前回の記事はBOATのお手入れについて書かいてみました。
→「BOATBOATBOAT」
その後編として今日はWAX BOATのお手入れについて書いてみます。
発売開始から2ヶ月が過ぎ、このBOATはほぼ毎日使われているものです。
今回のブログ用に、お手入れするのを条件に貸し出してもらいました。(ありがとー!)
雨の日も自転車通勤で使用していたようで、WAXは少し薄れて、細かい汚れも見られました。
まず最初に、前回のブログでは「BOATは丸洗いできますよー!」といいましたが、
このWAXED BOATは丸洗いするのをお勧めはしません。
当たり前ですが、「丸洗い」はできるけど生地に染み込んでいるWAXも一緒に落ちてしまいます。
他社の製品の話しですが、あまりにも油分の多い物などはあえて水洗いしWAXを少し落として使うこともあるようですが、、、
このBOATに使用している生地はベタつかず、僅かにしっとりとした程よい質感の生地を選んでいます。
せっかくWAXによって防水性や耐久性があるのにそれを落としてしまうのはまさに本末転倒ですよね。
なので、ワックスキャンバスは手洗いです。
濡らしたタオルを良く絞り、優しく「ぽんぽん」とたたく様に汚れを取り除いてください。
油汚れや落ちにくい汚れの場合は、タオルに軽く洗剤を染み込ませて「ぽんぽん」してみてください。
写真だと分かりにくいですが、結構キレイになりましたよ。
少し手間ですが、こういったお手入れもしてあげると愛着がわくし、物持ちもよくなりますね。
自転車もそうですよね?(そろそろやらないとなー)
さらに今回はせっかくなのでワックスも塗ってみようと思います。
「リプルーフ」というみたいですね。
そして今回使うWAXはこれ。
「フェールラーベン グリーンランドワックス」
じつはこれ、ワックスキャンバスを使ったバッグなどを作っているメーカーのものです。
結構知っている方も多いかと思います。
この手のキャンバスワックスは他にもあり、アメリカのワークウェアーブランド、filsonのものやDr.Martensなんかであります。
しかし今回これを選らんだ理由は「固形」という点です。
大抵のWAXは缶に詰められて、それを湯銭してハケで塗る使いかたです。
これ、実はfilsonのWAXで某ジャケットに使ったことがあるのですが、すごく大変でした。
伸びが悪く、すごいムラムラになってしまった苦い思い出があります。。。
そこで探したのがコレというわけです。 比較的入手しやすさもマルです。
ではいきましょー。
まずはじめに、ブラシなどでホコリを取り除きます。
サッサッと。
そしたら後は単純にこすり付ければいいだけ。スノーボードのWAXみたい。
ポケットの白くなっているところが塗ったトコロ。なるべく均等にぬっていきます。
この固形のいいところは、角があるので、細かな部分にもWAXが行き届くということですね。
ワンポイントですが、バッグの中にダンボールなどの四角いモノを土台にしてあげると、作業しやすいです。
白~っと、結構白くなっていますが、結果からいうとコレでも足りないぐらいでした。
出来上がりは、すごくサラッとしていて2度塗りしてもいいくらい。
因みに、裏側の背中に触れるところは今回、あえて塗りませんでした。
結局、背負うときに衣類に付着してしまうのでそこは省きました。
そうしたら、アイロンで軽く押し当てていきましょう。
アイロンの温度は「中」、ウールや毛の表記のあたりです。
裏地はターポリンなので高温や長時間押し当てるのは避けましょう、軽くかけるだけで十分に付着します。
それと、当て布などは使いません。当て布側にWAXを持っていかれてしますので。
すーすー。っとアイロンがけしたら、、
はい、出来上がり!
はじめよりやや色味が濃くなり、しっとり感が戻ってきました。
ココまでおおよそ20分。
意外とお手軽に出来てしまいました。
このWAX、ワックスキャンバスの製品だったらなんにでも使えそうです。
BOAT以外にはcamp capなんかもいけますね。
年末の忙しさがひと段落したらお家でゆっくりお手入れしてみてはいかがでしょか。?