本国Rivendellの、バイク・フレーム紹介は、こんな一文から始まります。

-We don’t “do” racing bikes; not road, not mountain, not gravel.
レースや競技のためのバイクじゃなくって、

-We make bikes for daily riders, tourers, commuters, shoppers, trail riders.
日々の自転車に、旅する人に、通勤で乗る人に、お買い物も自転車で行く人、休日のトレイルライドを楽しむ人に。

今挙がったそれらって、日本で自転車乗る人の大半の多くの人が当てはまるし、明日の自分にも当てはまるし、次の定休日の自分にも当てはまるし・・・だからRivendellって自然と跨っちゃうのかなーって最近思います。

なんて前置きをしつつ、新しいRivendellのフレームのご紹介です。
Rivendell Bicycle Works’ new Gus Boots Willsen hill bike
*RIVENDELL* Gus Boots Willsen

グイッと湾曲したトップチューブ。長いホイールベースに広いタイヤクリアランス。そして・・・アヘッドステム??

それまでバイクショーには出ないイメージのRivendellが、インターバイクやNAHBSにこのバイクを引っ提げて現れたのは1年以上前。

初めて見た時、一瞬CLEM SMITH Jr?? いや違うぞなんだこれは。僕は結構衝撃でした。

その半年後くらいにRivendellを訪れたとき、プロトタイプはもう組み上がっていて・・興奮しました。

「HILLIBIKE」。Rivendellのラインナップの中ではCLEM同様に太いタイヤが履けて、たくさんの荷物を積むことのできる部類。(Sam HillborneやA.homer Hilsenは「COUNTRY BIKE」。45cまでのタイヤクリアランス)

「マウンテンバイク」じゃなくて「HILLIBIKE」なのは、幾何学的にも用途的にも違いすぎて、今の「MTB」と同じ呼び方をするのは違和感があるからだそう。

待ちに待って、フレームが入荷しました。

カラーは「ブロンズグリーン」とブランドの代名詞カラーである「RBWブルー」の2色。

ヘッドバッジ、この蝶タイの男がGus Boots Willsenなのか。Rivのアートワークは毎回想像力かき立てられます。

そしてそれに弟(妹)モデルがあります。

*RIVENDELL* susie w. longbolts/wolbis slugstone

こちらはいつものスレッドステムが付けられる1インチコラム。JOE APPALOOSAでも話題になったXO-1オレンジRBWブルー

ダウンチューブには左右で違う名前が入ります(さすが、ぶっ飛んでいる)


男の子と女の子の名前。

この名は「GUS BOOTS WILLSEN」のアナグラムで、アルファベットを並び替えて出来ているそう(ぶっ飛んでいる)

このSusie/WolbisはGUSより少し軽量。身体が大きな人や体重がある方、キャリアや荷物を沢山積む方、オフロードでアクティブに乗る方はGUS BOOTS、そうでない方はSusie、という位置付けがほんのりあるそうですが、僕ら日本人が乗るならSusieも今までのRivendell同様タフで頑丈。お好きな方を選んでいただければと僕は思います。

(ちなみにClemとJOE以降続く長いホイールベースについては「サーフボードもスケートボードも、車だって、スキーだって、ボートだって、長い方が安定するでしょう?」とのこと。)

組んであるところ、細部が見たいという方に、ここからはバイクチェック。これはプロトタイプの個体なのでフォークやデカール少し違うものです。
*RIVENDELL* gus boots willsen
これは大きなサイズなのでホイールは29インチ。寝たフォークと縦パイプ、CLEMよりかは少し高いトップチューブ。
*RIVENDELL* gus boots willsen
ハンドルが遠くならないようにボスコバーロスコバー、手前に戻ったRivedell系のハンドルバーが似合います。
*RIVENDELL* gus boots willsen
*RIVENDELL* gus boots willsen
至る所に楽器の行列。ヘッドバッジのWillsenさん?がハーモニカ咥えてるし、ブルースマンなんでしょうか。。その辺のストーリー聞きたい。
*RIVENDELL* gus boots willsen
*RIVENDELL* gus boots willsen
広いクリアランスを活かしてフワフワの乗り心地、きっと太いタイヤを履きたくなると思うので、ギア比は軽め、よく効くVブレーキでMTB用のコンポを積むのが良いと思います!
*RIVENDELL* gus boots willsen
といっても他Rivendell同様、高価なグレードのコンポは必要なくってチープなコンポで。それらで浮いたコストは長くお気に入りになるレザーサドルに投資。
*RIVENDELL* gus boots willsen
*RIVENDELL* gus boots willsen
Clem smithより太いタイヤ(最大27.5×2.8!)が履けるし本国の写真は自然豊かな中をオフロードタイヤで走る写真が多いですが、冒頭に書いた通り「マウンテンバイク」じゃありません。Rivendellの他モデル同様に太めのスリックタイヤでコミューター・エブリデーバイクに組んでもよし、真骨頂にオフロードタイヤでHILLIBIKEに組んでもよし、です。


長くなりましたが、今回もきっと初めてRivendellに出会ったときの僕と同じく、一目惚れを起こした人がいっぱいいると、期待しています。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

タニでした。