本日はRivendellの新作ハンドルについて書きます。
少し前、GUS BOOTS WILLSENや太いタイヤのオフロードに向けたRivendellのバイク、「HilliBike」なんて言葉が飛び交いだした時くらい。
(Photo:Grant’s Blog)
本国のRivendellのサイトに登場するバイクに装着された見慣れないハンドル。
(Photo:Grant’s Blog)
グラントさんのお友達達がライドの時に握っているこのハンドル。
徐々に明らかになっていったのは「ライズの低いボスコバー」という位置づけの新作ハンドルの試作品であること。
同時期少し前にブルーラグではLOW RISE BOSCO BAR=LOSCO BAR をリリースしていたので「あ、同じこと考えてた!」と嬉しくなった反面、「被ってもうたかな」と一抹の不安も。
それは杞憂でこのLOSCOもRivendellに気に入ってもらえて、海の向こうで選択肢に入れてもらったのだけど、彼らの新しい試作ハンドルももちろん止まることなく進行していたよう。
楽しみに待った末、日本にも待望の入荷がありました。
”LOSCO”の名前の付け方も気に入ってくれたのか?その名は「TOSCO BAR」。
(日東さんがコロナ禍でめちゃくちゃにお忙しいとのことで、やむをえず台湾製=TAIWANの「T」でTOSCOだそう。さすがのユーモア、好きです)
真横から見ると、LOSCOとほとんど変わらないですが、
上から見ると、バーエンドに向かって、ボスコ同様大きくフレア(↓LOSCOとTOSCO、比べてください)
LOSCOとTOSCO、役割が被ってしまうかな?なんて個人的には思ったけど、このフレアの角度が違うところから全くの別物でした。一長一短、どちらにも無い良いところがそれぞれに。(握る手のひらの角度が重要)
早速自分のバイクに装着してみました。乗り心地のレビューは後日にするとして、カタチを見てください。
今のところかなり調子良し。
サイズは3サイズ。僕は真ん中の600mmにしました。
サイズは迷ってしまうと思うので、あくまで個人的な指標ですが思ったこと、目安にしてください。
550mm—アルバトロスと同じ幅、SAMや48c以下のタイヤのRiv、オンロードRivに最適。
600mm—太いタイヤやオフロードタイヤのRiv向き。アルバトロスやchoco barで快適な人にはちょっと広いかも?
650mm—そもそもステムクランプが31.8mm、合うスレッドステムがまだ少ないのが難点(日東さんで企画中)。GUS BOOTSなどのHillibikeや、背の高い方、AtlantisやJOEの大きなサイズの人向け。
もちろん目安です。お好みのサイズをどうぞ。
でしかし、強調したいことがあります。このTOSCO、入荷後すぐ買ってしまった僕がいうのもなんですが、そもそもBOSCOラバーの僕はBOSCOを擁護します。
やはり元祖BOSCOのこのルックスは代え難いものがあり、LOSCOやTOSCOは、決して元祖BOSCOの「進化系」や「上位互換」ではないということ。
新しいハンドルが出ると従来品が色褪せて見えるけどそうではなくて、「高さ」と「近さ」が必要なバイク、上体を起こして乗る必要があるバイクにはやはりBOSCOが一番です。
なんてことをモヤモヤ考えていたら、
楽しみにしている本国Rivのメルマガにて、スタッフのWillとJamesは「自分のバイクをBOSCOに変えました、BOSCO MANIA!」なんて一文が。
ハンドルをリリースしたばっかりなのに二人ともへそ曲がりだなあ、と同時に二人のバイクなんて格好いいんだ!と。
(合わせてWillのシフターの位置。こうしたらハンドルを変えてもワイヤーはそのままで良い、だって。最高です)
要するに、新しいものがアンサーなのではなくて、選択肢が増えました、ということです。
TOSCO、LOSCO、BOSCO。そしてアルバトロスにCHOCO、マスターシュにブルムース系各種。
自分の体格に対してフレームのサイズ。そして自分がとりたい快適な姿勢、ポジションや乗り方に合っているハンドルを選べたら”最高”なのであって、新しいハンドルが最高というわけではないです。
話が壮大に脱線していきましたが、もちろんRivendell以外のフレームにも。Riv系ハンドルを試してみてください。選べることが大事。
読んでくれてありがとうございます。タニでした。