こんにちは金子です。結構気に入ってます。でも昨日若いスタッフに、このワンちゃんエフェクトどうよって聞いたら、
「旬は過ぎてますね。今はTIKTOKっす。」と言われました。ぴえん。
つい先日、納車したてのお客様といっしょにコソコソと固定ギアの練習をして来ました。(都内)
ようこそフィックスドギアライフへ。
「スキッドってどうやるんですか?」これは毎度聞かれる事なんですが、
習うより慣れよ。実際一緒にやってみようよという事で某所に集合。
かれこれ2時間、雨すらも好機とばかりにひたすら練習するお客様。
もしかしてこれって、ほど良い距離を保ちながらの適度な運動なのでは、と思いがけないきっかけで気付く事となりました。
(スタンディングの練習なんかも良いですね。)
そのお客様のバイク。昔から持っていたロードフレーム、ホイールとクランクを交換してFIXEDBIKEに。
パッと見てロゴも何もなくメッキのみしてあるフレームなので何とも言えない謎な佇まいが新鮮です。
こんなエンド形状をしています。見づらいか。我々の扱っているフレームだと、
SURLYのクロスチェックやパックラットなんかがこのエンド形状です。その名もロードエンドと言うみたい。
こちらはSURLYのシングルギアモデルのスチームローラー。このエンド形状はトラックエンドと言います。変速機が付くネジの穴が無いし、
←方向にチェーンを引っ張って、チェーンを張っている事が分かりますか?
こちらはSURLYのパックラット。見ての通り、ホイールの位置を前後に調整できる可動域があるので、シングルギアでチェーンを弛ませずに引っ張る事も出来るワケです。
ちなみにこれはストレートドロップエンドと言って、真下からホイールの軸を入れるタイプ。SURLYだとロングホールトラッカー、リヴェンデルや、クラストのライトニングボルトなんかもこうなってます。
引っ張る可動域が無い場合はこうやってチェーンを引っ張るパーツを付けてシングルギアにすることはできます。けどこれだと、固定ギアには出来ないのでご注意を。(逆回転の力が掛かるとチェーンが弛んでしまうから。)
クロスチェックの話で思い出したのでこちらをバイクチェック。
見ての通りクロスチェックなんですが、個人的にグッときたストーリーが有るので紹介したい。
僕らBLUE LUGは、お手持ちの自転車を修理では無く、お色直し(カスタム)しに来て下さる方達も多いです。
大体のスポーツバイクならお手頃なグリップから、ちょっと大工事になりそうなホイールまで、
気分や乗り心地を変えたいと相談しに来てくれます。この方もそうでした。
最初はサドル、次にタイヤ、ハンドルと変えてくれたのと同時に、来る度にSURLYのフレームが気になっていったそう。
今回はまさかのフレームを変えてくれました。いわゆる乗せ換えです。
以前乗っていた自転車がロードバイクだったのでホイールサイズなどは問題無し、変速機や変えたサドル、ハンドルも無駄にならずに使えました。
以前のヘッドパーツは少し細い1インチのスレッドタイプだったので、クロスチェックに合わせてオーバーサイズに、
前の変速機もほぼ使っていないとの事だったので、これを機にクランクも新調。
乗せ換えついでにラックとバッグも。
こう見えてほぼパーツは移し変えです。フレーム変えて雰囲気もだいぶ変わります。し、
これに乗っている彼曰く、乗り心地も今までと変わったと教えてくれました。
カスタム欲もひとまず落ち着いたかな、と思っていたら、
「ドロップハンドル気になってたんですよね…。」と納車して間もないうちにまたお色直しを。その探究心を最近の俺に分けてほしい。
こうやって少しづつ一台の自転車をこつこついじっていくのが個人的にすごく新鮮でした。っていう話で今日は終わりにします。
YOUTUBEでクロスチェックの話を延々する動画があるのでこちらも是非見てほしいです。クロスチェックの歴史からサイズのことまで。
【おしえて!ブルーラグ】のシリーズ、意外とタメにならないようで、タメになるけど、もしかしたらやっぱりタメにならないかもしれない情報がギュっと詰まっている…はずです。
是非チェックしてみてください。
最近撮ったこのフリーギアの事をを延々と話す動画。顔が一切見えず、声とパーツと手と音のみの動画ですが、これまたやりたい。ハブとかやったら1時間くらいになりそうだけど…。
それではまた。