このブルーラグのブログを読まれてる方はもうすっかり自転車沼に片足もしくは全身浸かってる方々が多いと思うので今更だよって声も聞こえてきそうですが、僕達ブルーラグで組まれる自転車のほとんどはフレームからパーツを選んで組み上げる事がほとんどです。
よく初めてご来店頂く方に「それじゃ専門的な知識がないとお願いしづらそう」とか「敷居高そう」とかってお声を頂く事があります。
その度にお伝えするんですが僕たちのお店で組む自転車の8割は初めてお願いするよって方々のなんですよ~。ってお話させて頂きます。
自由度が高すぎると一見難しく感じてしまうと思いますが、それを紐解く為に僕達メカニックが居る訳ですし、そもそも自転車との付き合い方は人それぞれなのでやっぱり自由度高く組めるって事は実は初めての方々にとっても優しい選択なのではないかなーと常々思ったりします。
勿論フレームから組み上げるってなるとコストも納期も掛かる事にはなるんですが、折角僕達が提案している様な自転車に興味を持って頂けたのなら是非ご検討して欲しなーって毎回思うんですよね。
数ある交通手段(今ではレンタルキックボードやレンタルバイク)がある中でわざわざ(乱暴な言い方)特別な自転車を所有してみたいなーって思って頂いた訳ですし、ただの移動手段では無くお気に入りの自転車がある生活に期待して頂けてるって事ですしね。
折角抱いて頂いた自転車への期待に応えられる様に毎日自転車屋さんをやってる訳なんでどうぞ宜しくお願いします。
各店舗にはイメージが湧きやすい様に各メカニックが担当して組み上げた完成車が沢山並んでいるのでそれを参考にするのも良いですね。
とはいえ中々店頭に行く事も出来ないし、イメージしにくいよって方々もいらっしゃると思いますし、予算感のスタートも良く分からないよーって方多いと思います。
今回はSURLYのラインナップの中でも選んで頂く機会の多い「ストラグラー」をオンラインストア用(勿論店頭も)にご用意したのでご紹介。
「クロスチェックのディスクブレーキ版」というキャッチコピーでデビューしたストラグラー。実はデビューから10年位経つので実は大ベテラン。
クロスチェック譲りの汎用性の高さで僕達ブルーラグでも良く組ませて頂いてるフレームです。
ブレーキがディスクブレーキなのでよりオフロードや荷物を積んでのキャンプライドなどの目的に選んで貰う事が多い印象ですが勿論街乗りにだって選んで頂けます。
ディスクブレーキは少ない力で制動力が得られる事が大きなメリットです。また雨天時でも影響を受けづらいので雨降ってても自転車で移動しちゃうよーって方には持ってこい。
ディスクブレーキって専門的な知識を求められそうですが基本的には気にしなくて問題無いと思います。困った事があれば自転車屋さんに持って行けばオッケーです。
しっかり走るフレームなのである程度前傾取れるようにシンプルなフラットバーで組み立て。日本的な「クロスバイク」をイメージしてみました。
とはいえハンドル位置は高めにしておいたので例え初めてのスポーツバイクだったとしても無理無く乗り始めて頂けると思います。
価格を抑えつつ組立をしていますがBROOKSを入れたくなるのは僕だけじゃないと思いますのでBROOKS B17レザーサドルを。
初期費用としてはレザーサドルは高く感じてしまうと思いますが、手入れして使ってあげれば10年は使えるし、使い始めは硬いですが馴染めば自分のお尻にピッタリな乗り心地になるので長い目で見れば決して高いお買い物ではないと思います。
今回組み立てしたストラグラーの50サイズは650Bのホイール径。(52サイズまで650B)
街乗りしやすいスリックタイヤはクッション性と転がりの良さのバランスが良い42B幅のタイヤをセレクト。
今後のカスタムでブロックタイヤに変えたりするのもストラグラーの楽しみだったりしますね。
今でこそ見慣れてしまいましたがデビュー当時は衝撃的で画期的だったオリジナルエンド。このエンドのお陰でシンプルな見た目でディスクブレーキでありながらシングルスピードにも対応出来るっていう実はよく考えられている形状だったりします。説明難しいですね。実は凄いって事だけ覚えてくれたら幸いです。
クロスチェックのDNAを引き継ぐフレームですからギア付きでもシングルでも組めるって事を大切にした当時のSURLYクルーは流石。
今回もシンプルにシングルスピードで組み立てしていますがギアを付けたくなった時の為にギアードのハブを使ってるのでパーツを追加すればギア付きに出来ます。
シンプルにこのままで乗り出しても良いし、バスケットやラックを取り付けたり、バイクバッグを付けてお気に入り仕様にしても良しな1台です。
このままご購入も可能ですし、組立や予算感の参考にして頂けたら幸いです。
それでは何卒ー。