上馬店からポリッピーの柚子胡椒味に取り憑かれているタニが書きます。
本日はセルフバイクチェックと、加えてそれにまつわるパーツのご紹介にお付き合いください。
先日自分用にJoe Appaloosaを組みました。新たなRivendell乗りが生まれるきっかけになれば嬉しいのでバイクチェックお付き合いくださいませ。
僕のAppaloosa!とっても気に入っている。モノがたくさん積めていつでも手ぶらで、夏はビーサンでフラフラ乗り回せるバイク。
色はパープルに惚れていましたが身近な人と被りそうだったので悩みに悩んでライムにしました。サイズは51、身長173cm/PBH83cmです。
手に入れるに至った経緯はいろいろあるのですが、現在のメインバイクA.HOMER HILSENに比べて、
「たくさん荷物を積めること」
「キャンプライドで使えること」
「オフロード用ではなくオンロード用のバイクにしたい」
(通勤もキャンプライドもほとんど舗装路だしね)
っていうのが組む前に結界に付与した術式効果でした。あとロイヤルブルーのSackvilleのバッグをつけたいな、ってことくらい。
まあ本来そんな縛りの箇条書きなんてバイクを組むのに必要ないんですが、組む前はそんなの考えてるのが楽しいので、事前にお酒でも飲みながら考えておきます。
まずはフレーム。それら事前の条件を全て満たしてくれそうなのがJoe AppaloosaとAtlantisだったので、後者を待つか迷ったのですがAtlantisが再び作られるのははるかはるか先(というか未定)なのと、Appaloosaといえば
このフォーク肩のラグ。このフォークがたまらなく好きなのでAPPALOOSAにしてよかった、とっても気に入っています。乗って調子良し。大好き。
で、こうブログで書こうと思って完成後カメラマンに綺麗に撮ってもらったんですが、撮影直後に試したかったあるモノが入荷してしまったので、早くもこの撮影時とは違う状態で乗っています。
そのあるモノっていうのは、
わかるでしょうか。タイヤを変えました。
ULTRADYNAMICO の”Cava”の新サイズ27.5 x 2.2。
太スリックタイヤフェチ界隈で噂だった通称「太CAVA」です。待ってたぜ。
同フェチ組合の方は共感してもらえると思うのですが、昨今のメインホイールサイズである650B [27.5]って実は太スリックの種類が全然ないんです。
26インチや29erならシュワルベの「BIG APPALE」にて2.35インチ[60mm]という太いのがあるんですが、、IRCにもあるけど最近流通してないし。なので、
今までは事あるごとにこのシュワルベの名作 ”BIG BEN” のお世話になってきました。太さは表記2.0インチで実質48mm(実はこのシュワルベの先見の明もすごいんですけどね。Road+の始祖WTBホライゾンより早くにこれを作っていたという)。ワイヤービードで少々重いのが難点ですが、見た目も好きだし大好きなタイヤ。が、せっかくAppaloosaなのでもっと太いスリックタイヤを履きたかった。
厳密にはこのcavaもピュアなオンロードスリックではなく本来はグラベルタイヤなのだけど、比較されることの多いGravel king SKの27.5×2.1はイボイボしすぎで自分的にはオフロードタイヤの部類に入っちゃうんですね。このCAVAは舗装路でよく転がるし合格。
なのでこの太CAVAを待っていた。最高です。待望だったのでシュワルベ まだ全然劣化してないけど即買い即交換しました。
このCAVA、3種類コンパウンドがあります。
最上級の「RACE」は薄くて軽い。そして「しなやかで軽量JFF」と、サイドまでゴム厚めで「タフなRobust」。
覚えづらいですよね笑
僕は「ロブスター(海老)の殻は硬い」とRobustの特徴を覚えています。
(あとでUDの二人に聞いたらロブスターは関係ないみたいですが)
先日のアメリカ出張で、最終日はULTRA DYNAMICOのパトと一緒にディナーに行きました。
(先頭を走るのがパトです)
パトに 「日本に帰ったら太CAVAを自分のAppaloosaに履かせようと思うんだけど、JFFじゃなくて丈夫なRobstがいいよね?」と聞いたところ、
