今晩は金子です。
連日SURLY、ALL CITYの事を書きすぎて、その他のブランドの事が書きづらくなっているのは言うまでもありません。
リハビリ期間がもう少し必要です。直さなくても良いかもだけど仕事に支障出そうだったらマズイ…。
なので荒療治。今日はRIVENDELLの事を書かせて下さい。目の前からミネアポリスを一度遠ざけなければ…。
まずはナイスなクルーザーに仕上がったこちらのバイクから。
RIVENDELL Clem Smith Jr (52cm)
まず目を引くのはこのハンドルバー。RIVENDELLのマナーなアルバトロスバーよりも上に、かといってボスコバーよりも上げずに…、と思っていたら、遥か遠くアメリカからのキラッと光る名品が調子良かった。
今回、本当にビーチクルーザー、クランカー、オールドATBを作るつもりでお話しさせて貰いました。
とはいえ、ある程度のRIVマナーを守りつつ組み付けさせて貰いました。
RIVENDELLも大好きなドイツのブランドのSCHWALBEから漕ぎ味良いブロックタイヤが隠れていたのでそちらをインストール。
SCHWALBEのタイヤには独特の上品さを感じるのは僕だけじゃ無いはず。
今、MKSや、DIA COMPEからこんなアイテムが出ているのをご存知でしょうか。この時代だからこそ使いたいローテクな見た目が素敵。裏腹な機能美もあります。
RIVBIKEにフィットしないわけないと選ばさせて頂きました。
日常的にレコードを運ぶそうで、積載するにはと選んでいただいたフロントラック。
このバイクにワイルドさをプラスしているイチ要素です。でもなんだか柔らかいバイクに見えるのはオーナーさんの遊び心が良いからなのかもしれません。
ある意味ワイルド。シリアスなバイクでは無いにしろ、この柄を選ぶのには中々勇気が要ります。
(と思ったらボスのバイクも同じカバー付いてる…。)
下北沢で素敵そうなお店をやられているオーナーさんです。今度是非お邪魔しに行こうと思います。
続きましてはご遠方からのお客様でした。スムースでスマートな一台です。
RIVENDELL FRANK JONES SR(53cm)
フェンダー、バスケットを装着しているのにこのスマートな出で立ち。
担当メカニックの腕が良かったではなくて、シングルフレームのFJSだったからというのも要因の一つかもしれません。
言わずもがなリミテッドフレーム。世界でここでしか売ってないフレームです。(よくよく考えたらすごい。)
パーツ個々に抜かり無さ過ぎてノーコメントです。でもこのバイクの上品さを引き立てているのは紛れもなくこう言ったパーツ達のおかげ。全体の雰囲気に出るから不思議です。
湖畔の町をこれでクルージングしているのかと思うと羨ましい限り。長くゆったりと乗ってください。
そして同じバイクになりますがこちらは毛色が少々違います…。
RIVENDELL FRANK JONES SR(55cm)
まず飛び込んでくるのはコレでしょ!?
マブしすぎるパープルパーツで個人的にKO寸前。
オーナーさんが持ち込んだこのブレーキレバーが引き金に。
こうなったらもう行くとこまで行こうと。オールドMTBヨロシクな路線で特急走らせました。
個人的にはここからのルックスにグッときてます。ガツンと上がった長めのステムにライザーバー。
ミネアポリスで乗ってきたこのバイクを想起してしまうううううう。(発作)
(しかもサドルはロールス!!)
見事にぶり返してしまいました。もうついでに雑談も一つ。
ちなみにミネアポリスでお会いしたOne on oneというお店の店主(写真のおじ様)は、その昔BRIDGESTONE USAというRIVENDELLのボスがいたところのレースライダーだったとか。回り回って縁がある。彼が乗ったノウハウも実は今のバイクに生きているのかもしれません…!!
シングルフリーでダートタイヤでカチ上げステムでライザーバー。グッときます。
今のフレーム、今のパーツで当時感を再現するのもオツだと思います。
RIVENDELL、組み方ひとつでこうも違うものか、というバイクチェックになったのではないでしょうか。
ご参考になれば幸いです。
それでは。