midnight special (50)

*SURLY* midnight special (50)

フェンダーはPDWのフルメタルフェンダー。このザラッとしたマットな質感のメタルフェンダーが付くと見た目も一気に現地感あるバイクに跳ね上がると思うのは僕だけでしょうか?取り付けも個人的にはとても簡単で機能面も言うことなしです◎あとコレはメカニック目線からですが、フェンダーがビタッと付くと気持ちがいいですね!笑

*SURLY* midnight special (50)

*SURLY* midnight special (50)

ロングツーリングの強い味方ダイナモももちろん付けて。

*SURLY* midnight special (50)

*SURLY* midnight special (50)

*SURLY* midnight special (50)

お客様のパーツ選びが光った一台で、尚且つとてもSURLYらしい一台に仕上がったのではないかと思います。

SURLYってやっぱりめちゃくちゃいいな!めっちゃカッコいい!

Rさんこの度はオーダーありがとうございました!!

 

 

最後は中々組む事の少ないスペシャルな一台を年始に組ませていただいたのでちょっとご紹介させてください!!

 

*RIVENDELL* joe appaloosa (57)

*RIVENDELL* joe appaloosa (57)

はい、カッコいいです、はい。これはもうフレームがずるいくらいカッコいい。このサイズのバイクに乗れるご身長があるオーナー様が裏山すぎますし、こういう特別なフレームは中々バイクチェックされる機会も少ないと思いますので別腹的なところはありますが是非ご紹介させていただきます。

 

僕も大好きなアメリカウォールナットクリークのバイクカンパニーRIVENDELL BICYCLE WORKSよりJoe appaloosaです。

訳あって上馬にずっと吊ってあった今のラインナップにはないダブルトップチューブの車体になります。一応説明しておきますと自転車のフレームはサイズが大きくなってくるとフレーム真ん中の三角がどんどん大きくなり強度が落ちてくる為それをサポートするためにパイプがもう一本入っているという訳でございます。

 

*RIVENDELL* joe appaloosa (57)

*RIVENDELL* joe appaloosa (57)

ハンドルはRBW-31ことBillie Bar。似た形状の「最も美しいハンドル」と評されるNitto B352 アルバトロスバーよりもスイープバック量が大きいためRivendellの中でも特にトップの長いJoeやClemにはもってこい。”フォアグリップが握りやすくなる”という点もあると思いますが、トップの長いバイクにアルバトロスを装着する点においてしっくりこなかったポジションを埋めるためのハンドルなのかな(?)というのを思うと、なんともRivendellらしいハンドルだなぁと思います。(因みにアルバトロスより5cmスイープバックが大きいです。)

*RIVENDELL* joe appaloosa (57)

少々年季の入ったTANGE製のヘッドセットが付いていたのでこの際だからとディスコンが決まっているCampagnoloのrecord headsetに変えました。写真の反対側に書いてある『RECORD』の文字がやっぱりカッコいいんすよね、これもカンパニョーロが培ってきた歴史の厚さがそうさせている筈。今後なくなってしまうと思うと悲しい、、僕もストックとして買い足しとこう。あとちょっと在庫あるみたいなんで皆さんもお早めに、、。

*RIVENDELL* joe appaloosa (57)

*RIVENDELL* joe appaloosa (57)

こちらのJoeにもフロントにはダイナモハブ。値段はするけどエブリデイバイクの強い味方(今回紹介した3台全部ダイナモだ!)リアには上品なハブサウンドが心地いいWhite indのMI5。両者ポリッシュの仕上げが実にうつくちぃですねぇ。削り出しからなる精度や造形の美しさはもちろん最高なんですがWhiteのハブはメンテナンスがすごくしやすい点が個人的にポイントが高いですね。ラチェット内部のグリスアップや中の爪(バネ)が折れた場合でもリペアパーツがちゃんとあるので比較的簡単に修理ができます◎

*RIVENDELL* joe appaloosa (57)

ライトはポリッシュ合わせではなく抜きのシルバー。ここポイント高いですね(ニヤリ)

*RIVENDELL* joe appaloosa (57)

*RIVENDELL* joe appaloosa (57)

タイヤはRiv本国のスタッフがよく使っている印象の強いRene herseのoracle ridge(オラクルリッジ)を。

一見どこか転がりの悪そうな見た目をしていますが意外とそんなことなくて不思議なタイヤ。Rene herseの本国ページを考察するに、規則正しく配列されたブロックが常に同じ量地面に接地するからスリックタイヤのような走りごごちを生み出してくれるみたい。なるほどね。

因みにウルトラダイナミコのパトリックもリスペクトを込めているタイヤの1つでダイナミコのラインナップに700×48を作らない理由はoracle ridgeがNo.1だからだそうです。タイヤオタクのパトも虜にしてしまうそんなタイヤなのです。

(オンラインの掲載はないので気になる方は店頭のメカニックに是非声をかけてみてください。)

*RIVENDELL* joe appaloosa (57)

*RIVENDELL* joe appaloosa (57)

*RIVENDELL* joe appaloosa (57)

*RIVENDELL* joe appaloosa (57)

この佇まい、堪らんですね。組むことができ本当に幸せでとても勉強させて頂きました。

K様いつもありがとうございます!!!

最後にもう一言。羨ましいッ!笑

 

 

と、気付いたらだいぶ長くなってましたね。

まだご紹介出来ていないバイク達がたくさんいるので引き続きタイミングでご紹介させて頂ければと思います。

 

 

お客様のバイク紹介してたらなんか自分も自転車欲しくなってきた、、今はちょっとスピード感あって早いバイクが気分だなぁ〜。Rivendellの『アレ』もいいし、今年CRUSTから販売されるであろう『アノ』バイクも気になるなぁ〜。

 

 

まっ!今日はこんなところで!

ここまで読んでくださりありがとうございました!

カリカリでした!

 

By カリカリ