”モンスタークロスは「何でも屋」バイクだ。何よりもまず乗って楽しいバイクである。ダブルバテッドと熱処理を施したクロモリチューブをブレンドして作られたMonstercrossの乗り心地は、快適でキビキビしていると評される。
がっしりした砂利道を転がしても、食料品を積んだバッグを担いで通勤しても、同じようにくつろぐことができる。ラックの取り付けポイントや3本のウォーターボトルが入る容量もあり、まさに何でもこなせるバイクだ。
Monstercrossフレームは初日からBlack Mountain Cyclesのラインナップにあり、48mmタイヤを装着できるシンプルなリムブレーキバイクの需要がある限り残り続けるだろう。”
こんにちは！代々木公園店サンバです。
冒頭はBlack mountain cyclesの公式サイトからマイクさんの文章を。
本日はそんな乗って楽しい何でも屋バイクのバイクチェックx2です。
*BLACK MOUNTAIN CYCLES* monstercross (53)
シングルスピードでドロップハンドル、というキーワードでご来店されたお客様に組ませていただいたこちらのバイク。
AllcityのSuper professionalと比較してお迷いでしたが、僕の押しも受け入れていただいてMonstercrossに着地。
マイクさんという個人の思想が設計に色濃く反映されているBlack mountain cyclesはそれだけでロマンの塊ですし、リムブレーキのグラベルバイクはもはや絶滅危惧種なのもあって。何より単純にグングン進む乗り味が最高なんです。
僕のバイクを試乗していただいて戻ってきた時”加速が最高です！”とおっしゃっていただいたのが印象的でした。
シングルでドロップハンドル、700cとなると浮かぶのはSSCX(Singlespeed Cyclocross)というジャンル。30cちょいぐらいのタイヤでダートの上でレースをするシクロクロスをシングルスピードで行うぶっ飛んだ競技です。
今回のオーナー様はレースに出る訳ではないのですが、ドロップハンドルで乗ってみたい、メカトラブルは少ないシングルが良い、あとオフロードタイヤカッコいい。というキーワードたちが偶然SSCXバイクの特徴とマッチ。
何よりこの組み方、バイクのルックスが単純に超カッコよくないですか？
前傾でレーシーな雰囲気&オフロードタイヤのゴツさ&シングルでスカスカ感のある足回りがシブい！
派手な色を入れずにシンプルにまとめた中でヘッドセットがチャームポイントです。
ChriskingのMidnightを。モノトーンでも単調になりすぎないように奥行きを。
バーテープはブラックベースにスプラッシュ柄が入ったFizikのLES CLASSIQUES。
このデザインはFizikが石畳のクラシックを走る選手に敬意を表したものであり、クラシックレースを走る彼らに飛び散った泥の飛沫をイメージしているとのこと。
なんとなく石の模様にも見える高級感あるデザインが好印象。パーツ決めの時は即決でしたね。
見切れてますがブレーキレバーはSramのシングル用レバーS500。形はシフター付きのものと同じなのでコンパクトで持ちやすいです。
VelocityのA23にWhite indのT11、DynamicoのRoseは長く乗ることになりそうなのでと妥協のないチョイスを。軽くて転がりも耐久性も良いしこの組み合わせ最強くさいです。
700x45cのRoseはしれっと新サイズなんです。トレッドパターンも他サイズとちょっとだけ違うのですが分かりますでしょうか？
サドルはサラサラ質感のRitcheyのClassicサドル。Fliteなんかに比べると幅広でお尻が痛くならなそう。
フレームにカンチブレーキの台座がついたMonstercrossですが、あえて無視してVブレーキで組んでいるのもカッコいいと思います。
安価なものでも制動力もちゃんとしてますし、ありもので組んだっぽいと言うか、出来過ぎていないカッコよさを感じます！
斜め後ろからのシルエットがカッコ良〜！
ドロップバーバイクのコンパクトに体の下に収まる乗り心地とシングルスピードの人馬一体感が気持ち良すぎてどこまでも行けちゃいそうですね。
ここからラックとフェンダーを付けて快適コミューターにしても良し、ディレイラーを付けてグラベルバイクにしても良し。「何でも屋」の名の通りどんな姿にも変化して、やりたいことを受け止めてくれるMonstercross。生活と共に長い付き合いになってくれたら嬉しいです。
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実はこちらのオーナー様、先日一周さんが紹介していたMod. zero女子のお客様の彼氏さんでした。
BMCカップルはおそらく日本初？パートナーで趣味を共有できるのがとっても素敵ですね。
A様ありがとうございました！
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このバイクを組み立て中にムクムクとカスタム欲が湧き上がってきてしまい、僕のMonstercrossもガラッと雰囲気を変えてみました！
*BLACK MOUNTAIN CYCLES* monstercross (53)
La Cabraを先日ドロップハンドルにカスタムしたので真逆にカジュアルにフラットバーにシングルスピードで。
オフロードバイクですがシティっぽさを意識してみました。
普段の移動でギアは要らないのでごっそり外します。
スプロケットを外してSurlyのスペーサーキットに交換。これだけでシングルスピードにできるのが最高！
Salsaのクイックだとホイールが結構ズレるので同じくSurlyのHurdy curdy chain tensionerを。
効果は抜群で、今回のカスタムで地味に一番感動したパーツかもしれないです。
フラットバーにするなら付けたいと思っていたハンドルがこちら。
マイクさんのデザインしたハンドル、Bar Noneをインストール。イナたいスウィープとイナたいロゴがかっこいいです。
オリジナルのままだと幅が広すぎたので700mmにカットしました。
ハンドルのまっすぐな部分が長くて曲がり始めるのが遅いので、シフターを付けることも考えるとこれがギリギリの長さでしょうか。
ブレーキ周りも合わせてカジュアルなVブレーキに変更。
廃盤になってしまったShimanoのBMXレーシングラインのDXRです。ポリッシュがマブいです。
ステムはThomson X2、、、ではなくG2 stem。
シャープで軽量な代わりにMTBなど激しいライディングには不向きとのこと。
先日入荷のParagonのステムキャップがパワポで適当に描いたみたいな緩さで可愛いです。
ステッカーは気分で貼ったり剥がしたり。
というわけでシングルモンスタークロスx2でした。
おんなじフレームでも組み方でこれだけ変わるのが自転車っておもしれー！ってなってます（今更）
ペダルを踏めば踏むだけキビキビ進むモンスタークロスはシングルで組んでもかったるい感じが無くて楽しいです。
シングルの自転車気になるけどトラックバイクは違うんだよな〜という方は選択肢に入れてみてくださいね。
先日は早速カスタムしたMonstercrossに乗ってヨヨコースタッフで東京タワーまでナイトライドに行ってきました！
今回は不思議とみんなギア無しで。無心で踏めるシングルスピードはやっぱり良いですね。
それでは本日はこの辺で。ヨヨコーサンバでした！
