2年前、オンラインストアスタッフが、幡ヶ谷店のバックヤードでギチギチになりながら日々いただく注文を発送していた頃。
2022年頃から海外からお店に遊びに来てくれるお客様が増え始めていた。そのため、店頭に出て海外のお客様のお買い物のアシストをさせていただく機会は少なくなかった。
ある日、バックヤードを覗き込みながら”excuse me!”と困っている様子の男性がいたので、いつも通り”Can I help you?”と声をかけた。彼が振り向いた時に彼がPUNKANDYOのフーディを着ていることに気がついた。向こうは僕がFrog Skateboardsの帽子を被っていたことに気づき、お互い「おっ」ってなったのを今でも覚えてる。
MTBが好きなジェイクという名前のオシャレなカナダローカル。その時に得た情報はそのくらいだった。
一年後の秋。
「いま日本に居て、今日友達と店行くからよろしく!ライドの計画しようぜ!」と突然インスタのDMが送られてきた。一年前に会ったジェイクだった。
そして一年越しにワッツアップ。連れてきた友人はVansや、今は無きAlltimersにサポートを受けながらPUNKANDYOという自身のブランドを運営するカナダローカルのスケーター、Etienne Gagneだった。
やべー。ただモンじゃない系の人だ。
「これ、こういう風に持ってこっち向いてよ」と言われるがままに色々とさせられ写真を撮られていじられました。愛のあるいじりだったのでご心配なく(多分)
↑これジェイク
帰り際に幡ヶ谷ピットの窓にステッカーも貼っていってくれました。
“BoneshakerMTB” (ボーンシェイカーMTB)
ローカルのバイクショップか何かかなと思いつつこの日はBoneshakerについては何も聞かず、ライドの日程を決めてバイバイ。
ライド当日。
写真の一番手前のにいちゃんがジェイク(僕と同い年)、後ろでピースしてるのがバルティ(ジェイクの地元のホーミー)。
この二人+金子さん&プライベートでお付き合いのある仲間と羽田空港を目指してRIDE!
二人とも終始ニコニコしてた。アテンドする側はこの笑顔を見られるだけで嬉しくなるし、安心します。笑
(毎度ゲストが来た時ロクな写真しか撮らない癖直したい)
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ありがたいことにジェイク自身がいい感じのeditを作ってくれていたので、その時の様子はこの動画を見てもらえれば。
さて、話はこの”BoneshakerMTB”に戻ります。
ライドの休憩中に何気なく聞いてみました。
カ「そういえばあのBoneshakerMTBってなんのステッカー?ローカルのバイクショップ?」
ジェ「実はちょっとしたブランドをやりたいと思って始めてみたのがこのBoneshakerMTBなんだよね。」
カ「そうなんだ。めっちゃいいね。MTBのブランドってこと?」
ジェ「MTBってつけたのは、子供の頃よくマウンテンバイクレースに出ていたこともあって俺のルーツだからかな。バイクブランドをやりたいってよりは、グループライドをしたり、いろんなイベントを主催するにあたってのプラットフォームがほしかったって感じ。」
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僕がジェイクと出会う前からすでに彼は多くのグループライドを主催していた。しかもライドのスポンサーにはVansやPatagonia。すごい。
(Photo via bikepacking.com)
一番驚いたのは、彼が帰国後に主催したVintage Bike Show。
bikepacking.comのこちらの記事でその様子をみれますが、900人以上の人が集まったそう。
記事を見た感じジェイクはめっちゃ自転車好き。子供の頃から乗るだけではなく、かっこいい自転車を見ることが好きだったそう。
自転車に対するパッションももちろんだが、聞くところに寄ると、PUNKANDYOの運営のお手伝いをしていたり、トロントの某セレクトショップのゼネラルマネージャーという一面もあるようだ。
VansやPatagoniaの繋がりも、スケート/ストリートカルチャーのビッグネームと繋がりがあるのも納得。ほら、やっぱりただモンじゃなかった。
そのバックグラウンドを聞いたうえに、今後考えているプロジェクトや、すでに完成しているデザインをたくさん見せてもらったり、何よりジェイクのまっすぐでしっかりものだけど、ちょっとヤンチャなパーソナリティに心を打たれた。
ジェイクが帰国した後も、本格的にマーチ作り出したらブルーラグで扱えたらアツいよねーとやり取りを続け…
ついにその時がきた。やったぜ!
まずはなんぼあってもいいでお馴染みTシャツ。
彼らの定番ロゴ”B-Wheel”をドカンとセンターにプリントしたインパクト強めのtee。
こう見ると全然違うんだけど、初見の時はどことなく90年代に一世をふうびしたMenace Skateboadsの事を思い出しました。
このスーパーヤンチャな感じほんとかっこいい。
こちらもなんぼあってもいい系ですね。トップキャップ。
トップキャップってかなり自己満的パーツだけど、ヘッドセットに付属してる物とは別の物に変えると気分上がりますよね。
乗り心地が変わるとか一切関係ないけど、そういう細かいところまでこだわっているバイクを見るとカッケーってなるあるあるですよね。わたすも私物バイクに付けております。
一応正しい向きがある様で、骨の関節部が上になるように付けてほしいとジェイクから言われているので、そこんとこお願いいたします。(上の画像が正しい向きです)
最後はトップキャップと同じデザインのステッカー。フレームに貼るにはちょいと大きいので…
うん。U-lockに貼るのかっこいいっぽい!パソコンやNalgeneボトルに貼るのも良さそう。
ぶっちゃけ超絶コアだし、ほぼ身内ネタみたいな感じで「なんのこっちゃ」と思う人も少なくないと思います。
でも世の中には、そういう「コア」を通りすぎちゃって「謎」みたいなものが好きな人もいると思んです。(自分がそう)
そういう物好きな方や、日々digりを欠かさないカルチャーオタクさん達に響いてくれたら嬉しいなと思っています。
とはいえ、せっかくのご縁ですからJakeとBoneshakerのサポートをしつつ、今後も一緒に楽しいことをやっていけたらと思います。
Tee、 top cap、 sticker、全てオンラインにアップ済み&各店にもデリバリーしてあるので、よかったら。
✌️
-カーネル