こんにちは、上馬店よりジャッキーです。
涼しくなってきて、自転車が一番捗る季節ではないでしょうか。
そんな季節になってきたこともあり最近も固定ギアが楽しすぎる。
乗りすぎて手のひらの皮がガッツリめくれてしまいました…
そして先日より発売のAC-4の魅力が止まりません。
まずはAC-4の発売に際して組み付けさせていただいた上馬店の展示車をご紹介。
*MASH*AC-4 (raw smoke/M)
展示車を組むにあたってまずフレームのカラー選びが第一関門となる訳ですが、上馬店はSMOKEペイントが粋なRAW SMOKEをチョイス。
派手なフレームにも惹かれるけど、服や自転車パーツはいつも地味色…(僕のことですね。)な飽き性で心配性なアナタにおすすめです。このカラーなら飽きることなく末長く愛でられるはずです。
このSMOKEペイントは実際に火で炙った際にできたススをクリアー塗料で閉じ込めています。
ヘッドチューブには”0204″の文字が。ACシリーズのみの特別なデザインです。
AC-4はレーシングバイクの印象が先行しがちですが、もちろんそれだけではありません。
最大32cまで拡張されたタイヤクリアランスは、シクロクロスバイクに匹敵します。少し気合を入れてトラクロへ。なんて使い方も。
強靭なフレームはトリックライドにももちろん対応します。
それらの特徴の全てを潰さずにあらゆるフィールドで楽しんでもらいたい。それが今回のビルドのテーマです。
700c fixed gear bikeという括りにおいては、やりたいライディングの全てに挑戦できる、いや、高みを目指せる。いわば万能機であると思います。
フリーギアで頭空っぽにして延々と走り続けたい夜もあるはず。逆サイドにはフリーギアを装備しました。
フレームカラーに相応しいオーセンティックなパーツ達で堅実に組み上げました。
前後ハブは迷うことなく*PHILWOOD* low flange track hub一択で。
ベアリングの回転性能はもちろん、ハブシェルが肉厚で高強度な作りになっているので、ガシガシ使いたいバイクにはマストで装備していただきたいです。
僕自身もMASH STEELやREYES STEELに同ハブをインストールしてから2年ほどトリックライドを楽しんでいますが、現状フランジが曲がったりといったトラブル一切なしです。
PHILハブに合わせたのが*H PLUS SON* archetype rim。
強度の話ばかりで申し訳ないですが、本当に強いリムです。
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MASHのMIKE氏もそうだと思いますが、BLACK MOUNTAIN CYCLESのMIKE氏からもお墨付き。
MIKE氏:A “wheel builder’s rim.” What does that mean? I take it to mean a rim that is made to the highest quality that builds super round and true with minimal futzing. The H Plus Son Archetype is a wheel builder’s rim. With zero marketing on their part and only word of mouth among wheel builders, H Plus Son has built an excellent reputation as a maker of top-notch rims.
訳)ホイールビルダーのリム。 ” どういう意味? 最小限のフッジングで超丸くて真実を構築する最高品質のリムを意味します。 H Plus Son Archetypeはホイールビルダーのリムです。 マーケティングはゼロで、ホイールビルダーの口コミのみで、Hプラスソンは一流リムのメーカーとして優れた評判を築いています。
そう。本当に組みやすいんです。リムの良し悪しはホイール組みの段階で分かります。
マーケティングゼロで…にも通ずる、シンプルすぎて謎すぎるH PLUS SON公式ウェブサイトもとっても好き。
クランク周りもちょっと申し訳ないくらいにこだわらせていただいて、
もはや説明不要な信頼のパーツである*sugino* sg75 crank に*aarn* track chainringを合わせました。
デザイン性もさることながら、高い耐摩耗性を誇ります。aarnのチェーンリング使い切った人います?
