自転車が好きになってからずっとハンドル中毒と言っても過言でないです。
ハンドル交換は最も変化を体感出来るカスタムであり、見た目の上でもバイクを大きく印象づけるカスタムだからです。
NITTOさんとの共作であるこのALL ROAD BAR PLUS、登場からちょうど1年ほど経ちました。
(1年なんてもんじゃないくらい皆さんのバイクに使われているサマを目にしている気がします)
この1年間、個人的にもBlack Mountain Cyclesのバイク2台でロード、グラベル、はたまた荷物を載せてのツーリングなどいろんなシチュエーションで使って感じたのですがやはりこの末広がりの角度である10度の程良さ、ちょうど良さ。
普段の路面の95%が舗装路を走るような乗り方をする自分にとって非常に調子良く使い続けています。
2本目を所有する程度にはお気に入りのハンドルとして躍り出ています。
そんな機能的な部分はもちろん、クロモリフレームに取り付けた時の丸ハン形状のクラシックなシェイプ、やや肩下がり且つ手元に戻っている手馴染みの良い上ハン形状。
日常的自転車常用者である自分にとってこの上ない1本、明確に極まった乗り方をされない方にはこのハンドルがアンサーと言い切り、みなさんに流布している最中です。
“快適性”が特に問われる少しストイックなロングライドもこのハンドルでこなしてみたのですが、もうこれ以外を使うと違和感がある程度には身体がこのハンドルに順応してしまった感があります。
慣れと言って仕舞えばそれまでなのかもしれませんが、自分のようにこのハンドルが馴染み良く浸透する方はきっと少なくない、そう思うくらいには黄金比的かなと。
“速さ”を念頭に作られた機材としてのドロップハンドルとはまた別物のドロップハンドルとして味わって頂けるはずです。
理屈だてたところは開発者である開発者の谷さんのブログを見て頂くとして。
使用用途がニュートラルなバイクに使うドロップバーはもう全部これでいいんじゃないか、非レースバイク終着点的ドロップハンドルだと思います。