コットンバーテープ、チェーンステーに巻けばプロテクターになります。
*RIVENDELL* generalissimo especiale (54)
特にチェーンステーが長くて、8sや9sのバネの力が弱いRDを装備することが多いRivendellには効果覿面。オフロードやガタガタ道を走るとチェーンが暴れてフレームに当たって「バチャンバチャン!」と、この音が精神衛生上よくない。この「巻き巻きスタイル」が一般的ですが、以下の方法もあります。

余ったコットンバーテープの端切れを、

チェーンステーにペタリ、

その両端をセイル糸で留める。

そしてセラックニスで閉じ込める。

これは僕が考えた通称「タニテクター」という方法です。今や海外まで波及したけどこの名称が流行りませんでした。悲しいけど進め、タニテクター。
*RIVENDELL* atlantis (47)
先述の「巻き巻きスタイル」は、ワイヤーやチェーンを張ってある完成してるバイクにやるのってちょっとめんどくさいんですね。あとバーテープもいっぱい必要。

そこで生まれたのが上記「タニテクター」。少量のバーテープ端切れでちゃんと機能。そして可愛よし。そんな怠けとエコな心から生まれたタニテクターですが、一応モチーフがあって、

いわゆるじゃぱにーずランドナー系のバイクでこういうチェーンステーの仕様のものがあります。チェーンステーにタブが生えてて、そこにラバーのプロテクターをくっつける仕様。

これをrivendell風に置き換えたバージョン、を当時イメージしていたんだと思います。

そんなに難しくないのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

・・・
しかし先日、常連様の奥様に「ここにバーテープって貼らなきゃいけませんか?できれば貼りたくないです・・」と申し訳なさそうに言っていただきました。

奥様の中で、タニは有無を言わさずここにバーテープを貼ってくる怪人、とても怖い人に写っていたようです。し、死にたい、、

誤解です!

「タニテクター」や「巻き巻きスタイル」含め、チェーンステープロテクターは本来やらなきゃいけないものではないです。「なくてもいいもの」です。

実際本国Rivendellスタッフのバイクはほとんどやっていません。

「ご希望だったら」施工するってニュアンスが正解で、ほんと蛇足というかオプションで、本来10台組んだら1台いるかしら、くらいが正解。

なんならRIV的価値感でいうと「チェーンが当たってできた塗装欠けのサビさえ美しい」というのが目指すべきマインドなのかもしれません。

とはいえ、実際に乗っていく中でチェーンを打ち付ける「あの音」が気になって、それを防ぐためになんとかしたくって、っていう自然な感情から生まれたであろうコットンバーテープチェーンステープロテクターを見てください。

そんな理由でなんとかされたチェンステー上のバーテープはとっても美しい。

格好いいし、乗り手の歴史を感じるし、そんなバイクは引きで見た時に格別に美しい。

僕らもこうなるまで乗りたいですね。

もう一度強調します、やってもやらなくてもいいのがチェーンステーの保護。

やらなくても傷や錆を楽しんで、それも正解。やったとしたら美しく汚れていくバーテープを楽しむ、それも正解。
RIVENDELL* charlie h. gallop (53)
(几帳面に丁寧になりすぎなくラフにやるのがコツです)

巻き巻きスタイルもタニテクターも手段の一つであって正解はありませんので、皆さんもコットンバーテープでDIYで編み出してください。そして思い思いのテクターをチェーンステーに咲かせてくださいませ。
*RIVENDELL* joe appaloosa (51)
(なんなら最近自分のバイクだと貼るだけ、なんてときもある。貼りテクター)