こんにちは。
上馬店より一周です。
今回のバイクチェックはVelo orangeのPolyvalentです。
クラシックな1インチスレッドのヘッド周りなのにディスクブレーキ、クラシックモダンな不易流行スタイル。
VOのラインナップの中でも一際異彩を放つツーリングバイクです。
オーナー様はご遠方の方ですが昨年夏に店頭にいらっしゃった時に接客させて頂き、
年を跨いで後日、パーツチョイスはオマカセで!とのことでご依頼頂きました。
オーナー様が求めるバイクに辿り着くべく、
まずはバイクの用途やざっくり完成のイメージ像をお伺いしてイマジネーションを膨らませます。
今回のイメージ像はVOのigに上がっていたこちら。
画像から読み取れる情報と、お客様と日々メールにてミーティングを重ね得られた情報を脳内で反芻、クロスオーバー。
完成したバイクがこちら。
各所クラシックなディティールのフレームなので、クラシッククラシックし過ぎないようにモダンなパーツ群を絡めつつ。
かといってあくまで軸足はクラシック。
そんなバイクに組ませて頂いたつもりです。
クラシックなWレバー、バーコンではなく、STI。
そしてテクノロジーが詰まったモダンなコンポーネント群で構成しながらも、
バイクの顔、クランクはクラシックなスクエアテーパーのSUGINO MIGHTY TOUR。
26インチのワイドタイヤでオフロードニュアンスが強い組み方も出来るバイクですが今回は650Bにて。
グラベルも視野に入れてのキャンプツーリング使途ということで、悪路も難なく走破できるTERAVAILのタイヤをチョイス。
後々このタイヤの良さをより活かすチューブレス化にも備え、チューブレスレディのリムでホイールを組ませて頂きました。
サドルはツーリングバイクにはマナーなBROOKSの革サドル。
こちらはお客様のご指定で。
新品のピカピカな状態も良いけれど、きっとこの自転車に慣れてくるころには馴染んで、少しヤレて、いい表情になってくれていることでしょう。
はじめのigのイメージ像からカラー等、バイクの印象を少し変えて組ませて頂いたこのバイク。
喜んで頂けるか不安な部分も正直あってドキドキでしたが、いざ納車になればオーナー様が笑顔で満足して頂けたようだったので一安心。
メカニック冥利に尽きる仕事をさせて頂きました。
これから色んな場所に連れて行って、多くの経験をこの自転車と共にするんだろうなぁと思うと、エモ羨ましい。
嗚呼、ツーリングに行きたい。。。
今回はこの辺で
それではー
いっしゅう