こんにちは
上馬店より一周です。
連日寒空が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
早く春になって欲しいところですが、なったらなったで花粉に対する甚大なストレスとの戦いがはじまるのでしょう。
例年と比較して花粉が多い予想の今年が少々怖い。対策として、飲んでいると花粉耐性がつくとかいうべにふうき茶を啜る毎日です。。。
おすすめの対策があったらば教えてください。
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BOMBORA (S)
こちらは新ロットのCRUST BOMBORA、 象徴的なピンクカラーのフレームを上馬の店頭展示車として組みました。
このカラーのBOMBORA展示車を組むのははじめてBluelugに着弾した実に3年ぶりくらい?
と思ったら6年前だったことに慄いています。(時間経つのはっや!)
その当時谷さんが組んだ展示車だった1台は今、遠くタイの地で乗られています。
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元LUG hatagayaシェフであるコミヤ氏がオーナー。
タイの地でHUGS SONGWHATというカフェを営んでいるのでタイにお越しの際は足を運んでみてくださいね。
ぱっと見厳ついけどジョークしか話さないくらいファニーおじです。
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な〜んて小話はさておき。
一時はカーボンフォークverや、いつものグラフィックからガラッと表情を変えた前ロットのsea creatureエディションなんかのバージョン違いもいくつか出ていたBOMBORAですが今回は所謂”いつもの”。
一部チェーンステーの造形が少し変わりましたが今回大きな仕様変更はそれくらい。
700C or 650Bで組めると今は謳われているBOMBORAですが、登場当初は650B専用設計と言われていた記憶。それに立ち返ってドロップハンドルで650Bホイールでの1台です。
やはりCRUSTのバイクとあらば親交の深いULTRA DYNAMICOのタイヤを入れたくなりますね。
フロントブロックタイヤMARS、リアにはセミスリックタイヤCAVAのスタイルで。タイヤクリアランスいっぱいいっぱいな2.3インチ太。
ハンドルは谷さん謹製のALL ROAD BAR +。絶妙なフレア角10度がBOMBORAのようなシリアスアクティブ系なグラベルバイクにもしっとり馴染んでくれます。
日常からグラベルライドまで文字通り”ALL ROAD”なドロップバーは上ハンの肩下がり部分の握り心地を1度味わったらば真面目系コンパクトドロップバーに戻れなくなるかもしれません。。。
クラシックな曲げとモダンなリーチのバランスが秀逸、非レース的自転車乗りの多くの方にビタっとハマる1本になっているので初ドロップバーとあればいの一番にオススメしてしまいます。
バーテープはcamp and go slow製、ブラウントラウト(魚のマス)がモチーフになったパターンがバイクのアクセントに。
どんなバイクでもついついシンプルになりがちな性分なので、そんな時にこれ1点でブワっと印象変えてくれるアイテム。
飽きたらささっと交換も出来るので色ものをトライする時にはグリップ、バーテープがオススメです。
ガラガラ蛇モチーフだった前回、今回は魚て、、、次はなんの動物がモチーフになるんだろうかとふつふつ気になっております。ア、アルマジロとか?結構マジでありそうなので予想しておきます。
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BOMBORAといえばはじめて広く世に知れ渡るきっかけとなったDIRTY KANZAでのこの写真。
CRUSTオーナーマットさん率いるteam BROOKSのイメージが非常に強いところで。
今はCRUSTのアンバサダー的なポジションに居るレジェンドランナーのAnton Krupicka氏やUltra Romance、ドリームチーム感。
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そして彼を思い浮かべる人も少なくないかもしません。(この写真好き)
