こんちには
上馬店より一周です。
BlueLugでメカニックとして働いていると普通に感じてしまいますが、
ここまでジャンル問わず幅の広いバイクを見て、触って、整備させて頂く機会に恵まれた自転車屋さんってなかなか無いんじゃないかな〜と思います。(役得)
「ピスト」「ツーリングバイク」「ロードバイク」「シクロクロス」「グラベル」etc…いろんなジャンルの「自転車」が自分は好きなのでとても忙しくさせて頂きながらも充実しているここ最近です。
今回はそんな三者三様なバイク達をご紹介していきます。
SAM HILLBORNE (55)
シュッとしたオーナーさんの一目惚れのファーストRiv。
Rivendellでは珍しいピアノブラックのSAMです。
700Cの55サイズ。このサイズは佇まいから既に格好良いですよね。。。ズルい。
Rivには珍しくブラック多めで組ませて頂いています。
所謂な感じももちろん良いんですが、この感じもとっても素敵。
むしろ個人的にはこっちの方が好きかもしれない。
この方でピアノブラックSAMは全サイズ完売となりました。
Rivはどのカラーも素敵ですが、数年後にきっと多くの人があれ良かったなー!ってなりそうなカラー。
はじめは同系色のトラックバイクを気にされて、別のバイクへ浮気しつつも(笑)、最後にこのバイクに落ち着かれて本当に良かったなって思います。
時間が経つにつれてこのバイクを選んで良かった!って実感して頂けるかと。
STEEL (M)
こちらのオーナーさまは打って変わってトラックバイク。
バンク用のとっておきのトラックフレーム(LEVEL!!!)をオーダーの最中、
街中でも固定ギアに乗って慣れておきたいということで、「太いタイヤ」「キビキビした乗り味」「タフ」という他のピンピンのトラックフレームには無い性質を併せ持つSTEELを。
複数台同ジャンルを所有するとなると性格が異なるというのはとても重要な部分。
コシヒカリとこしいぶきを同時に食すくらいなら片方は餅米にした方が良いという理屈です。
ピンピンのトラックフレームとはきちんと差別化したパーツ構成。をご提案させて頂いてアセンブル。
LEVELに盛り込まれるであろうレーシーでちょっと繊細なパーツ群とは毛色の異なる、タフでちょっとヘヴィなパーツを。
幅広ライザーバーにPhilwoodの回転系統。
ガタイの良いオーナーさまなのでパワーをしっかり受け止めつつも、手間がかからず長く良い状態を保てるものに先行投資。
リアハブはダブルフィックスでバンク用の12T(!)コグと逆サイドには街乗り用の17Tコグを待機させてます。
納車時はまさかの12T側コグ、ギア比4.00!!!(バンクの練習時推奨ギア比がそれくらいとのこと)
意気揚々と帰られましたが、内心街乗りでそのギア比は大丈夫なんだろうかと。。。正直心配!
17Tへのギアチェンジ、いつでもお待ちしてますよ!
ちなみにオーナーさまは過去に自転車で日本一周された経歴をお持ちの方というのが途中で判明、自分が行った3、4年くらい前にされたとのこと。(先輩!)
また日本一周の話しましょー。
SUPER PROFESSIONAL (49)
これまでキャンプを楽しまれて来たオーナーさまの次なる目標。
自転車でのキャンプをはじめに、派生してのダートやグラベルでのバイク遊びを叶えるべく。
はじめはACのレーシーなモデル、MACHO KINGの感じが好きなんですよね〜なんてお話をしていたのですが、
「荷物載せてのキャンプ」というキーワードや汎用性という部分で、
これからスタンダードになるであろう規格を盛り込みつつ、良い意味で割り切った作りにせずに幅広い遊び方が可能なSP PROを。
スタッフ間でこのバイクを組むならどう組むかっていう話をよくするんですが、このバイクはよく話題に上がるトレンディーなバイク。
自分ならこう組むな〜っていうのは既にシミュレーション済みでした。オススメの組み合わせをいくつかご説明させて頂いてパーツ決めもすんなりと。
ALL-CITYがRITCHEYのフレームディティールを参考にしていたりと、
見えないところで繋がっているブランド同士をひっそり組み合わせるのってなんか良いなって思うタチです。
いかがでしたでしょうか。
ご依頼頂いた時期もほぼ同時期の3台でこうもバラつきがあるの面白いですね。
今ご依頼頂いている方達(もう少しお待ちくださいね)も上記のバイクとはぜんっぜん違うバイク達ばかり。十人十色。
毎日色んなバイクに囲まれて、組ませて頂いてとても忙しくも楽しい日々です。
お客様に心の充足を日々分け与えて頂いて多謝!
今回はこの辺で
それではー
いっしゅう