ENVEのドロップハンドルでは定番中の定番、compact road barがIn-Route対応になって登場しました。

In-Routeとはケーブル(ブレーキホースや電動変速配線)完全内装システムの名称です。ハンドル、ステム、フォーク、ヘッドセットをトータルで設計し、ケーブル・ホース類を見えないよう内部にまとめることで空力性能(エアロダイナミクス)を向上させると同時に、実用的で整備性も考慮された仕組みです。
僕たちが扱うクロモリフレームではあまり馴染みがありませんが、カーボンフレームのロードやグラベルバイクではスタンダードになりつつあるフル内装システムに対応するようになりました。
もちろん今まで通り外装で使うこともできます!
ENVEの中でもAEROやGRAVEL、AR(ALL ROAD)とラインナップがありますが、一番軽量なのがこのモデル。
幅はそれぞれのモデルで若干違いますが実際の重量は以下の通り。
・Compact Road(40cm):216g
・SES AR Road(40cm):245g
・G Series Gravel(42cm):246g
・SES Aero Road(39cm):281g
コンパクトバーが群をぬいて軽いのが一目瞭然です。
リーチ79mm、ドロップ127mmと扱いやすい寸法でフレアは左右1cmずつの2cmの開き。
乗車するとほとんどフレアを感じることなくストンと下ハンに下がる感じが、昨今のフレアハンドルが多くなったドロップハンドルに対してロードバイクはこれでいいんだよと語りかけている気さえします。

ちなみに横から見た時にブラケット〜上ハンドルまで一直線になるのが萌えポイント。
ロングライドで前後に握る位置をずらしやすかったり、レバーとハンドルの境を握る際に段差がなくストレスにならないのもいいですよね。
軽量なカーボンハンドルで心配なのが耐久性。
ロード、グラベル、シクロクロスと色々な車種で使用していてオフロードでハードに使う場面も多々ありますが、そんなハードユースにもしっかり耐えてくれる強さも兼ね備えているのでご安心を。
正直値段は高いですがこの軽さ、カーボンの振動吸収の良さ、それでいて耐久性もしっかりあるので、ハンドル周りのアップグレードを考えているのであれば是非選んでもらいたいハンドルです。





