自分が普段よく履くパンツはBike Pantsやディッキーズ等のローテク系が多かったのですが、ほどよくルーズかつシンプルで、色々なスタイルに合わせやすそうなテーパードシルエットとアクティブさを全面に押し出したコンセプトに惹かれ、この手のパンツをほぼ持っていなかったこともあり入荷次第即購入。

身長169cm、太めのシルエットが好きなので普段は何も考えることなくXLサイズを選びますが、アクティブな用途に使うことも考えてMかLで検討。

腰回りがっしり体型な自分にはMサイズのウエスト感がややタイトだったのでLサイズを選びました。

(こちらは先日行われたブルーラグ登山部での一コマ。左:タクマ 身長169cm, サイズL 右:キャップ 身長163cm サイズM)

普段ローテクなパンツに慣れていたので、まず軽さと動きやすさにびっくり!↑のようなハイキング、登山にもバッチリ◎です。

ディテールも優秀で、内蔵されたウェビングベルトは忙しい朝でもサッと履いて出発できるし、裾のドローコードは絞りっぱなしにしておけるので自転車に乗るときもノーストレスで、即普段履きパンツのスタメン入りしました。

そして肝心の自転車に乗った時の使用感。毛色が全く異なる二つのライドでしっかりテストしてみました。

まずはロードバイクでのロングライド。昔からの自転車仲間たちと盛り上がって企画した久しぶりのロードバイクでのライドは総走行距離200km/獲得標高3,000mというハードな行程。

夏場のライド用のジャージしか持っておらず、冬場のライドで履ける動きやすいパンツが欲しかったので期待大。下はレギンス等着用せず、ビブショーツのみで。

(写真中央が自分)

日が昇る前に集合し出発、一同「寒ー!」連呼でしたが、Motion Pantsが高密度に織られているおかげか自分はそこまで寒く感じず。(ただし、防寒性能があるわけではありません!)

ヒルクライム前に暑くなることを見越して脱ぎましたが、薄手のナイロン生地のおかげでバイクバッグにも収まってくれました。(この時のライドではSwiftのPalomaを使用しました。)

しかし誤算だったのが、脱いだ方がパフォーマンスが上がったこと!笑

いくらMotion Pantsが軽くて動きやすいとはいえ、やはり履いている時とそうでない時だと、重量や風の抵抗の観点から多少なりとも抵抗が生まれてしまうのは事実。

ロードバイクで本格的なライドをする人たちが多少寒くてもレギンススタイルで走っている理由が実感できました。

しかし、再びMotion Pantsが輝く瞬間もありました。それが、ヒルクライム後のダウンヒル。

峠の頂上に辿り着き、休憩後の体は汗冷えしている上に、季節は11月半ば。標高1,000m前後の山の気温は10°を下回り、ダウンヒル中に容赦なく襲ってきます。

小さな要素であっても、それが積み重なり徐々に削られていくのがロングライド。Motion Pantsを再度装備しダウンヒルに臨んだことにより、寒さによるダメージを最小限に抑えることができ、無事に200kmを走り切ることができました。


もう一方のライドは、先ほどとは対照的なMTBのコースを走るマウンテンバイクライド。

といっても本格的なライドではなく、Rivendellで走る#underbikingなライドでした。

(動画の切り抜きで画質が悪いのはご愛嬌)

この程度のライドであれば抵抗になるようなこともなく、むしろその軽さとしなやかさで履いている感を感じさせず。しっかりライディングに集中することができました。

とにかくスピードを求めたりするようなシリアスなライドには流石に向かないかもしれませんが、今回のような「スピードは求めないけどアクティブさや身軽さは損いたくない」ライドにはぴったりだと感じました。

総じて言えるのは、日常にも非日常にもおすすめなシーンを選ばない万能なパンツであるということ!

無難にブラックにしてしまったので、おかわりはセージを選ぼうと思います。