みなさんチェーン引きはお好きですか?
自分が初めて意識して目にしたのはMASHのTravis パートかもしれません。
このリアエンドについているシルバーのやつ。
ちなみに私は好きでも嫌いでも無いです。
フッドの白米を炊いた時に混じっている小砂利のような感覚です。(そういえば新米の季節ですね)
シングルスピードフレームに採用されているコの字形のエンドで車輪がズレないようにするのと、チェーンの張り調整の時に一役買ってくれるパーツです。
しかし街乗りだったり激しく乗らない分には無くてもズレることはあまりないので絶対に必要なパーツではありません。
トラックバイク黎明期の彼の地のライダー達はきっと僕らが想像だにしないやんちゃな乗り方をしていたのだろうな、というのが過去のMASHの映像から伺えます。
(余談ですがTravisはチェーン引き使いがち。というか写真のチェーン引き何処のなんだろう?)
そんなチェーン引き、ジャパニーズオフィシャルTOBAKUのKEIRINでは規則で取り付けが義務づけられています。
こちら、三ヶ島ペダル製のチェーン引きのCA-NJS。もちろん競輪認可のNJS刻印入りです。左右で1セット売り。
競輪フレームはコレを取り付ける前提の形となっていて、リアエンドはこの幅3ミリが余分に確保されています。広義にはエンド幅120mmとは言われますが実寸では123mmという例のアレ。
これを取り付けなくても乗れますが世界に誇る高い精度で作られたフレームに無駄な歪みが発生してしまうので、メカニック的には競輪乗っている人はマストで付けて欲しさアリ。
競輪フレームは必ずコレが取り付けられるフレーム形状になっていますが、それ以外のトラックフレームはリアエンドの形状的に取り付け出来ないことがありますのでご確認をば。
そんなフレームにはこちらのご用意もあります。非NJSチェーン引き。
こちらは1個売り、漕いだ時に引っ張られる(ズレやすい)ドライブ側にのみ忍ばせましょう。
通常の10mmシャフトとBMXで使われている14mmシャフトそれぞれに対応するものがあります。
SURLYも作っています。
様々なフレームをシングルスピードで乗る方達に向けてエンド別に3種類。痒いところに手が届く流石のラインナップです。
トラックエンド対応のtuggnut、チェーン引き界隈では珍しい栓抜き機能付き。
アダプターを噛ませたら、クイックリリースのハブにも対応します。
ちなみにチェーン引きは英語でchain”tug”と呼ばれています。
hurdy gurdy、機能的な部分はtuggnutと変わりません。クイックリリース&ナット留め兼用。
こちらはSURLYのCross CheckやBlackMountainのmonstercrossで採用されている、
前側から車輪を取り付けるタイプのリアエンド、ホリゾンタルドロップアウトで使用できるタイプ。
このエンドはボルトオンより固定力が劣るクイックリリースの登場機会が多いので死ぬほど売れてます。
snuggnut、こちらはkarate monkeyなど、リアエンドが12mmスルーアクスル対応のホリゾンタルドロップアウトのSURLYのフレーム用。
for シリアスシングルスピーダー。
SURLYのチェーン引きに共通するのがチェーンを張るネジネジの部分が工具なしに手で回せるのが非常に良いなと。
緩みづらいようにネジ山に緩み留めが塗布されていたりといちいち気が利いていて良きです。
スキマパーツではありますが、縁の下的パーツであるチェーン引き、気にかけて頂けたらと。