少し前に交通事故で大怪我を負った隻脚のライダーLeo Rodgersは今は退院して車椅子での生活を送っているみたい。
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その車椅子のホイールはだいぶすんごい。
PaulのハブにカスタムスプラッシュアルマイトのVelocityのリム。
極め付けにタイヤはUltraDynamicoのCava。しかもチューブレスらしい😂。乗り心地世界最強の車椅子爆誕してるやん。
この時の彼らの印象もあってBOMBORAのピンクといえばグレーのタイヤの合わせというのは1つのかたちとして定着していますね。
そんな背景を抜きにしても色彩的にこのピンクxグレーの合わせは格好良く見えるのでついつい展示車にもと。
おおよそ170cm前後の方向け、同ラインナップのRAWカラーも人気ですが個人的にはやはり象徴的カラーリングのピンク推しです。
RAWカラーは絶対格好良いけどならではな浮き上がる錆の表情は好みが別れるとは思うので、ステイゴールドなピンクの方が個人的にはポイント高いです。
Nor’Easter disc (55)
同ブランドのBOMBORAと比較してRANDO寄りなノーイースター。
メインの三角形は大きめになりトップチューブはホリゾンタル、後輪と縦パイプの距離も伸び全長も少々長めとあってツーリングニュアンスがより強くなる1台です。
こちらのオーナーは数年前に組ませて頂いたのを皮切りに幾たびのカスタムを経てようやく完成系?なバージョンアップが施されたので改めてご紹介をば。
耐久性最強のPhilwoodのリアハブ、フロントもダイナモ界最強のSONのダイナモハブを用いてダイナモライト化、ライトはsinewaveのCycle Beaconを設置して抜かりなし。
しっかりと遠出もされるオーナーなので、街灯のないエリアに踏み込んだ時にsinewaveの圧倒的光量というのが非常に心強く感じて頂いているのかなと。
よくSONのダイナモライトと比べてどうなのよ?ってご意見を度々頂きますが、一番のポイントは照らす範囲の差です。
SONは照射範囲をそもそも下向きに絞って設定しており、地面に向かって逆三角形で路面照らすイメージをして頂けると。
sinewaveは照射範囲の絞りがなくラッパ状に3D照らすようなつくり。街灯のないエリアに赴いたらばsinewaveは非常に心強し。
昨年北海道行った時に持っていきたかった。。。と少し後悔したのが記憶に新しい。
僻地に行く時はライトからUSB端子を用いての充電機能というのも心強いですし、最悪の最悪ダイナモハブが壊れた時にはモバイルバッテリーから給電して点灯も可というアドベンチャー使途最強ライトです。
こちらのオーナーは策士なので、もう1台お持ちのツーリングバイクとは系統をガラッと変えてこのバイクのカスタムを進めていました。
カーボンフォークに手元変速のSTI、油圧ディスクブレーキでラックレスにライトな装備を携える歩調の良い別バイクとは打って変わり、トラブルに強い機械式ディスクブレーキ(Klamper!)に変速レバーはバーエンドに忍ばせるクラシックスタイルをNor’Easterはチョイス。
ラックを用いて多めの荷物でツーリングする際にはNor’Easter、ミニマムでスピーディーなツーリングでは別バイクとスタイルによってバイクをチョイスするというのが非常にクレバーですし、
車体の美観的な属性も気にしながら構成しているんであろうというのが垣間見えてネクストレベルだなと。
言うなればそれぞれ次元高い食い合わせの良さを実現しつつ差別化しているバイク偏差値の高いオーナー。
複数台所有する上で近い用途とあらば性格分けをするのは非常に重要で、メカニカルなものに強いオーナーならではなお手本ともいえるカスタムの進め方なんでないでしょうか。
ポジションも定まってきて納車当時より佇まいがしっかりと見えます。
次回のバージョンアップはあるのかなぁ?と密かに気になっていますがここまでカスタムで手を入れたらば、度々触れていたこのバイクに触れる機会も少なくなるんだろうなぁと思うと少し寂しかったり。
カスタムの余白があるバイクは組み立て担当からすると「成長の余地」という見え方なので、余白がなくなることは成長し切った子供を嫁に出すかのよう。。。俺は何を言っているんだ。
今回はこの辺で
それではー
いっしゅう