「いや、フロントに軽くてしなやかなJFF、リアに頑丈なRobstがいいね」
とそそることを言ってきました。消耗の早いリアだけRobst・・僕が「そそるじゃねえか」と興奮していると、パトは「僕はオタクなんだ・・」と照れくさそうでした。そんな粋すぎるアドバイスをもらったら早速採用するしかない。
フロントJFF、リアRobust。モッチモチで舗装路も砂利道も乗るの楽しいです。僕はRiv用で買いましたがCRUSTの高速化やMTBの街乗りカスタムにもバッチリじゃないでしょうか。
ーーー鉛筆ーーー
タイヤの話が長くなってしまいましたがここからダダダっとMy Appaloosaのセルフバイクチェック行きます。
最近は軽さと速さが気に入ってA.HOMER HILSENばかり乗っていましたが、この夏HOMERでキャンプライドで荷積載したところ、ぶっちゃけちょいとイマイチだったので、HOMERよりガッチリしたRIVが欲しかった、そこでJOE APPALOOSA。
基本元々乗っていたSam Hillborneから載せ換え+自分のパーツボックスをひっくり返して手持ちを使ったのでハンドルとタイヤ以外は新調していません。これがRIV→RIVの載せ替えビルドの良いところ。ほぼまるっと使えます。
ハンドルは「ビリーバー」。名作アルバトロスのロンググリップバージョン。このハンドルはステムを長くする必要があるので110mmで組みましたが120mmでもよかったかも。あとバーコンが膝に近いのでサムシフターに変えたいです。
コルクグリップとコットンバーテープは朽ちるまで交換しないチャレンジ育て中。レバーは名作R780、カンチとVの引き率を行き来できるMX-2と並ぶ名作レバー。僕はこのレバー予備も持っているくらい好き。
ハブダイナモとランプもSsm Hillborneからの移植。ツーリングだけが目的の休日バイクだと不要なこともあるかもですが、やはり通勤で使うバイクにハブダイナモは最強です。夜間も毎日乗るならあっという間に元取れます。
電線はリアライトまで引っ張って、大好きなR14 top rackバッグサポーターにライトをアドオン。この位置ならバッグでライトが影になりにくく三角リフレクター不要です。
組んだ直後の「乗車ポジション手探り期間」が好きなので、
いつでもすぐにイジれるように六角レンチは磁石でここに。グラントさんに教わったやつ。
僕はわざわざ古いパーツを高価に買ったりするのは好きじゃありませんが、
ブレーキは昔のLXがパーツボックスの奥底から発掘されました。大昔KARATE MONKEYで使っていたもの。とっておいてよかった!
クランクギア構成、トリプルのクランクに、アウター位置にズボンガードをつけて、ミドルとインナーのダブルで乗っています、
インナーはトリプルのそのまま小さいやつ(キャンプ登板用)を残して、重い方のギアはトリプル用のミドルのままだと小さすぎる&アウターだとデカすぎるし、FDの変速調子悪いのと通勤でも不便なので、アウターとミドルの間くらい=40,42tあたりのチェーンリングを組み込んでダブルにする作戦が好きです。
バスケットのここに、どこのでも良いのでステムバッグを付けておくと、自転車跨がりながら出し入れするもの入れるのに便利です。僕はケータイ財布カギタバコ。
ROADINI、HOMER、SAMよりも重くてどっしりなAppaloosa。荷物を運んだり、オンロードもオフロードも走れたり、街乗り普段乗りも、キャンプも、グラベル遊びも、本当になんでもできる、まさに「ALL-ROUNDER」のその名の通り。僕の新たな相棒バイク。
残りわずかですがフレームがまだ少しございます。
これが売り切れてしまうと次に出会うのははるか先になってしまうので何にでも対応できる万能さ、デイリーな相棒バイクをお探しだったらぜひご指名ください。僕に組ませてくださいな。とっても良いフレームです。
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最後まで読んでくれてありがとうございます。タニでした。