クリテリウムやバンクレースに、はたまたトラックロクロス。
sfiDARE CRIT vol.15

トラックバイクのレースにも色々なジャンルがありますが、レースに参加する際の小さいけど無視できない悩みがブレーキ問題。

トラクロはブレーキの有無が問われない場合もあるのですが、僕らが毎年参戦しているトラックバイクのクリテリウム、sfiDARE Critはそもそもノーブレーキであることがレギュレーション。(ブレーキのあるバイクとないバイクが混在していると、衝突の危険があることや、競技の公平性が損なわれてしまうためです。)

その為、自走や輪行でレースに参加する際は会場までブレーキをつけた状態で向かって、会場で外して、帰る時はまたつけて…これが結構めんどくさい。

ブレーキ本体の付け外しは仕方ないとして、どうにかできないものかと思い立ったのがブレーキケーブル。

アウター受けがついている場合はそこまで苦労しませんがMASH STEELや近年のAffinity各モデルのようにケーブルがインターナルになっているとワイヤーをブレーキ本体から脱着する必要が。

また、SurlyのSteamRollerやMASHのACシリーズ、僕が乗っている旧ロットのAffinity LoProなどそもそもアウター受けがないバイクはブレーキバンドやタイラップ(結束バンド)でブレーキワイヤーを留めますが、いずれも工具を用意したり地味に手間と時間がかかってストレスに。

そんな小さなストレスを解消すべく取り出したるは、VOILE Nano Strapの6inchモデル。

大概察しはつくと思いますが、これでアウターケーブルをフレームに固定すれば一発で脱着できます。

この状態で会場に到着して、まずは前後のブレーキ本体とハンドルを外します。ドロップハンドルだとレバーの脱着をするのにバーテープを撒き直さなければいけないので、僕はレース専用のハンドルを別でもう一本持っていくスタイルです。

サイズは細身のクロモリフレームなら6inchでほとんどOKです。ちなみに、AC-4に乗るメロくんも6inch でイケたとのこと。

バックルが横向きになっているとペダリングの時内腿に当たるので、できるだけバックルを下向きに着けるのが吉です。

アウターケーブルを固定しているVOILEをワンタッチで外し、ハンドルを付け替えたらば、いざ戦闘態勢。

レースが終わったら、チャッチャとブレーキをつけてスマートに帰路につきましょう。

レースによく参戦してて、ブレーキの脱着機会が多い人にはもちろんオススメですし、そうじゃない人も差し色としてカラーもの使ったりするのも楽しそうです。