ちょっと奮発してでも手に入れたい、長く使える本当にいいパーツ。
ペダルは*MKS* MASH stream wide pedalに*MASH* nylon double toe clips、*MASH* MKS×MASH leather double toe strapsのMASHの偉大なる功績である、3種の神器コンビネーション。
MKS製品の中でも屈指のかっこよさ。このセットはマスターピースとしてずっと存在し続けてほしい。
アルミ×カーボンの恩恵として、スチールフレームでは実現できない軽量な仕上がりかつ、しっかりとタフさも兼ね備えているので、レース等のスピードが求められる状況においてはもちろん、コンパクトな設計も相まってトリックトラックとの相性も抜群です。
MASHのトラックフレームはBBドロップが54mmと浅め設計で、BB位置が高いことによりフロントが上がりやすく、アグレッシブな動きを可能にしています。
このフレームにおいては軽さも相まって空中での回転系のトリックにおいて少ない力でクイックに動く印象です。
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そしてありがたいことに、店頭展示車をご試乗いただいたお客様より、
こだわりポイントにも共感いただいて同じフレームでの組み付けオーダーをいただきました。
ご納車時は日の元に照らされるフレームの表情に二人で感動。ご遠方からのご依頼ありがとうございました。
とても素敵なオーダーでしたのでご紹介させてください。
*MASH*AC-4 (raw smoke/M)
元々はALL CITY big block にお乗りのオーナー様。
今回はお持ちのバイクから載せ替えベースにてご依頼いただきました。
トラックバイクは載せ替えが柔軟なところも楽しいですよね。
壊れるまで酷使して壊れたら変える。道具として酷使(愛用)できます。
THOMSON X4 STEMにNITTO forshred bar。
こちらは元々のバイクから流用で、どんなバイクに合わせても絶対的に調子がいい。
ハンドル長は650mm。僕自身も最近は少し短めが取り回しも良くお気に入りです。
ステムに合わせてTHOMSON elite seatpostに今回のビルドで新調いただいたSELLE ITALIA flite 1990 saddleの別注ホワイトが光ります。
アルミを削り出して作られるTHOMSONのシートポストは軽量で強度もあり、削り出しだからこその長さ、太さの豊富なバリエーション。持っている全てのバイクにインストールしてください。
ペダルは念願のMASHのフレームに是非とおすすめさせていただいた三種の神器を。
ペダルのケージは程よいギザギザで足抜けも良く、プラスチック製のクリップはしなやかでどんな靴にもフィットします。クリップ自体はシンプルでオーソドックスな作りだからこそ、裏側から覗くMASHロゴが完全にずるい。
今後はトリックライドにも挑戦したいとのことで、ハンドル位置はは気持ち高めにセッティング。
スキッド、ウィリー、フェイキーと、ご納車時にはコツも少しお伝えさせていただきました。
剛性もバッチリな構成になったのでガシガシ楽しんでください!
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そしてACシリーズに乗るトリックトラックライダーといえばNOBRAKESでお馴染みJAKE LANICH氏。
AC-3のblack scopesカラーに乗っていましたが、AC-4のblacklight purpleに乗り換えたようです!(リンク先はダンカンさんのAC-4)
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ac-4発売前のテストライディングのビデオにも登場していた彼に選ばれたのはパープルでした。
彼のライディングを見てもらえればAC-4でどのように遊べばいいかがわかるはずです。
彼のスタイルはザ・アルミのトラックバイクって感じで最高にクールです。
フレームがblacklight purpleになってからの情報はまだまだ少なかったので、
Matt Reyes氏のチャンネルよりJAKE氏がAC-3に乗っていた時のバイクチェック動画をもう一度見てみましょう。
基本的にはフレーム以外まるっと載せ替えのようですね。
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彼が主催するTRACK TUESDAYでの一コマ。
宙を舞うAC-4…強度はバッチリのようです。
もし火曜日の夜にSFで暇してる方いましたらぜひ行ってみてください。
…いるワケないだろって?
そんなTOKYOにお住まいの方のために、 僕たちもひっそりと火曜日の夜に都内某所でバニーホップ練習会しておりますので、気になる方は声かけてください。(車種不問ですのでお気軽に!)
バニ練の告知はさておき、本日ご紹介させていただいたAC-4は上馬店に展示中ですので、
百聞は一見に如かずです、ご試乗お待ちしております。
最後までご覧いただきありがとうございました。
-Jackie-